この切り落とした先が
こうなって
こうなりました
背面と座面にご注目
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もう1年以上前になるが、T製材所の倉庫の脇にあるカイヅカイブキの幹が道路にはみでて
邪魔になるので切り落としてあった。それをもらってアキラくんにフォークリフトで運んでもらって
納屋で乾燥しておいた。
そろそろ機も熟したし暖冬の休日はあまりにも暇なので、50キロ以上もある木塊を軽トラに積んでわが工房に運びチェーンソーでアートする。
さて、君は何に生まれ変わりたいのか。そうだ、家の前に少し空き地ができたのでここに置く椅子を作ろう。さらに、野趣に
富んだテーブルなどあしらって、ナナとひなたぼっこでビールなど傾けたら、ずいぶんとリッチな気分になれるではないか。
あまりよく考えずに、とりあえず椅子の背面をそぎ落としたら、落とした板がちょうど座面になった。調子の悪いチェーンソーを
なだめなだめして切り落として行く。なにしろ、親父が使っていたものだからもう10年近くもほったらかしにして
いたが、オイルと燃料を入れて整備すると元気よく甦ってブインブインとよく働く。だが木が堅いのか切れ味はもうひとつ。
形がある程度できてきたら今度は皮むき。マイナスドライバーをハンマーで叩きながら根気よく剥いていく。これには
たっぷりと時間がかかった。さらに、サンダーをかけて危険な突起物を削っていくが、チェーンソーの刃跡を残して野趣をかもす。
ナナのつなぎ金具をつけてとりあえず完成とする。
<2007年2月18日完成>
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