ワルサー P99DAO /東京マルイ


◎実は結構前から欲しかったんで。◎

 
 ワルサー社では初のポリマーフレームピストル「P99」のダブルアクションオンリー版。すでに市場には他社のポリマーフレーム拳銃が進出していた為、出遅れたこの銃はあんまり売れてないのだとか。デザインは割と好きな方なんだが。
 でも2006年にはドイツのどこぞの州警察がこの銃を正式採用した・・・とか書いてあった。
 
  全長   :181mm
  重量   :268g
  装弾数 :16発
  価格   :3980円
  固定ホップ
 

 後ろから見ると、コッキングインジケーター(実銃ではコッキングされると突き出して、射手に銃の状態を知らせてくれるヤツね)の赤がよく目立つ。
 前後サイトには丸い窪みが付けられているのだが、今回はそこに100均で買ってきたネイルアート用のキラキラ粒を貼り込んでみた。サイトの視認性がものすごく上がる。角度によっては反射が眩しすぎるので、加減を見ながらサンドペーパーで荒らして反射しすぎないようにしておいた。「クリスタルサイト」と命名しておいてやろう。なんかカッコいいぞ?
 ちなみにリアサイト部他数か所にネジがあり、実銃のピンが挿してある部分はすべてモールドで再現されている。
 

 スライドは、塗った。こいつは10歳以上用の電動ブローバックなんだが、外観はなかなかいい出来栄え。実銃もフレームがポリマー製で、中央にパーティングラインがあるので、グリップ前面にセイフティがある事を除けば十分よく出来てるんじゃないかと。
 ただスライドが、箱出しでは正面と前後サイト、後端とイジェクションポートにパーティングラインが走っていてちと気になったので、瞬間接着剤で埋めて削って塗装、となった。特に気になったのはイジェクションポート。塗装したら、スライドとフレームの材質の違いみたいなのが出て、いい感じに。とは言ってみたものの、塗らなくても元々これに近い感じ(だったような)。
 トリガー前の目立たない所にセミ・フル切替スイッチがあって、フルオート射撃もできる。実銃をも凌ぐ高性能だな。でも16発しか装填できないんで、あっという間に撃ち尽くしちまって返り討ちだ。それはそれで面白い・・・のか?
 エアガンでP99DAOがモデルアップされているのは、現時点では東京マルイのみだと思う。昔、マルゼンのP99(ガスね)を持っていた事があるのだが、デザインはDAOの方が好み。後部セレーションあたりとか。
 

 M1911A1との比較。トリガーガードの中、広いな。グローブをはめた手で問題なく使えるサイズ、となるとこんな感じなのか。
 バレルが短く、コンパクト。ディティールが複雑。「メカ」な感じ?ゴチャゴチャしてて嫌、という人もいるかも。でもトリガーとスライド以外動かないんだよな。レバー類は全部モールド。
 

 
 なかなか握りやすい。ただ、グリップ前面にセイフティがあるので、何となくトリガーを引いた時にグリップを握り込んでいると、「ジャコン!」といきなりスライドが動いてビクッ!とする羽目になる。いや俺が悪いだけなのはわかってるんだ。それはともかく、10歳以上用で使用弾も0.12gとまるで威力はないのだが、5m先の紙コップには楽に当たる。飛距離も、目測だが15m以上は真っ直ぐ飛んでるんじゃないかな。
 電動ブローバックなんでスライドが後退(2cmちょいくらい?)するんだが、特にリコイルショックがある訳でもなく、ほぼブレずにコントロール可能だ。扱いやすい銃だな。
 P99のデザインが好きなら買って損はないと思う。よく出来てるし、安いし。フルオートはなくても個人的には問題なかったかも。
 
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