パトラクシェ・ミラージュ
<ぱとらくしぇ・みらーじゅ>
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2007年頃のキットらしい。ナイト・オブ・ゴールドのバリエーションキット。
いつものガンプラとは違い、ウエーブの製品だ。結論から言うと、ガンプラの組み易さを再認識させられた。
かなり前から本棚の上の積みプラの中にあった。いつかはちゃんと作ってみよう、と思って買ってあった物だ。年間目標の、「ガンプラ以外のキットを作る」「接着剤必須キットを作る」の二つが同時達成できそうだったので、気が乗った今を逃す事なく製作に着手。
実は10年以上前にナイト・オブ・ゴールドとこのキット、2回程購入して製作、結局途中で放棄した記憶があるので、まともに作ったのは今回が初めてだ。ともかく組立説明書通りに作って、何とか完成まで漕ぎ着ける事を目標に製作開始。
一応、「華やかなゴールド」より「重厚なゴールド」にしよう、とは決めていたかな。→これはいい感じになったと思うのだが。
接着剤必須のキットだったんで、取りあえず主要部分をマスキングテープで固定しつつ仮組み。立ち姿はなかなかカッコいい感じだったので嬉々として製作開始。
「イージーアッセンブルキット」とかどこかに書いてあったと思うのだが、確かに”組み立てるだけ”ならイージーにアッセンブルできるモノではあった。基本的に、各部は左右貼り合わせのみになっているので、組む事自体は比較的簡単。ただ、貼り合わせたパーツがピッタリ合う部分が一つもなく、全て少しズレるか隙間が開くので削ったりパテか薄いプラ板で埋める等が必要だった。特に頭部は、左右貼り合わせると前部か後部、どちらかしか合わない上に頭頂部の蓋(?)も周囲に隙間ができてしまい困らされた。キットの個体差なのか、こういうパーツ精度なのかは、よく分からないぞ。
他に気になったのは、バンダイのガンプラと比較してプラの材質が若干硬い感じがした事か。何となくサンドペーパーで削りにくかった気がする。あとヒケも結構あった気がする。ゴールド塗装だと結構目立つのでちゃんと埋めといた方がいいかも。
仮組みした時に、肩装甲と前腕部の肉抜きと、本体側肩関節の周辺と腰部装甲の裏ディティールがない事と、足首装甲の裏側が目立ちそうな気がした。結論から言うと、目立つのは肩装甲の肉抜きと肩関節周辺。前腕は大きめの手首装甲が付くので目立たない。足首装甲の裏側は、思った以上に見えない。逆に変なディティールアップをしてしまった結果、足首が内側に若干曲げにくくなってしまい接地が悪くなってしまった。ちなみに膝から下の脚部は、好みの問題で左右逆に取り付けている。
肩装甲の肉抜きは、重くなるのを避けてプラペーパーを貼って目隠ししたのだが、ここは素直にパテで埋めた方が確実だった。肩関節根元は、MGイングラムのワイヤー通す穴の開いた板パーツとかこの前のサプレッサーの余剰パーツのドーベン・ウルフ隠し腕の爪とか貼っておしまい。腰部は、隙間がある割には案外装甲裏は見えないのでディティール付けなくても問題なかったかも。
他に気になったのは、肘と膝の関節。肘は、ゴールドぽい色のポリキャップむき出しだったので、ここを焼鉄色に変えるべく細い短冊状に切ったプラペーパーをセロテープで裏側補強した物を上からかぶせておいた・・・けどほとんど見えてないな。動かさないキットなので、無理やりポリキャップの上から塗料を乗せといても特に困らなかったかも。膝関節部品は、何のディティールもない所があったのでちょっとジャンクを貼っておいた。
それにしても、関節が実質初代のガンプラ程度しか動かない事は驚きであった。まあデザイン的な物もあるし、ガンプラ基準で「関節のあるロボットプラモは当然動かせる」というのが思い込みなのだろうか。
まあ色々思う所はあったが、立ち姿は充分格好いい。おすすめはしないけど、機会があれば作ってみると面白いと思うぞ?
フェイス自体はナイト・オブ・ゴールドの方が好きかも。
頭頂部はこんな感じ。パーツの合いの悪い箇所の一つ。
周囲にパテねじ込んだけど、削りにくかった・・・・・・。
光を当てればそこそこ光る。
今思ったんだけど、トップコートの光沢クリアーが薄すぎるからあんまり光らないのでは。
●架空設定みたいな。
Mirage A1E1 パトラクシェ・ミラージュ
架空設定特になし。
●塗装メモ
金→GXレッドゴールド(ラッカー・GX209)
黒→焼鉄色(ラッカー・61)
バスターランチャー基部黒→下塗:フラットブラック(エナメル・XF−1)・上塗:メタリックグレイ(エナメル・XF−56)
緑:モウリーグリーン(ラッカー・GX6)
赤:レッド(エナメル・X−7)
ベース:マルーン(ラッカー・100)
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