ガーデン探訪(松阪市 K氏 ガーデン)    

年月日
2023.5.18  2023年バラ1番花 K夫妻のガーデンを訪問

 松阪ベルファームボランティア K氏夫妻のガーデン にご招待をしていただきました。 K氏夫妻はイングリッシュローズを中心に広いガーデンにて、挿し木苗で花一杯のガーデンを作られています。。 2年ぶりのガーデン訪問になります。
 今回は、ご主人が設計された新しいサンルームを拝見させていただくこと、独立基礎を設置してつるバラを誘引した開花状況を拝見するのこが、当方の主たる目的です。

 今日は、ベルファームボランティアの皆さん数名と一緒におじゃまして、弾き語って騒がしくしてました。すみません。
 
 前回から2年ぶり・・・バラは大きく成長して通路が見えません。 広いガーデンがイングリッシュローズの花でいっぱいです。
 
  大きく育った薔薇を拝見しつつ、ガーデン側から新しく建築改修されたサンルームに入ると・・・そこ は、ガーデンと同じ高さなので、ガーデンの中や、日よけのパーゴラの下に居るようで、ガーデンとの一体感を感じます。
 レースの日よけで隣家の目隠しをしつつ、ガーデンのバラを広いガラス面いっぱいに楽しめる設計ですが・・・つるバラがちょっと寂しい・・・今後、成長してさらに快適な空間になっていくでしょう。 

  このサンルームはとても変わった設計で、元の家屋の部屋にガラスの小さな部屋が1mほどガーデンにせり出した構造になっています。。 南側ガーデンから部屋への採光はバラの緑とともに柔らかく満たされます。
 なにより、ガラスの外周がキャンバスのような効果で、絵画を見ているような感覚になります。 これは、多分そのように設計されたのだろうと推察されます。 
 このように、ガラスの前に座った人を写真に撮ると、絵画の一部に見える効果もあるかもしれません。 そのような効果を狙った特別な空間と感じました。 

  ガーデン側の入り口とは別に、玄関側の入り口は少し背の低い、何かの意図を狙った構造と思いますが、わかりません。 障子のサンの形状は玄関側で細長く、サンルーム側で正方形に近く、部屋の雰囲気を区別する意図が感じられます。 
 
  玄関側の入り口正面に、意表をつくようなモチーフ。 この一枚で部屋が和モダンの雰囲気です。 K氏宅にはこのような仕掛けが所々配されていて、意表を突かれて、楽しいです。

  居間にあげていただき、居間から見た景色が一面の薔薇景色に変わっていましたが、画像を撮影するのを忘れました。

 居間には、今回はレディエマハミルトンがさりげなく飾ってあったと記憶しています。

 景色の中心的なつるバラ、バスシーバとジェームスギャルウェイの成育がまだ追いついてないので、少し寂しい感じ・・・成長すると、居間から見たガラス面がバラの花で一杯になるでしょう。。

 そのような伏線を踏まえ計算した上で、独立基礎を使って、つるバラトレリスを周到に設置していったのだろうと推測されます。

 居間の燐家目隠しに、変わった素材が使ってあったので、説明していただきました。 黒檀の格子のようなデザインは、建築資材で使われるプラスチックとのことで、夏は目隠し、冬は内側にあげて採光を行うとのことでした。 目隠しにもこだわりが半端ない感じです。


つるバラは・・・
西側から
ガートルードジェキル
ティージングジョージア
 

 ガートルードジェキルはダマスク香を代表する名花ですが、ほぼ一期咲きなので、買おうかどうかずっと迷っている品種です。 すばらしいダマスク強香♪
 
 ジェームスギャルウエイは思いの外花が小さく、成育が緩慢だったようです。

 バスシーバも成育緩慢のようです。 

 アミロマンティか、イイ感じ・・・香もまずまず、晩生品種らしいです。

 
 つるバラ以外では・・
  ジュードはいい!しかし、今日はガートルードジェキルに負けてました。

 チャイコフスキー

 グラハム・・・ガートルードジェキルを背景に・・・美しい・・・ 

 エブリン♪

 クロッカスローズ・・・初めて聞く品種です。

 
 その他、ストロベリーヒル、シャーロットオースチン、クイーンオブスエーデン、ボスコベル・・・etcそ

 K夫妻 ありがとうございました。 大きく見応えたっぷりに育ったイングリッシュローズ、こだわりのサンルーム。。これから、発展するつるバラの景色など・・・今回も見所満載でした。 ホストお疲れ様でした。

