農薬の種類 対象害虫               基準
除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤 (キュウリ、ナス)アブラムシ類、アザミウマ類、(キャベツ、ハクサイ)アオムシ、アザミウマ類、(イチゴ)アブラムシ類 除虫菊から抽出したものであって、共力剤として、ピペロニルブトキサイドを含まないもの
なたね油乳剤 (キュウリ)ハダニ類、(カンキツ)ミカンハダニ
マシン油エアゾル (カンキツ)ミカンハダニ、カイガラムシ類
大豆レシチン・マシン油乳剤 (カンキツ)ミカンハダニ
デンプン水和剤 (カンキツ、リンゴ、ナシ)アブラムシ類、ハダニ類
脂肪酸グリセリド剤 (野菜類)ハダニ類、アブラムシ類
メタアルデヒド粒剤 (野菜畑、温室)ナメクジ、カタツムリ 捕虫器に使用する場合に限る
硫黄粉剤 (野菜類、カンキツ)ハダニ類
石灰硫黄合剤 (カンキツ、落葉果樹)ハダニ類、カイガラムシ類、(チャ)ハダニ類、サビダニ類
天敵等生物農薬及び生物農薬製剤 天敵等が寄生、捕食する害虫
性フェロモン剤 有効成分をフェロモンとして利用している各種の害虫
混合生薬抽出物液剤
二酸化炭素くん煙剤 (米、麦、トウモロコシ等)貯穀害虫など 保管施設で使用する場合に限る
ケイソウ土粉剤 (米、麦類)コクゾウムシ等の貯穀害虫 保管施設で使用する場合に限る

(注意)
1.有機JAS規格では、「農産物に重大な損害が生ずる危険が急迫している場合であって、耕種的防除、物理的防除、生物的防除又はこれらを適切に組み合わせた方法のみによっては、圃場における有害動植物を効果的に防除することができない場合」に、有機農産物の生産をする上で使用できる農薬の種類を定めています。
2.上記の農薬は、農薬の使用基準を守って使用する必要がある。
3.上記に挙げた農薬の種類のうち、農薬登録されたものについては、作物と対象害虫が主要なもののみを挙げてあり、これ以外の作物や害虫については、薬剤の入った瓶や袋に記されているものに限って使用する必要があります。

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