三重県営鈴鹿スポ−ツガ−デン
(サッカ−・ラグビ−場)

(視察日:01.12.12)

 ワ−ルドカップサッカ−のキャンプ候補地を調べていたら、三重県にもティフトン+オ-バ-シ-ドでエバ−グリ−ンスタジアムがあると解り、芝の状態を確かめに視察に行きました。
 当施設は視察の時点で確かアルゼンチンチ−ムのキャンプ誘致(ロシア事前キャンプ地に内定1/9)をはかっており、芝生保護のため利用を制限していましたが、写真を撮る程度なら良いとのことで、グラウンドに入れていただきました。尚写真は少しくすんで見えますが、冬の午後からの光の条件で撮影したため、実物はもっと鮮やかで綺麗です。

 施設について
・メイングラウンド:164x88m(ティフトン芝)、収容人員:メインスタンド3300人+芝生席8700人
・サブグラウンド:4面(第1・4グラウンドはティフトン芝、第2・3グラウンドはコウライシバ)
・住所等:鈴鹿市御薗町1669番地 tel0593-72-2285 fax72-8011
      HP 
http://www.garden.suzuka.mie.jp
      HP(ワ−ルドカップ用) 
http://www.suzukacity.com/

 平成4年からティフトン(品種名は解りません)芝でオ−プンして、こけら落としにはグランパスとベルディが公式戦を行ったこともあるそうです。
 オ−バ−シ−ドは冬に大きなイベントが有る年(ほぼ隔年ごと)に行っており、現在メイングラウンドは緑ですが、サブグラウンドは4面ともオ−バ−シ−ドしていない状態です。
 何をオ−バ−シ−ド播種しているかは不明とのことで、管理は入札によって決まった業者が行っているそうです。

 これだけ広い面積にオ−バ−シ−ドされていると非常に美しいです。

 いつも自分の庭の状態を見慣れているせいか、芝の密度はそれほど高くはありませんでした。スプリングトランジションを容易にするため播種量を少なくしているためか、サッカ−スタジアムはもともとこれくらいの密度で管理するのか、よくわかりません。

 上の写真を接写したものです。
 密度意外に感じたことは、刈り高がかなり低く見えました。いつ刈ったのか解りませんが、自分の指で目測で計測したら15mmくらいです。
 HPジェイの夢スタジアムの主人ジェイさんによると、Jリ−グではJリ−グ推奨刈り高より、実際は若干低く刈っており平均すると22〜23mm程度とのことですから、かなり低く刈っているように感じました。

 オ−バ−シ−ドされた芝は見た感じ単一種で、ペレニアライグラス系統かな?

 参考までに同じ日の我が家の芝生です。刈り高25mm。

 サブグラウンドはコウライシバグラウンドは暗緑褐色、ティフトングラウンドは明灰褐色です。
 この写真は第1サブグラウンド(ティフトン)で、新芽と言うか上部の葉が枯れて親葉(下部)は暗緑色の状態です。上から見るとほとんど枯れ葉しか見えません。

 ティフトン(左)とコウライシバ(右)の境界です。コウライシバは上だけすっぽり枯れること無く、平面的に枯れ始めています。

 ティフトンの部分を拡大するとこんな感じです。