6月のツーリングは毎年雨で判断を迫られるが、さすが長年の経験からBHB親父の判断は的確。曇り空ながらゴーサインが出て12台で 北に向った。海南から高速に上がって岸和田SAで最初の休憩。何やらやたら知り合いと出会う。
　松原JCから西名阪へと進み、針テラスで2度目の休憩。そこからR369を北上し奈良市は水間（みま）町へ。今日のルートは仲間のドクターW氏の 推薦で、特に昼食のレストランはお勧めらしい。11時半頃にその「ハーブクラブ」につき、テラス席に居座る。早くも駐車場は満杯で 先客がいっぱい。
　しかし大して待つこともなくそれぞれが昼食のメニューをオーダーし、待つ間にお土産のパンを買うなどで時間を過ごした。
私がオーダーした6月のランチメニュー「エビのハーブ焼き」は、数種類の料理がおしゃれな器に盛られて、見た目にも食欲をそそる 一品で、メインのエビのハーブ焼きは、皮付きのまま豪快に石釜で焼いたと言う、今まで味わったことのないハーブの 効いたエビを皮ごと豪快にいただいた
　このお店のホームページによると、 知的障害者社会福祉法人である青葉仁（あおはに）会が運営しているお店で、 料理を作る人も運んでくれる人も健常者と知的障害を持った人がふつうに一緒にやっている。
私も人事に関わる仕事が長かったので、企業における障害者の雇用率については気に留めてはいたが、どうしても営利を求める 企業は、雇用率を高めることは難しいというスタンスで、罰金を払っていた。そういう意味では理想的な職場だなと感心し、 言葉たどたどしく料理を運んでくる女性を見て微笑ましく思った。
詳しくは ハーブクラブのホームページで
　食事を終えて、R369を更に北上し柳生の里へと進む。途中、今日のコース推薦者のW氏がコケて約1ヶ月間業務に支障を来したという現場も 見学？して、柳生藩家老小山田主鈴の屋敷跡を訪れた。昭和46年にNHKが放映した柳生宗矩の一生を描いた大河ドラマ「春の坂道」もここで撮影されたと言う。 一時はその作者の山岡荘八の持物になったらしいが今は奈良県に寄付されているとのこと。室内には主役となった中村錦之助と倍賞美津子の ポスターが張ってあった。
　帰りは西名阪国道五月橋ICから乗る予定が工事で閉鎖のため山添ICまで地道を走って名阪国道へ、覆面に警戒しながら順調に来た道を帰って 香芝SAで休憩、紀ノ川SAで解散した。
　ここで42年前のBMW50Rに遭遇する。1960年以降の排気量500cc,26馬力のエンジンで、完全にリストアされたピカピカのR1100の先輩車で、初期のボクサーエンジンだ。しかもシャフトドライブはすでにこの頃からのもので、エンジン音も実に静かで滑らかだった。「いつまでもお大事に」と声をかけて別れた。
2009年6月21日（日）



























●今日の一台● 　今日の一台はハーレースポーツスター1200

オーナーのS氏は2年目の愛車をぴっかぴかに磨き上げています。