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開催日:平成27年GW期間
   (主開催日:4/29、5/2、5/3及び5/5)
 2009年のGWに第1回目のオープンガーデンを開催してから、今年で第7回目の開催となりました。
 この交通の不便な田園地帯の小さな庭にもかかわらず、GWの数日間に、県内外から延べ約3,000人(ご記帳数:2,732人)の方々にお越しいただきました。
 (1年目は、100人→2年目200人→3年目400人→4年目700人→5年目1,000人→6年目1,700人)
 今年のオープンガーデンも「花のまちづくり」を目指し、皆様の温かいお言葉や思いを励みにして、昨秋から準備を進め、無事終了しました。ありがとうございました。
 今年のテーマは、昨年同様「小さなガーデンミュージアム」としました。
 白色を基調とした手作りのディスプレイ、大八車、大小の額縁コンテナへの植え込みなど、ミュージアム風にして、ハンギングバスケット等で目線の高さを彩りました。
今年は、大型アーチを設置し、ピアノの容器も作成して植え込みました。
 ガーデンは、和風、洋風など8つのゾーンに分かれ、それぞれのゾーン毎に色調を統一しました。
 1本の花より3本の花、3本の花より10本の花の方が美しくなりますが、1色より3色、3色より10色が美しいとはなりません。色調を統一した同系色の植え込みやシンプルなハンギングや寄せ植えにしています。花は、デルフィニウムの群生以外に余り珍しいものはありませんが、例えば、1檻1檻を見る動物園でなく、海遊館のように ゾーンとしてご覧いただくよう、配色にこだわったガーデンです。
剪定枝や廃物利用
 ガーデンの通路には、木片を敷き詰めています。柿など果樹や庭の剪定枝をチップ化したもので、今年も、守山市の梨園から剪定枝を軽トラック3台分を持ち帰り利用しました。焼却される未利用資源を通路に被覆して、雑草抑制、ぬかるみ防止、土壌改良等、幾つかの効果をねらっています。
 また、剪定枝や台風等で倒れた樹は、植え込み容器などにも利用しています。
 白色の幼児用の自転車は、娘が10数年前に乗っていたものです。塗装し植え込むことで立派なオブジェとなっています。廃物でありながら、廃物のように見せないようにしています。
土づくり
 植物が元気に生育するためには、土づくりが欠かせません。ガーデンには、毎年、軽トラック1〜2台の堆肥を投入していますが、この堆肥は、「琵琶湖の水草堆肥」です。
 今、琵琶湖では、水草が異常繁殖し、大問題となっていますが、この「堆肥」は、繁茂して刈り取られた「水草の堆肥」です。オープンガーデンでは、「花装飾」だけでなく、「環境」にやさしいガーデン、「滋賀県民として出来ること」も提案しました。
  このガーデン、花を通して、人と人がつながること。ガーデンのアクセサリーや装飾にもこだわり、子どもたちや老人福祉施設からの入園者の笑顔を思いつつ、「コミュニティ」や「花育」の場が提供できるようこだわりました。
 このオープンガーデンは、花装飾の提案でもあります。庭そのものは、農村部ではごくありふれたブロックの塀で囲われた前栽と畑ですが、花装飾次第でこのように彩れるという工夫を提案しました。
 オープンガーデンの来ていただいた方々、この「ホームページ」に訪問いただいている方々をはじめ、1人でも多くの方が、花に触れることに関心を深めていただくことを望んでいます。そして、各戸の庭飾りや各地域の「花のまちづくり」のきっかけとなれば幸いです。
オープンガーデン 2015オープンガーデン
(準備)
2015オープンガーデン
(1日目)
2015オープンガーデン
(2日目)
2015オープンガーデン
(3日目)
2015オープンガーデン
(4日目)