キングギドラ
<きんぐぎどら>
SD
ずっと素組みして放置されていたキット。他の素組みプラモと一緒に箱にしまっておいてもよかったんだけど、地味にかさ張るのでその辺に転がしておく事になってしまっていた。
今回は、戦艦大和と同時進行で製作する事に。
戦艦大和がかなり細かいパーツが多く、途中で挫折しないように楽に完成させられる物を・・・という事で、比較的大きな部品で構成されたこのキットをチョイス。とりあえず、メインカラーを一度も使った記憶がない「GXブルーゴールド」にする事だけ決めて、製作開始。
この時点での問題は、「目玉、どうしよう?」だった。
シールは付いてるんだけど、眼球全面に貼るタイプで必ずシワになる奴だったんで。
パチ組み状態だと、意外とパーツの継ぎ目が目立たない。一応、接着剤をはみ出させて削り、目で見る限りちゃんと継ぎ目消しをしてからゴールドを塗装したんだが、塗装すると継ぎ目が目立つ。多分パーツの光沢の加減だと思う。接着する→削る→塗る→削る→塗る、みたいな感じで進めていった。
塗装は、全身のゴールドと口内のレッドのみ。眼球・歯・舌は成形色のまま。歯は、口内のレッドが付着した部分をデザインナイフで削ったりしてちょっと面倒だった。隙間が小さくてデザインナイフの刃が入らないのな。まあそこそこちゃんと白く見える程度には削れたと思う。
頭部のツノなんかにも、パーティングラインが走ってたので削り落とした。他にも何箇所かあったような気がする。頭部はなかなかカッコ良かった。そしてディティールが細かい。さすが4000円くらいするだけの事はあるな・・・とか思ったり。
見ればわかるかもしれないが、このキット、持つとチクチクするのが難点。割と尖ったトゲが多い。
胴体パーツは前後貼り合わせなのだが、これだけ細かく鱗のモールドがあるキットなのに胴体接着面付近はモールドなし。そういうデザインではないし、できないわけじゃないから何か理由があるのだと思う。
そして、「目」。
先述のシールは当初より使わない事にしていたので、代案を模索。
思いついて実行したのが、「手持ちの余剰シールの中にある、「ちび丸航空戦艦伊勢」の甲板シールの、シール下になってしまう甲板ダボ穴箇所の1mmくらいの穴抜きシールを黒く塗って使う」だった。
言葉で書くととても伝えにくい。なにせ、小さな円形に抜いてあるシールを塗装して使った、という事で。数量的にも6枚確保できて一安心。
ただ、このシールのおかげで随分と印象が変わったかも。その、何となく間抜けというか、愛嬌がある・・・?
驚くべき事に、尻尾を浮かせた状態で自立する。なかなかの重量バランス。
尻尾と首は同じようなパーツを連結する方式で、まとめて作業すると組み付け順を間違えそう(特に首)だったので、1パーツずつ削って塗装した。
各パーツ、ポリキャップと鉄アレイみたいなパーツで連結するんだけど、さすがに頭部の重量を支えるだけの保持力はないので、首をもたげて上を向かせるのはちょっと厳しめ。それでも十分表情は付けられるけど。
後ろから撮ると思った以上に首パーツの分割が目立って見えるので、これは前から見るのが正解かも知れない。
それなりに高額プラモだと思うので、見つけたら買い!とは言えないけど、パチ組み無塗装でも見栄えのするいいキットなんじゃないかな。ちなみに成形色だと、もっと普通の「金色」だ。
●架空設定みたいな。
キングギドラ
架空設定特になし。
●塗装メモ
本体→ GXブルーゴールド(ラッカー・GX210)
口内→ ダルレッド(ラッカー・LP−18)
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