パラス・アテネ
<ぱらす・あてね>
ノンスケール



 ガンダム・アーティファクトという商品名の食玩。このハイディティールが全高5cmくらいに収まっているという驚異の組み立てキットだ。  購入、製作に至った経緯は、
 ・前から気にはなっていた
 ・「おかしのまちおか」で、450円くらいする本商品が150円で販売されていた
 ・とりあえず一つ買ってみたら、スーパーガンダムが入っていた
 ・購入後、箱にキット名が書かれていた事に気付いたがとりあえず製作開始
 ・製作中、片足のパーツを紛失
 ・あらためて欲しかったパラス・アテネを購入
 ・余ったスーパーガンダムのパーツも使ってやろう
 という流れで、製作開始。
 一度は手に取ってみたかったガンダム・アーティファクトの、作ってみたかったキットなんだけど、ものすごく行き当たりばったりな感じだな。
 

 スーパーガンダム製作時、できるだけ継ぎ目消しもしていたのだが、小さすぎて平面が上手く出せずパーツのエッジまで削ってしまった箇所があった。その教訓から、今回は継ぎ目消しはナシで。パラス・アテネはデザイン的に、フレームに装甲を被せていく感じなので目立つ継ぎ目は思いのほか少なくて助かった。
 ただ、細かい。塗り分け大変。きれいに塗り分けた作例をネットで見ていたのだが、よくこんな小さいの塗ったな。
 塗り始めてから、仕上げは強めのドライブラシで塗りムラを目立たなくする方針が固まってきた。
 シリンダーの赤とシルバーも、この頃決めたんじゃなかったかな。見せ場のフレーム部分以外に、あちこちのシリンダーが割と目についたのでこれを塗り分ければ良いアクセントになるかな?と。
 それにしても、情報量多いな。
 

 背部フレームにいい感じにスーパーガンダムのロングライフルを噛ませられたので、追加装備に。
 何とかなるだろうと比較的安易に考えて付けたところ、本体の全高よりちょっと高い。
 ここで役に立ったのがパラス・アテネの爪先。踵の二本爪は独立可動部なんだけど、これを立ててライフルの高さに対応。いやあ、何とかなって良かった。
 ライフル自体も本体からフレームで横に伸びた位置に固定されているんで、本体のディティールを隠す事ないレイアウトになるのもポイント高いぞ。
 パラス・アテネとスーパーガンダム、デザイナーは違うし、所属する陣営も敵同士の機体なんだけど、今回は大幅にアレンジされている上にアレンジャーは同じ人だと思うので、パーツを組み合わせてもさほど違和感はないんじゃないかと考えてこうなった。実際、悪くはないと思う。
 こんな時しかできないお遊びかも。
 

 背中が真の見せ場かも。
 ミサイルラックの緻密さがすごい。あと脚部フレームの露出も結構見える。シリンダーを塗り分けといて良かった。
 で、追加したスーパーガンダムの装備品。
 ミサイルラックのフレームに噛ませる形で、ミサイルポッドとフレーム接続のロングライフルを追加した。ミサイルポッドは単に重量増にしか見えなさそうだったので、ガンダムMk.Uのバックパックをつけておいた。ちょっと無理やりに見えるかな?一応がんばったつもり。
 実は面倒だったのが、ロングライフルに接続されたフレーム。左右で収納状態と展開状態でデザインされているのだが、よく見ないと白とガンメタルの塗り分け部を間違えそうになる。更に組んでから塗り分けたのも手順ミスだったな。いや、取付状態を早く見たかったんで(笑)
 

 全高5cmくらいなのに、近くに寄ってみてもこの緻密さ。このデザインでスケールアップした商品を望む声もあるのでは?と思えるくらいの出来だな。
 それにしても便利なドライブラシ。エッジが強調されるのと、使い込んだ道具感が出るので「アーティファクト」な感じが出る(笑)
 今回は「おかしのまちおか」で半値以下で販売されていたので購入してみたけど、これはもういくつか買っておいても良かったかも知れない。
 あと塗らずにそのまま飾るのが正解の商品かも。
 どう考えても塗装前提ではないな。
 
●架空設定みたいな。
 PMX−1/F パラスアテネ・ファランクス
 パプテマス・シロッコの設計図をベースとしてティターンズが試製した、パラス・アテネ。
 対艦攻撃を主任務としたセッティングがなされている。
 機動性確保のため、装甲は最低限の物となり、背部にはコンポジット・キャニスター(ミサイルポッドとジェネレーターを内蔵する複合コンテナ)が増設されている。
 更に、キャニスターのジェネレーターに直結する形で接続されたメガ・カノン砲には宇宙艦艇を一撃で撃沈できるだけの出力が与えられている。
 試作機の1機が実戦投入され戦果を挙げたとされているが、公式な記録は残されていない。
●塗装メモ 
 白→ ライトグレーFS36495(ラッカー・338)
 青→ 風群青色(ラッカー・Vo−40 バーチャロンカラー)
 フレーム→ ガンメタル(エナメル・X−10)
 バーニア、砲身→ メタリックグレイ(エナメル・XF−56)
 ミサイル→ 明灰白色(三菱系)(ラッカー・35)
 ミサイル黄色部→ クリームイエロー(アクリル・N−34)
 シリンダー→ クロームシルバー(エナメル・X−11)
 シリンダー赤→ ダルレッド(ラッカー・LP−18)
 
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