おもちゃドクター入門講座 中級編

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資料−2 コンデンサの種類と表示

 コンデンサは電荷を蓄える部品。端子電圧を変化させると単位時間あたりの電圧変化に比例した電流が流れる。

絶縁体材質による分類

電解コンデンサ (ケミコン)
a) アルミ電解コンデンサ
b) OSコン、機能性高分子、有機半導体
電解コンデンサ
タンタルコンデンサ、ニオブコンデンサ
タンタルコンデンサ、ニオブコンデンサ
セラミックコンデンサ
セラミックコンデンサ
スチロールコンデンサ
スチロールコンデンサ
フィルムコンデンサ
フィルムコンデンサ

コンデンサの表示
 コンデンサの容量を表す単位はファラッド(F)が使われます。一般にコンデンサの蓄えられる電荷容量は非常に小さく、μF(マイクロ・ファラッド:10-6F)とかpF(ピコ・ファラッド:10-12F)の単位が使われます。

コンデンサの容量の表示例 セラミックコンデンサ,フィルムコンデンサは通常3桁の数字で静電容量を表わす。読み方は抵抗のカラーコードとほぼ同じ。(単位はpF)静電容量の右に静電容量・精度を表す英字 1文字が追加される場合がある。

形状の大きなコンデンサは精度の右端に耐圧表示がある。
数値右側の英字は、精度[%]である。
J: 5% K: 10% M: 20%

 100pF未満の場合はそのまま静電容量が印字される。例(78 = 78pF)

セラミックコンデンサ,フィルムコンデンサには極性がない。  耐圧表示が無い場合、メーカによって大きさが異なるため外見から耐圧を推測するのは困難。  (一般的には50Vのものを使用することが多い。) 

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編集 津おもちゃ診療所