No.167 (2003/10/18 01:11)
木製人
Name:ぶるくな10番! (a131067.usr.starcat.ne.jp)
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オーディオの不思議はエレクトロニックテクノロジーを知らない人間ほど受け入れ易いようです。
私は全くの電気音痴なので、ケーブルにシルクを巻き付けたりCDP(CDプレヤー)に重しをのっけたりする人の気持がよく分かります。
玉石ベースの話がでていますがどういう訳かラック、CDP・AMP(アンプ)ベース、SP(スピーカー)インシュレター、SPベースにいたる全てのコンポーネントの下敷きに私は木を使っています。
これは誰かから教えられた訳ではありませんが少ない経験と悪あがきで、何度か実験していくうちに素材を統一するのがベストという結論になってしまったのです。
多分知らない世界があるはずなので無論決め付けてはいないのは当然なんですが。
しかし何故木製なのか?木製愛好者の誰もが正確な論拠を立てることは難しいと思いますが、結論から言うと木の素材を使うことによって、音響に独特の艶が乗り美しく聴こえるから使うのだという人が多いと思います。例えば下の仮説。
『CDPやAMPそのものがPOWER(電源)をON(入り)した瞬間からトランスなどの構成パーツ(部品)が目には見えないが細かく震えだす。筐体と設置面との接点から振動周波が下へ逃げようとするけれど、グランド(オーディオボードやラック)も震えることによって素材の周波特性をもった振動を筐体へと返す。筐体外部から内部パーツへと振動が揺り返されて混ざり合い独自の振動周波を生む。そこで作られた振動の波が電子を揺らしながらケーブルを伝わりスピーカーコイルまでたどりついた電子が特定の振動周波をもった磁力を形成し、コーンを動作させると木の響きが生まれる』
このようなことは、我々オーディオファンは日常の経験則として感じているのですが、どうも電気を学んだ人は納得できない。少し揺れたぐらいで電気信号の情報が変るものかと。
だいたい電子が振動で揺れたまま流れるというのがオカルト。
スピーカーケーブルで縄跳びしたって変らない。
ましてや箱自体が激しく振動しているスピーカーでのことならまだ納得がいくかも知れないがラックで音が変るものか。まずどんな置き方したって音なんか変るはずはない。変るとすれば振動ではなく外来ノイズ。携帯とかパソコンからでる磁力。あとはケーブルの接触不良。機械の動作を不安定にし大きく伝送ロスする力が働かなければ伝えられる電気信号は全部同じ。その場合は情報の欠損、欠落と理解されるもので電気信号の質の差なんていうものじゃぁない。
木の音や鉄の音がするなんて、オーディオファンはみんな頭がどーかしてる。
機械を乗せているだけの素材の振動周波がCDPやAMPの信号と混ざりあって音を変えるなどはまったくのオカルト理論だよ。
多分各メーカーの技術者も何らかの仮説はもっていても誰も正確にこれだと言える決定的な結論は出せないと思われます。
しかし最近でもAMPやCDPの筐体の素材にカーボンをつかったりジェラルミンを使ったりしているように木ならずともなんらかのノウハウを持った振動対策がなされていることは事実。
あるいは素材で音を調整しているという感じにも見えます。筐体の素材でパワーアンプの最終的な音決めをしているのです。ほぼ同じ回路をもったムンドとJOB、ステラのアンプがそれぞれ違うのは筐体の素材や形の違いも少なからず関係していると思われます。
ラックやベースは大きく見れば機械を構成している筐体パーツの一部とも言えます。畳やフローリングの床素材もそうです。部屋そのものの音響特性もあるでしょうがこれはまた違う話になってしまうし説明出来ないのでやめておきます。
[Re.1] 田舎のGRF(2003/10/19 13:17)> ははは、やっと読み終えましたよ。畳の上で使っている人はラックその物を、大きな砂利入れ箱を作ってのっけると、下手な木やコンクリートの床の上より音が良くなりますよ。
[Re.2] ぶるくな10番!(2003/10/20 01:19)> だって5万もするんだもん。あの板。
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