 そしてお土産のガートルードジェキル・・・幸せな香です。
  ありがとうございました♪ 
2021.5.26  2021年バラ1番花末期 K夫妻のガーデンを訪問

 昨年、松阪ベルファームで知り合いになったK氏夫妻のガーデンを昨年末見せていただき 、一番花の季節にはどうぞ見に来てください、こちらこそどうぞ見に来てくださいという話をしていました。
 K夫妻に法事が続きお忙しいところ、ガーデン訪問をご連絡したところ、こころよくOKしていただき、いざというときに当方の娘が事故を起こしてドタキャン・・・その後、一番花は雨で過ぎていきましたが、訪問OKのご連絡をいただいたので、相方とおじゃましてきました。
 とっても広い、和洋のガーデンですが、またしても綺麗に除草してありました。除草剤も使用していないそうなので、管理が大変なはずです。 除草剤を使っても草だらけのうちと大違い。。頭が下がります。。。

 美しい苔の道・・・苔の中のスズランの葉が涼しそう・・・ふわふわ
 
  そこを抜けると、バラガーデンです。 前回と大きく景色が変わってました。。 180cmの高さにトレリスがずらりと14mの長さに設置されてました。。もちろんつるバラを誘引するためです。 

  ご主人が設計して、業者が施工。。 独立基礎に設置された支柱にリクシルの120cm×120cmの樹脂製トレリスを設置してありました。 下部が抜けており、ここから反対側に抜けて反対側の枝を管理するとのことです。 なるほど そういうことか・・・
 トレリスの下にはバスシーバやティージングジョージアなどが植えられてあり、トレリスをバラが覆うまで成長すれば、がらりと景色が変わって、花のシーズンにはすごい景色にな る感じです。 

 今回も水盤にウエルカムフラワーありがとうございます♪ 何か景色が変わったと思ったら、水道栓と水盤にタイルが貼ってありまして、ご主人のDIYとのことでした。。

 K夫妻は、挿し木でバラを増やして、庭に植えていますが、その数が半端ありません。。 独特の手法で挿し木して、高い活着率なので、当方も手法を習って自分のバラに試してますが、これが実に簡単で活着率が高そうです。。 経験とは理屈に勝る。

  挿し木を植えて2年くらいのガーデンのはずですが、すごい成長速度です。 太いシュートがばんばん出て、栽培条件の良さがうかがわれます。海側から山側方向と山側から海側方向です。 通路が既にふさがり加減です。 牛糞を土に混ぜて植えて、上にバークを乗せる、特別なことはやっていないようです。

グラハムトーマス
 
  エブリンの香りはシャープで強く 好きな香りでした。。 とても良く咲いて、長く咲く品種とのこと。。。 ますますいいなあ♪
 
 ストロベリーヒル

  レディーオブシャーロットてバイカラーだったんんですね。。オレンジでも良い感じ♪

 アイテムが増えていました。。このハリネズミ・・すごくいい! 可愛くてリアルで・・・

  鳥の小さいポットにはハーブ?
 
  ガチョウの置物・・・2羽ずつ。。。

 巣箱にはリスが増えていました。。

 当方の家から嫁入りしたレイニーブルーがよく見える一等地に、鉢を大きくして大切に育ててありました。ありがとう♪ うちに居るより100倍は幸せそうです。 

 バラの他の植物・・・ホスタと木の道のコラボが良い感じ♪

 トウダイグサ科と思われるこの植物、庭に強く鮮やかなイエローをぽつりと咲かせていました。

 レンガワークに沿って植えられた明るいバイオレットのブラキカム?が大きくなって良い景色を演出していました。
 
 そして・・・ご夫妻がとてもこだわって植えている植物・・・アカンサス
 特別に独立して植えてあり、大切に育ててありました。

 玄関の脇にも小さな水盤とウエルカムバラ・・・細かいご配慮♪

玄関の左 奥まった部分にオブジェ的な椅子が配してありました。そしてその右奥に小さな顔のようなものが・・・・モジリアニの彫刻とのこと。。

 玄関右直ぐの部屋には、テーブルとオブジェのような椅子。。

 奥の部屋の襖がすごく特徴的な柄です。 紺色の背景のアカンサスの葉をモチーフにした図柄。。
 
  手前の入口側のテーブルにはグラハムトーマスの花、そして背後の襖には、やはりアカンサスの葉の図柄、、こちらは明るいホワイト基調の柄でして、その横の部屋も同じデザイン柄の襖の部屋になっていて、それぞれの部屋のイメージを形成していました。
 ブラウンのテーブル、レモンイエローのグラハムトーマス、背景のホワイト基調のアカンサス イエローの花なのにシックで上品で落ち着いた景色になっていて、いい〜感じです。

  奥の仏壇がある広い部屋は、印象的な紺色を背景にしたアカンサスの図柄、その両脇の襖はあえて同じ柄にせずに少し薄い紺色のモノトーンの図柄を配置していました。。。 アカンサスの図柄はウイリアムモリス商会の図柄にあり、国産メーカーですがこのイメージに近いものを使用したとのことです。
 前回おじゃましたとき、和洋折衷のモダン古民家風と感じたイメージは、この襖が大きく関係していたことを反芻しました。 ご夫妻のこのこだわりがこのオリジナリティあふれる部屋を創造していたのですね。
 
