新雪80センチの志賀高原

   
S君
Nさん
Kさん
N会長
M君
ドクターフィッシュが治療中
これが矯正グッズです

   OBとなって初参加の恒例ツアーは、今年は40名ほどが参加した。14日(金)の夜8時半に下津を出て、香芝で堺組と 合流して15日の朝4時半に高天ヶ原のプラザホテルに着いた。
 天気予報は3日間とも“雪”。特に日曜日の朝にはゲレンデに80センチの新雪が積もって 腰近くまで埋もれながらフワフワ感を味わった。朝一番には動いていなかったクワッドのリフトも やがて動き出して、うさぎさんチームの約10名が、高天ヶ原から一ノ瀬、焼額から奥志賀へと 移動しながら、カービングスキーの“ズレ”と“キレ”を駆使して足前を磨いた。

 特筆すべきは、今までにない滑りができたことで、60歳にして本当にスキーが楽しいと感じた。 20代後半に、野球の試合中にスライディングで痛めた左ひざの半月板とじん帯が、その後も 後遺症があって、何をするにもいささかの障害があった。ひどい時は冬場の電車通勤で、階段が 上れなくなったこともあった。ひざを曲げた時に外側に押し出される半月板が本来の位置に 戻らずに、足が伸びなくなるのだ。このときは膝にサポーターやホッカイロを貼ったりして、 暖めることによって改善することが分かった。

 今はかなり改善されていて、生活にはまったく支障はないが、普通に歩くと、右足は正面に 出るが、左足はやや開いて出るし、じん帯が緩んだままなので左足の外側が“垂れた”状態で、 スキー板を履いても左右がフラットになっていないため、思うような滑りができずに人知れず ずっと悩んでいた。
 ところが、半月ほど前になにげなくテレビを見ていたら、あるドクターが女性レポーターを 相手に足裏のブリッジの話をしていた。足の内側のブリッジ、つまりは土踏まずは空間があるのが よくわかるが、実は外側にも必要だとして、その女性を立たせて、ドクターが両足の外側の下に指1本ずつ 踏ませてみると、O脚で開いていた膝がピッタリとくっついて、驚きの声を上げていたのだ。

 「これだ!」。自分も左側に何かクッションを入れて高くするとうまくいくかもしれないと思って 材料を考えた。数日前に、ナナが噛み砕いた野球ボールがゴミ箱に捨ててあった。表面が軟式野球ボール の模様になっているが中はタフそうなスポンジであったので、これをカッターで整形して、両面テープで 靴の中敷きに貼ってみたらこれが大正解。かくして、長年の悩みが一気に解消したのだ。
 そのドクターは、左の手のひらでブリッジを作って、テーブルの上に足のように置いて、小指側の下に 右手の指を1本差し込むと「肘が前に回ってくるのが分かるでしょ、足も同じで膝が正面を向いて 来るのです」と説明していて甚く納得した。

 “半月板損傷で足の外側が垂れていて思うような滑りができないスキーヤーに朗報!”
って、そんなにいないでしょ。でも、ひょっとしたらいるかも知れないので、写真入りで無料で 公開しておきます。
 帰りには、ホテルのロビーでドクターフィッシュの治療を受けて、きれいな足で帰路に着きましたが 積雪による名古屋あたりの通行禁止や渋滞でずいぶんと時間がかかりました。 次回の3月のツアーが楽しみです。


2011年1月11〜17日

写真集



 
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