乳幼児が下痢をしたら・・・
乳幼児の下痢の看護
母乳栄養児
:
母乳は続けて飲ませてください。
人口栄養児
:
人工乳は、1〜2杯薄めて飲ませた方が良いでしょう。
その後回復すれば、2〜3回で元の濃さにもどして飲ませてください。1週間以上下痢が続くようなら、2次性糖尿不耐症も考え、乳糖分解乳(ラクトレス、ノンラクトなど)を使うのも良いでしょう。
離乳期乳児・幼児
:
下痢が比較的軽い時は、重湯、粥、やわらかく煮たうどん、おじやを食べさせましょう。下痢の激しい時は、湯冷まし、番茶、乳児用イオン飲料などを少しずつ頻回に飲ませ、水分の不足による脱水を防ぎましょう。下痢が回復するにつれて順次、粥食、病前の食事にもどしていきます。
*避けたい食品
*嘔吐がある場合は、少量ずつ頻回に与えましょう。
冷たい飲み物、食べ物
清涼飲料水、ジュース、アイスクリーム、冷たい牛乳など
脂肪の多いもの
揚げ物、バター、脂肪の多い肉や魚、卵など
繊維の多いもの
いも、ごぼう、わらび、ぜんまい、菜っ葉、豆類、果物、海藻など
砂糖分
ケーキ、菓子類、カステラ、チョコレート、プリンなど
排便の後は、よく手を洗いましょう。特に乳幼児の場合、お尻はただれや、感染をおこしやすいので、お湯で手を洗うなど清潔に保ちましょう。
下痢便の性状(色、形、におい)や子どもの様子(いつもとかわったところはないか)を観察し、受診時に医師に報告しましょう。
受診時には、できるだけ便を持参してください。