田舎で新茶を楽しむ

   
材料は石垣に生えています
これだけ摘んで来ました
扇風機で水気を取ります
まだまだ3分の1です
やっと完成しました

 朝、新緑の中をナナと散歩するときに、みずみずしい茶の若葉が出ているのを見て 「よし、新茶を作ってやろう」と思いたったのは10日ほど前。インターネットの yahoo japanに“新茶の作り方”と入力して検索したら、あるある。どっかのおばさんの 写真解説付きのHPを拝見、参考にさせてもらった。その後、雨続きで母の日の今日 やっと実行に移した。
 向かいの畑の、石垣などに生えている茶の若芽を40分ほどで写真にあるくらい集めた。 大きなナベにお湯を沸かして、これを2分間ほどゆで、水に入れてすぐに冷やす。 (これで醗酵を止めるそうだ。紅茶などは醗酵させたもの)冷えたら新聞紙の上に キッチンペーパーを敷いて、その上に茶葉を平らに置き扇風機で水気を飛ばす。完全に乾く 訳ではないのである程度水分がなくなれば次の工程に移る。
 HPには「ホットプレートに和紙を敷いて固定し・・・」とあったが、和紙がないので 障子紙を二重にしてホットプレートの上に乗せて、両端をガムテープで机に固定した。 同じく「ホットプレートを180度に加熱し・・」のところは、温度調整ダイアルを 半分回し、手が“熱くてやってられません”の2歩手前で、この上にしんなりとした 茶葉を3分の1乗せて、手のひらで転がすように揉んでいきます。30分くらい揉むと ほとんどの葉が丸まってさび釘状になってきます。これを3回繰り返します。最後に体積が 随分と小さくなった3回分を合わせて、さらに揉みつづけると、残っていた 水分もなくなりカラカラになってきます。これで完成です。
 今日は母の日、母とナナを連れてお昼を食べに御坊に出かけました。ナナを煙樹ヶ浜で しばらく遊ばせて帰りました。帰って、早速出来たての新茶を頂きました。少し青臭い 5月の風の香りと、自己主張をしないおだやかな田舎の味でした。なお「お湯はぬるめにし 茶葉が開くのを待ってから」と書いていたので、それに従いました。ありがとう、どこかの おばさん。

 2006年5月14日(日)母の日に  


 
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