南紀州の夏を走る
   
速玉神社

千木高しりて

串本の橋杭岩で

橋杭の間から

遠方に大島とくしもと大橋

夏でんなあ(志原海岸)

 天候不順でツーリングは中止続きであったが、7月18日は梅雨明け二日目の暑い一日だった。 BHBを8時に出発し、修理川から椿山ダム、龍ゆうの道の駅で休憩。そこから本宮の渡瀬温泉といつもの コースを南下し新宮へ。
 熊野三山のひとつ新宮速玉神社は初めてだ。熊野古道を語る私としては もっと早くに訪れていないといけなかったのだが、熊野本宮大社と熊野那智大社に比べ知名度は かなり低い。神殿は朱塗りの立派な建物だが、オレンジとグリーンがあざやかで、風格という 点では他の二社に劣る気がする。観光客も少なく、門前には売店やレストランもほとんどない。 ただ一軒のお食事処に13人が入ると、それだけでいっぱいだった。ざるそばとめはりずしセット1000円で 昼食とする。
 午後は新宮から新しくできた新宮勝浦高速道を走る。できて間がなく、今の期間は無料だった。 10キロも走らないうちに高速道は終わり那智でR42に戻って、左に熊野灘の青い海原を見ながら ひたすら南下する。やがて、左の海上に柱を何本も続けて立てたような橋杭が見えてきた。こちらからは 「橋杭の裏見」の景色だ。橋杭岩は今から1400万年前に、地中のマグマが地層の割れ目から 板状に噴出して固まり、その後の浸食作用で柱上になったものらしい。橋が無い頃の、向かいの大島への 橋脚のように見えたので橋杭岩と名づけられたという。
 気温は30度。本州最南端の串本から、梅雨があけたらもう、夏真っ盛りという感じの南紀の海岸 を北上する。日置の志原海岸近くで最後の休憩後、田辺から高速に上がって帰路に着く。途中「御坊-下津 間渋滞25キロ」の表示があり、広川ICまで行く予定の者達も、すべて御坊南ICで降りてしまった。
 本日の走行距離320キロ。

2010.7.18(日)


 
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