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〒515-2602 三重県津市白山町二本木3769−1
森づくり活動団体や森林ボランティアの方々を対象に森づくり活動スキルアップ講習として、「健全な森林づくりのための間伐材の搬出」を開催しました。
平成30年12月15日(土)に、津市白山町地内の森林において開催し、森づくり活動に取り組まれる方々18名が参加されました。
講師は、中勢森林組合にしていただき、ロープウィンチやジグザグ集材、ひっぱりだこの活用方法を教えていただきました。
先ず、前日に設置したジグザグ集材架線やロープウィンチの位置、ロープの配線状況、間伐材の位置を確認し、講師による出材や荷下ろし場所の確認など試運転稼働を実施し、その後班別で講習を実施しました。
【ロープウィンチによる搬出】
搬出材のくくり手側とロープウィンチ操作側に分かれ、交互に実習を行いました。
ロープウィンチ操作班は、最初に講師からウィンチの構造説明と引き寄せ操作手順の説明を受けてから実習を行いました。
搬出材のくくり手班は引き寄せ材へのロープ掛け、滑車の取り付け方法の説明を受けてから実習を行いました。
【ジグザグ集材による搬出】
搬出材の荷掛け側、荷下ろし側、ウィンチ操作側に分かれて、交代で実習を行いました。
各班はロープの結び方やひっぱりだこの操作方法の説明を聞いてから実習に入りました。
【まとめ】
受講者は機械による集材作業を初めて体験したので、たくさんの質問が出ていました。
しっかりメモを取っている受講者もいましたが、講師からは、現地の地形や搬出する材の種類と量、確保できる人員数などにより、搬出方法を選別する必要があるので、色々な方法があることを覚えてほしいというコメントが出されていました。
受講者からは実際の現地で体験してみると、とてもよく解ったという声もあり、全員の評価も高いものでした。
【全体概要説明】
【ロープウィンチによる搬出】
ウィンチの構造説明と引き寄せ操作の手順の説明を聞いている様子。
引き寄せ材へのロープ掛け、滑車の取り付け方法の説明を聞き、実習している様子。
【ジグザグ集材による搬出】
荷掛けロープの結び方の説明を聞き、実習している様子。
ひっぱりだこの操作方法の説明を聞き、操作の実習をしている様子。
森づくり活動団体や森林ボランティアの方々を対象に森づくり活動初心者講習として、「チェンソー安全衛生講習」と、「実習」を開催しました。
【チェンソー安全衛生講習】
平成30年11月23日(祝・金)〜24日(土)に、三重県林業研究所交流館において開催し、森づくり活動に取り組まれる方々18名が参加されました。
講師には、林業・木材製造業労働災害防止協会三重県支部をお招きし、伐木等の労働安全衛生特別教育のカリキュラムによる講習が行われ、受講者には修了証が手渡されました。
講習では、近年の林業現場における事故発生率の推移などの説明と法令や規則に基づく特別安全教育の必要性を学びました。
また、安全な伐木の方法やチェーンソーの取り扱い、振動障害予防の方法について学びました。受講生は、わが身の安全確保につながることから、真剣に聞き入っていました。
実技では、受講者が交代でチェンソーを扱いました。
チェンソー作業に慣れていない受講者は、玉切りの手順を実践しました。恐る恐るの方も見えましたが、講師の指示に従って、円盤を切り落としていきました。
次に分解しての清掃や目立ての方法を学びました。
持参のチェーソーを目立てし、よく切れるようになったことに驚かれた受講者もいました。点検整備と目立ての大切さを実感できたと思います。
【実習】
平成30年11月25日(日)に、三重県林業研究所内において開催し、18名が参加されました。
講話では、講師のみやがわ森選組局長 岡本さんから、伐木・造材作業時におけるチェンソーの扱い方や注意すべき点、リスク管理について講義を受けました。
その後、3〜4人の5班編成で班別に専任指導者を配置して実習を行いました。チェーンソーの始動前点検や燃料給油方法などを学び、それから玉切りや伐木の方法とチェーンソーの使い方など様々な手法を学びました。
受講者は、先生方から基本と経験に基づく指導をいただき、とてもわかりやすかった。明日からすぐに活かせる技術や知識を得られた。と満足そうでした。また、目立ての重要性、安全確保の重要性を学べたという感想もあり、参加者全員がこの講習会は良かったと回答されていました。
【チェンソー安全衛生講習】
関係法令などについての講義の講師 講義中の様子
チェンソーの取り扱いなどについての座学の様子
【現地実習】
実習の講師 作業時に注意すべき点についての講義の様子
班別実習前の集合講習の様子 班別実習。チェーンソーの始動前点検
チェーンソーの使い方のさまざまな手法を学ぶ様子
平成30年度 刈払機(草刈機)取扱作業者安全衛生教育講習会を開催しました
平成30年7月6日(金)および7月7日(土)に、林業研究所敷地内において、刈払機取扱作業者安全衛生教育講習会を開催しました。今年度は、平日と休日の2回開催したところ、森づくり活動などをされている方々25名の参加がありました。
講義は、林業・木材製造業労働災害防止協会のカリキュラムによって進められました。
刈払機を使用した経験者も多く参加されていましたが、安全作業に関する知識は不足気味で、改めて危険の多さに気を引き締めていました。作業の安全確保はもとより、熱中症対策や蜂刺され時の応急処置なども学ぶことができました。
実技指導では両日ともあいにく雨天のため、連絡通路での実習となり、実際の草刈りはできませんでした。
しかし、初めて刈払機を扱う初心者の方を中心に、講師の的確なアドバイスや指導のもと、刈払い作業の体の動かし方や、点検整備の方法を学びました。
座学の様子 並木講師
実技の様子