初音ミク
<はつねみく>
ハンドスケール



 以前、鈴鹿市の近鉄白子駅前に「サンズ」と呼ばれるそこまで大きくない商業施設があってだな。
 ここの3階に、ホビーショップ「タムタム」があった。
 これはその閉店間際で購入。「サンズ」建て替えによる閉店で、「タムタム」に人気がなかったわけではないぞ?
 ジョーシンには入荷しなさそうなのを買っておこうかな?と思って目についたこれを購入。その後ジョーシンにも入荷するようになったので、別のを買えばよかったかな?と思わなくもないな。
 ともかく、初音ミク自体をそれほど知っているわけでもない上に、女の子プラモを作った事がないので説明書通りに作り、完成させる事を目標に製作開始。
 

 これはあんまり人に勧められるキットじゃないかも。
 出来が悪いというわけではなく、かなり小さいんで、パチ組みだけだと色数が足りない。きれいに塗り分けるのは割と面倒。胴体、首から股下までのサイズが小指の第一関節位までしかない。白一色の成形なんで黒部分を塗装するのがちょっと大変だった。モールドはきちんと入っているのだが、白いパーツのモールドは見にくいぞ。足の緑も同様ね。
 一応、墨入れの要領でエナメル塗料の黒でどうにか塗装した。珍しく、「黒部分のデカール付けて欲しい」とか思った。
 小さい事が売りなんだとは思うけど(完成したら8cm弱、その名の通り手の平に載せられるサイズ)、買うなら普通のサイズの方が塗り分け的にもパーツの扱い易さ的にもいいんじゃないかなあ。
 

 会社の女の子に「初音ミクに武器持たせるんだったら、何だろう?」って聞いたら、「日本刀でしょう」即答だった。
 一応手持ちのジャンクパーツで使えそうな物を探してみたんだが、さすがにこのサイズに合う物はなかった。ハンドパーツは何種類か付いていて、この中からマイクの握り手をチョイス。マイクの先端に目立てヤスリで溝を切って、そこにプラ板の細切れを接着。日本刀・・・というか、細身の直刀(らしき物)にした。色は赤、きれいでいいかな、と。
 全体の塗装だが、肌色と髪の緑は成形色。他は一応塗装。この緑はちょうどいい色がなかったので、混色すべく何色か購入したのだが、購入後に行った店で初音ミク専用色置いてるし・・・。まあ助かったけど。まさか近所で売ってるとは思わなかった。
 

 繰り返すようだが、小さい。バラバラのパーツ単位で製作している間は、細いパーツが多いなあ・・・くらいなのだが、塗装も終わり組み立ててみると「え?これだけ?」て思うくらい小さいぞ。こういうの作った事がないからそう思うだけかも知れないけど。
 製作前から最大の不安ポイントであったのが、顔。というか、瞳。
 デカールは付いているのだが、貼り付け位置に明確なモールドがある訳でもなく、絶対ズレて貼ってどこ見てるのかわからん顔になるなー、とか思っていたのだが。
 ちゃんとプリント済みの顔も付いている!口閉じと口開けの二種類!
 これは助かった。しかも使わない方の顔で口の墨入れに何色がいいか試したりできるし。サイズに起因する色分け以外は、十分によくできたキットだったかと。
 ただ、前髪がパッケージの絵に比べてだいぶ厚みがあったんで、ちょっとデザインナイフで削ってみた。完成してから改めて見ると、しなくても良かったかも知れない。
 
●架空設定みたいな。
 初音ミク
 架空設定特になし
●塗装メモ
 黒→セミグロスブラック(ラッカー・92)、細部:ブラック(エナメル・X−1)
 緑→ミクボディシャドウ(ラッカー・FM−03)、下塗:つや消しホワイト(ラッカー・62)
 赤→RX−78レッドVerアニメカラー(ラッカー・20)
 口(墨入れ)→クリヤーレッド(エナメル・X−27)
 刀身→シャインレッド(ラッカー・79)
 
 
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