下津でこれだもんね
湾岸道路へ
道路を横切るえびすキャラ
ハチ高原の雪庇
山頂で30年前を再現
ハチ北の北の壁
ヘルメットにしました
これから帰ります
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11日から1泊二日で兵庫県のハチ高原に3人で出かけた。ところが当日は朝から関西地方には
めずらしい大雪で、家を出る時から降りしきる雪であった。Sさんの車で下津まで行きNの家に着くと
一面の雪景色で「もう行かなくても雪国やなあ」と言いながらNのデリカで7時20分に出発した。
高速に入っても雪は降り続け、阪和道が通行止めの表示が出たので湾岸道路に向かった。不幸にも
ノーマルタイヤで高速に乗り入れてしまった車が、相次いでクラッシュしていた。大阪市内はランプが
閉じられて入ってくる車がなく貸し切り状態で順調に進んだ。池田から中国道に入ると、こちらは
道路の積雪もなく車がバンバン走っている。「なんだ、南の方が北国か」と訳の分からないことを
言いながら福崎から播但道路を北上すると、あたりの景色には雪がなくずいぶんと穏やかだ。9号線の八鹿町
八木ではえびす祭に出会って、えびす様が車の前をこちらに向かって手をヒラヒラさせながらおちゃめ
に横断する。何かいいことがありそうだ。
養父市大久保の旅館街の一番上にロッジえびす屋があった。建物のすぐ横が林間ペアリフトの
乗り場で、ハチ高原スキー場のゲレンデまで運んでくれる。観光協会に何度も電話して偶然とれた
のがベストロケーションの宿だった。店の名もえびす屋で“えびす”繋がりだ。ほら、早速いいことが
あった。翌朝、屋根裏の部屋で低い天井に脳震盪を起こすほど頭をぶつけたことを除いては。
ここは鉢伏山の南にハチ高原スキー場、北にハチ北スキー場があってリフト券が共通で使える。
南のハチ高原は緩斜面が広く子供連れが楽しめる。ハチ北は頂上から一番下まで4キロメートルを
一気に滑れる本格コースだ。頂上の雪庇事件現場で30年前のシーンを再現した。(カッコだけですよ)
夜は“かにすき”でビールと熱燗が進んだ。冷凍でない生のカニはとても新鮮で甘い。一階の食堂の
座敷に、今日の客がそれぞれのテーブルに着いている。20人くらいだが子供連れが多い。
食事が終わり三階の屋根裏部屋に戻って三人で二次会だ。Sのおとうさんはスキー疲れか飲み疲れか
途中で電気コタツのテーブルに伏せて寝てしまった。が何を思ったのか突然腕を振り回してテーブルの
上の飲みかけのビールや湯呑み酒を撒き散らした。おかげで私は全身酒まみれになって、上下を着替え
て寝るはめになったが、当人は何も覚えていない。しかし、もうすぐ74歳になろうとしているのに
立派なものだ。
翌日は朝から14時まで滑って帰路に着いたが、行きは4時間で来たが帰りは9号線の渋滞で
5時間以上かかった。
2011年2月11〜12日
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