  居間のテーブルで美味しいお茶とスイーツをごちそうにながら、ご夫婦のこだわりにあふれた楽しいお話を拝聴しました。 奥さんのおおらかで明るい会話に笑いながら、ディープなお話に耳を傾けて楽しいひとときありがとうございました♪
 図柄のサンプルを取り寄せて・・・

 この図柄が襖の図柄イメージとか♪
 
 このテーブルクロスはこの図柄だよ・・・♪

 カーテンも隣のキッチンとの境もこだわりの図柄でした。。
 ガーデナーのこだわりが強いほど、感性が豊かなほど素晴らしいガーデンになると思っています。ガーデンを拝見するときはガーデナーのこだわりはなんだろう?と類推しながら拝見しています。ガーデナーのこだわりをお聞きする ことは、とても楽しい作業なのです。
 今日は、部屋の調度品についてこだわりをお聞きしましたが、部屋も同様にこだわりが強いほど、感性が豊かなほど素晴らしくなるのだと感じた次第です。。

 こだわりといえば・・・シュナアウザー老犬

 お子さんの結婚式でもらったとのことです。。

 ところどころに、バラの花あり♪

 居間のグラハムトーマス
 
  ありがとうございました♪ ガーデンの満開は外してしまいましたが、アカンサスの話とても楽しかったです♪ 久々に新茶の香り、お土産もいただいてごちそうさまでした♪
2020.12.2  バラガーデンを創造中のK夫妻のガーデンに行ってきました♪

 松阪ベルファームで知り合いになったK氏夫妻のガーデンを見せていただき行ってきました。
 
  愛知県の自宅で芝生(TM9)とバラの庭を20年間ほどガーデニングされて、退職されて実家に戻って建設120年のお屋敷を改装、ご夫妻でお屋敷の和風庭園を2年前からバラガーデンに造り直されているとのことです。 ガーデニングのある素晴らしい暮らしです。

 K夫妻は、ER中心に30種類の品種を露地栽培されています。 バラの季節にはすごい花が咲きそうな感じです ♪ 

 K夫妻のガーデンを拝見して驚いたこと、、、かなり広いガーデンなのに草がきんきんに取ってあります。。草だけではなくて、おそらく黒点病で落葉しただろう葉が地上に全く見当たりませんから、これもキンキンに掃除されてます。 その徹底ぶりがすごいです。 「う〜んうちとは全然違う。。」
 バラの病気の葉もほぼ見られなかったので、殺菌剤もきっちり散布されていることが想像されます。 「う〜んうちは10月の台風以降バラバラと落ちちゃいました。。しかも落ちた葉はそのまま掃除せずに放置しています。。あちゃ〜」

 水盤に摘花を浮かべてウェルカム・・・ありがとうございます♪

 
  草で覆われた和風庭園をバラ園に作り替えるため、ドクダミやスギナを手で掘って除去したり、植木を切ったり・・・お聞きするだけで気の遠くなる作業です。 ガーデンは屋敷に囲まれていて、外から見えません。
 
 和風の庭の木を切って、石を動かして、レンガを配置して・・・・バラを植えて・・・・

  屋敷側とバラガーデンの間の通路は天然木を敷いて、そこにヒメイワダレソウが配されていて、とても良い雰囲気です。 明らかにガーデナーのこだわりが感じられます。


  この天然木は愛知県の自宅から運んだとのことですが、地面に天然木をそのまま置くと直ぐに腐植します。どういう仕掛けになっているのだろう?とお聞きしたところ、天然木とブラスチック台座の複合素材で出来ていて、さらに地面には除草シートを敷いていて、。。なるほど〜よく考えられている。。。
 
  自分で栽培されているバラから挿し木されていて、挿し木成功率をお聞きしたところ・・・50%は超えている! しかも市販培養土に挿すだけ・・・5号素焼き鉢に挿して、上から水を乾かないようにやり続けるだけとのことですが。。。。う〜ん。
そして鉢から出してそのまま植える方法でした。


 アブラハムダービー 


 ジュリア

 レンガワーク
 
 井戸跡にかわいいアイテム

 こういうアイテムは好きだなあ・・・


 じょうろのアイテム

 睡蓮の水盤配置
 
 和風の庭も素晴らしかったです。玄関のアプローチ

 屋敷も美しかったですが、蔵が感動的に美しかった。。
 
 キチジョウソウなどグランドカバー

 お土産にいただきました。。ありがとうございました♪
 
 お屋敷の中でお茶をいただきまして、古民家とモダンの融合した素晴らしい感性の住宅でした。。

 
 また、バラの季節におじゃましたいなあ♪