東京に行ったついでに２３日（土）に、将の結婚式の時に約束したゴルフが実現した。 前日は優のところに泊めてもらう予定で、コスモ石油本社に挨拶の後、有楽町のビックカメラで トレンドを見た後、立ち食い蕎麦屋で昼飯のかきあげそばをすすって京葉線に乗った。
蘇我に 着いたのは午後１時であった。ここから内房線と外房線に分かれるのだが「目的の土気は内陸に 入って行くので内房線だな」と大いなる誤解と過信をして、洋々と内房線に乗った。浜野、八幡宿、 五井。まだ気付かない。姉ヶ崎を過ぎたあたりから内陸へ入るのかな。でも工業地帯の高層煙突や 鉄塔の景色が一向に消えないなあ。木更津か。君去らずから付いた地名だったよなあ。「次はー 君津」。「ええー、君津はあかんやろＪＦＥやないか」急いで車両の連結部に行って迎えに来て くれているはずの智君に電話する。聞こえにくいが「反対ですね」と聞こえる。「じゃあ、君津で 降りて蘇我まで戻る」と伝えて電話を切った。
　君津に着くと運良く上り車線に東京行きの総武線が入っていたので、超速飛び乗った。女子高生が たくさん乗っていたが、次の木更津でみんな降りた。木更津といえば、木更津キャッツアイ、 拓大紅陵じゃないか。剛が通った学校じゃないか。一体何回来たんだよ。君去らずから付いた地名だった などとアホなことを考えているうちに通り過ぎていたのだ。

　結局１時間ほどの夢遊病者の旅行があって、１４時４０分の外房線に乗ったら三つ目の駅が土気 だった。なんじゃらほい、すぐやないか。駅前に見覚えのある白いワゴン車があった。智君は「まさか 三つ目の駅で寝過ごすことはないだろう、お昼だし」と思っていたらしい。いやあ申し訳ない。 　優は仕事だったので、帰るのを待って予約していた土気の駅前でファミリーで夕食となった。

　翌日、朝の８時半に将と剛が迎えに来てくれた。しばらく双子をあやしてからゴルフ場に向かった。 本千葉カントリークラブは初めてだが、剛はよく来るらしい。スポーツ用品のヒマラヤに就職して ゴルフ用品売り場の担当として３年になる。この間ずいぶんと腕を上げたようだ。今日のドライバーも 自分でシャフト交換したものだという。それで３００ヤード近くかっ飛ばす。何度も見たプロの 飛び方に近い。和歌山では飛ばし屋と言われるおとんを５０ヤードも超えていく。将は左利きだが ゴルフは道具の都合で右で打つ。こいつもスプーンでおとんをオーバードライブしやがる。
　「俺は最近ドライバーを飛ばさないようにしてるんだ」と負け惜しみを言いながらも、力が入って ミスが多い。アイアンでシャンクが出る。林間コースの松の木に邪魔される。結局９６も叩いて 剛、将、将の養父けいじ君ともに９０で完敗した。
　反省会は将の養母が営む居酒屋「とも」でファミリーを交えて賑やかに行い、ついでに泊めて もらった。
　翌日は帰る日であったが、朝から将の所属する？（将も助っ人？）ソフトボールチームに 助っ人で参加し、ライパチをこなして、智と優に羽田まで送ってもらい夜の飛行機で帰宅した。

<2010.10.22-24>