7年目の快挙
   
殻から出ようとしています
出ました!羽根はしわしわ
時間とともに伸びていきます
開きました。緑の羽脈が美しい
羽根が閉じてクマゼミの形になりました
命の輝きを感じます

 7月12日の夕方、ナナとの散歩がてらみかん畑へ行くと、クマゼミの羽化に出会いました。 すぐに家に戻り、カメラを取ってくると、小さな命の営みが目の前で始まりました。
 セミは夏の終わりに枯れた木の枝や幹に産卵し、翌年の初夏に雨が降ると殻を破って孵化し、地面に潜り、 そこで7年間の幼虫生活を送ります。この間、数回の脱皮を行うといわれます。やがて終齢幼虫になると地上に出て、木などに 這い上がって羽化します。
成虫の期間は2週間程度と言われますが、中には1ヶ月ほどの間、生きている個体もあるとのこと。でも 地中の7年間に比べて、生を謳歌する期間の短いことはまさに「空蝉のごとく」です。1時間ほどの 命のドラマを、みかんの木の幹にまたがってじっくりと観察堪能しました。  
<2009.7.12>
 


 
メニューに戻る