ガンダムTR−1 ヘイズル2号機
<がんだむ てぃーあーるわん へいずるにごうき>
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 実は本体ではなく、背中に本来ついていた「トライブースターポッド」が欲しくて買ってきた機体だったりする。トライブースターポッドは、これまた別に購入したアドバンスド・ヘイズルに装備予定で、現在素組みして置いてある。
 今回は背中にシールド・ブースターを2枚装備して、ビームライフルに旧キットのGP01銃身を移植する事を目標にして製作開始。
 

 とりあえず素組みしてどんな感じか見た結果、背中のシールド・ブースターを設定より下に接続する事に。どうも設定通りの位置だと、ビームサーベルと干渉する感じだったので。ランナーから長めの棒を切り取って突き刺してみたらいい感じだったので即採用。好みの問題ではあるけど、ちょっと本来の取付位置だとシールド・ブースターの存在感が勝ち過ぎてるような気がする。ついでに接続もあんまりしっかりした感じじゃなかったんで。これはこれでありだと思うのだが。
 あとは・・・何だろう?ロケットノズルをそれぞれピンバイスで抉って縁が薄く見えるようにしてみたり、背中のメインノズルの中が何のディティールもなくてコップみたいだったので底にちょっと噴射口っぽいディティールを追加してみたり(写ってないけどな)したくらい。そういや腰回りの装甲裏にディティールを加えたりもしてみたっけ。やっぱ写ってないけど。
 

 で、ビームライフル。当初の計画通り、旧キットのGP01の前半部を移植した。移植・・・というか、ちょん切って刺しただけだが。接続部をもう少し考えた方がよかった。なんか適当にプラ板の端材を詰め込んだだけみたいになってしまった。これはもう少しやりようがあったように思う。次はもっと計画的に作ろう・・・とか毎回思っているような。
 今ではそこそこ古いキットという事になるのかも知れないが、ストレスなく組めたのでなかなかいいキットだったんじゃないだろうか。まだあと2つ、素組みで置いてあるヘイズルがあるのでまたしばらくしたらそれもちゃんと作ってみようかな。
 ちなみに本当は両腰にビームライフル用のエネルギーパックがつくはずだったんだが、裏側の肉抜きをふさぐべくその辺にあった透明プラ板を流し込み接着剤でくっつけてみたところ、ボコボコにプラ板が凹んでしまったため断念。結果的にスッキリしたシルエットに仕上がったのでまあいいのだが、白いのと透明なのとでは、思った以上にプラ板の性質が違うんだろうか。
 

 右肩ロールバーの所、出来上がってみたら表面がボコボコだったんでパテで修正。目立つ所なのになんで見落としてるかな・・・?
 完成当初、腹部がコクピットハッチとほぼ同色でなんか微妙な感じだった。ずっと気にはなってたんで、何年も経ってから今回本体色でリペイント。塗り直しやすい色で良かった。
 他にも色が暗めなんで目立たずにすんでいるミスが、結構あったりする。
 

 全体を撮るとこんな感じ。ビームライフルが思いのほか長い。「ジュッテ」部分を組み込みたかったんで仕方ないんだけど。
 
●架空設定みたいな。
 RX−121−2 ガンダムTR−1ヘイズル2号機
 通称「高機動仕様」と呼ばれる形態に類似した構成だが、後腰部にチョバム・アーマーが装備されていない点が異なる。
 ガンダムヘッドに換装されてはいるものの、本体はほぼベースとなったジム・クゥエルのままであり、「ヘイズルのバックパックを装備したクゥエル」と呼ぶのが妥当な機体となっている。この機体構成は、ジム・クゥエルの運用期間延長を目的として用意されたテストの一つであり、実際に運動性能の大幅な向上が確認されている。ただし、推力の向上による機体への負担は相応の物があり、パイロットに求められる技量も高かった事から、同様の仕様に換装されたジム・クゥエルは僅かであった。
 また、ビームライフルも下部に近接防御用のビーム発生器の増設されたバレルに換装されている。これは、かつて「ガンダム開発計画」時に開発され、実戦での運用実績はあるものの効果の検証が不十分な近接防御装備「ジュッテ」の再評価用の物と言われているが、詳細は不明である。本装備は、装備の有効性よりもライフル本体の取り回しの悪さやメンテナンス性の低下の方が目につく結果となり、不採用に終わった。ただし、近接防御用のビーム発生器という考え方自体は評価されたらしく、「銃口からビーム刃を発生させる機能を持つビームライフル」が後に登場している。
●塗装メモ
本体黒→ネイビーブルー(ラッカー・14)
本体青→ミディアムブルー(ラッカー・72)
赤→MSレッド(ラッカー・UG04)
アンテナ→イエローFS13538(ラッカー・329)(フラットベース混合)
カメラ→下塗:シルバー(ラッカー・8)・上塗:クリヤーグリーン(エナメル・X−25)
コクピットハッチ→グレーFS36320(ラッカー・307)
腹部・肩等ロールバー部→ニュートラルグレー(ラッカー・13)
フレーム→軍艦色(2)(ラッカー・32)
関節→ダークシーグレーBS381C/638(ラッカー・331)
裏地→RLM66ブラックグレー(ラッカー・116)
バーニア→焼鉄色(アクリル・H−76)
 
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