●スピノサウルス●
(すぴのさうるす)

 

 名古屋市科学館にて購入。ゴビ砂漠で発見された恐竜化石を見に行った時に、ミュージアムショップで見つけたので購入した。1000円くらいだったかな?スピノサウルスは化石の発見場所がエジプトの方だったり、ゴビ砂漠とは何の関係もないのだが、肉食恐竜としては一番好きなので見つけたら購入で問題なしだ。むしろ購入しなかったら問題ですらある。前から欲しかったし。
 さて肝心の出来栄えは。腹部のパーティングラインが気になると言えば気になるのだが、この値段でそこまでは求めない。なるだけ目立たない場所になるよう配慮されてる感じが良さげ。パッケージの台紙に、造形した人の名前が大きく書かれていたのだが、忘れた(製作者スマン・・・)。何やら恐竜造形の第一人者みたいな記述があった。実際いい造形だと思う。ワニに似た長い頭部とか、同クラスの肉食恐竜と比較してかなり大きな腕部もいい感じだ。カッコいいぜ!
 背中の巨大な突起と、ティラノサウルスと張り合える巨体を誇るスピノサウルスなんだけど、たぶん魚食ってただろうから、思ってるほど強くはなかったんじゃないかなあ、と個人的に思ってたり。いやまあ、カッコいいからいいんだけどね。

 

 地面を模したベースが付属してて、足裏をはめ込むようになってたんだけど、実際の足の位置と微妙に合ってなくて、強引にはめ込んでたんだけどしばらくするとベースがしなってきて段々スピノサウルス本体が倒れてくるので使用を中止。近所のホームセンターで買ってきた木のベースに真鍮線を打って固定する方式にした。本体に開口する事になったけど、倒れてくる心配がないのでこっちの方がいいぞ?
 スピノサウルスは唯一ベルリンにあった骨格が戦火で失われて、あまり研究の進んでいない恐竜だったらしい。子供の頃に買ってもらった恐竜図鑑のイラストで名前と形はしっかり覚えていたが。
 ちょっと前にケーブルテレビでスピノサウルスの解説?番組があって、腕の一撃の威力を検証したり、その爪を使って他の恐竜を一撃で葬り去る迫力のCG映像を作ったりしてくれていたわけなんだが。その解説の中で、いかに頭部がワニ等に似ているか、だとか背中の帆状突起の支柱の骨が背骨と一体になっていて、転倒した場合背骨が折れる可能性があるだとかという話があって、「ああ、多分こいつはCGみたいに強力な腕の一撃を繰り出す事もなく、陸上を堂々と歩き回ったりする事もなかったんじゃないかなあ」とか思ったわけなんだが。
 その後何かの記事で、どうやら四つん這いで行動していたようだ、とか書いてあるのを見て「やっぱりなあ・・・」と。
 これは多分、「スピノサウルスが一番カッコよく再現されていた時代の姿」を再現したフィギュアになるんだろうな。
 
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