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土の香りをいっぱい含んだ正藍(あい)染めの糸をベースに、豊富なシマのバリエーションを誇る松阪もめんは、かつては粋(いき)好みの江戸庶民のファッションでした。
その歴史を辿りますと、5世紀後半に大陸から渡来した「呉織(くれはとり)」の子孫たちが松阪市の東部で、今も伊勢神宮の布を織っている「機殿(はたどの)」を中心に紡績の技術を伝えました。
室町時代から綿の栽培が普及して、ここ松阪でも木綿織りが盛んになります。
それを、いち早く江戸に進出した松阪商人の手で売り広められ、年々五十数万反も送り出した記録を持っています。
ことに特色であるシマ模様は、松阪から安南(今のベトナム)に渡り、御朱印貿易で活躍した角屋七郎兵衛が、かの地からもたらした「柳条布(りゅうじょうふ)」を国産化したものといわれ、松阪周辺の女たちの、高い美意識と技術で洗練されていきました。
現在では「松阪木綿の紡織習俗」は、国の無形民俗文化財に選定されており、洗うほどに内から色のわいてくる藍の青さと、そのシマ模様に深い物語性を秘めており、私たちを楽しませてくれます。
(松阪木綿振興会よりテキスト参照)
 

写真:松阪もめん手織りセンターより

 

   
1963年 18歳にて針を持つ
2000年 津市美里町にて「アトリエ澄」を開設。
  着物や古布でリメイクを中心にした作品を創作。
2004年 やまざとカフェ桃内にショールームを併設し、作品を展示即売。
  松阪木綿と出会い、作品の創作をはじめる。
2014年2月 三重テラス(東京)にて展示
  2014年10月 東京三越本店にて展示販売  
  2015年1月 松阪もめん手織りセンターにて展示販売(常時)
  2015年10月 東京三越本店にて展示販売(予定)
     
    他、2004年よりショールームにて作品展を年2回のペースで開催
     
    2015.6更新
     
     
     
 
   
 
 
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