ミライトワ
<みらいとわ>
ディスプレイモデル



 去年は、本来なら東京オリンピックが開催されていたはずの2020年。色々オリンピックグッズの販売コーナーがありまして。
 何かちょっとは関連商品を購入して、オリンピックに貢献したいなあ、まあ無難にボールペンあたりを購入してみようかと思っていた矢先、ふとこの商品が目につき、折角だから作ってみる事に。
 ミライトワのプラモデルは二種類あって、今回購入したこいつと、足までフル可動の高額モデル(1800円くらい?こいつは半値くらい)があった。正直、安い方でいいや、その代わりパラリンピックのマスコットキャラのプラモも一緒に買ってやろう、となったわけなんだが、イラストを見るに、足のラインは可動部がないこちらの方がきれいだった事も安い版を購入する事にした理由の一つ。動かして遊ぶわけじゃないし、これで十分だと思う。
 本体はほぼ普通に作るだけだが、自衛隊がオリンピック関連予算を流用する形で開発した設定で、ジャンクパーツの火器をくっつける方針で製作開始。
 

 額のオリンピックステッカー貼付部のくぼみをペーパーで削って、代わりにセンサーを配置。一応、射撃戦用機なんで。
 目の塗り分けは・・・輪郭がきれいにできない。どうしてもブレるんで、別パーツだと良かったんだが。高い方のキットだとそうなってたのかも。くぼみの中の塗装も、ラッカーのシルバーを塗ってエナメルのクリヤーブルーを上塗り、いったんクリアーのトップコートを吹いてから全体のブラックを塗り、クリヤーブルーの上にはみ出したらちまちま拭き取り、と面倒な事をしてみた。
 今思ったんだけど、シールのブルーの所を切り出して貼れば良かったのかな?
 ちなみに左右の腕の武器は接着、腰のレーザー砲(そういう設定ね)は強力両面テープ固定だ。いやまあ、外さないでしょ?
 

 今回の塗装は、つや消しホワイトとティターンズブルー。ティターンズブルー、成形色に結構近い色だった。頭部全周にわたるパーティングラインを処理して塗装したんだが、なにげに今まで作ったプラモデルの中で最大の頭部だったんじゃないかな。平筆で、どんなに丁寧に塗っても筆跡が付いてきて困った。最後のつや消しスプレーで目立たなくなってくれて助かったけど。
 武器はジャンクをあさって目についた物を使ったのだが、後頭部には旧キット「トールギス」のドーバーガン。多分1990年代からうちにあるジャンクパーツだった。単純な左右貼り合わせの2パーツ構成なのだが、思った以上にパーツのヒケが多かった。今のキットって、成形技術すごく上がってるんだね・・・。
 

 大口径ライフルは単なる軸接続。角度調整くらいしか動かさないからこれで十分だろう。右手にハンドガン、左手には機関砲。ドラムマガジンが付いているように見えるんだけど、これは1/100MGガンダムのビームライフルから照準器を前後逆に接着した物。パッと見それっぽく見えるぞ。
 重量が増したせいか、背中の支柱がちょっと抜けやすい気がする。肘関節も、武器の重さに負けそうな感じだったので軸をちょっとだけ太らせて対応した。
 これはパチ組みで何となく飾っておくくらいがいいキットだったかも。
 
●架空設定みたいな。
 TOP−2020/C ミライトワ・クロスファイア
 陸上自衛隊の試作兵器。東京オリンピックの予算を流用する形で開発が進められた。
 東京オリンピックのマスコットキャラクターとほぼ同一の外観をしており、イベント会場等で見かける着ぐるみキャラクターに近いサイズにまとめられている。
 開発コードネーム「アサルトマスコット」と呼称される自立型AI搭載の戦術機であり、島嶼防衛、対テロ任務等幅広い任務に対応する事ができる。衛星とのデータリンク能力も有しており、得られた情報から状況を分析、複数機で連携した戦闘行動を取る柔軟性も持ち合わせている。
 本機は火力を重視して設計されており、そのサイズから、人間の扱う火器類のほとんどを扱う事ができる。また、専用の強力な兵装も複数用意されており、手首部に備えられたコネクターを介し状況に応じて換装する。これらは手首部兵装換装機構(Fist Select Weapon System、略称FSWS)と呼称され、アサルトマスコット以外の陸上兵器群との兵装の共通規格化が模索されている段階である。
 存在自体が極秘となっている試作兵器ではあるが、海外におけるテロ組織の拠点襲撃任務等にすでに投入されているとの出所不明な情報もあり、正式に配備される日も近いのではないかと思われる。
●塗装メモ 
 白→ つや消しホワイト(ラッカー・62)
 紺→ ティターンズブルー2(ラッカー・UG17)
 目→ ブラック(エナメル・X−1)
 目(青)→ 下塗:シルバー(ラッカー・8) 上塗:クリヤーブルー(エナメル・X−23)
 額センサー→ 下塗:シルバー(ラッカー・8) 上塗:クリヤーグリーン(エナメル・X−25)
 銃身→ 焼鉄色(アクリル・H−76)
 グレー→ 軍艦色(2)(ラッカー・32)
 
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