シルヴァ・バレト・サプレッサー
<しるヴぁ・ばれと・さぷれっさー>
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 シルヴァ・バレト自体はそんなに好きなメカじゃなかったんだが、「サプレッサー」になって足元なんかが急に格好良くなったので、購入。
 エディオンで買ったんだけど、ジョーシンでは売切れてなくなってたんで(エディオンには3つ程あったんだが)「ひょっとして思ってた以上にいい物なのか!?」と段々気になり始め、珍しく半ば衝動買いのような形で購入する事となった訳だ。
 長くなった脚部は大変よろしいのだが、背中の予備右腕とその交換機構は実の所そんなに好きではなかったので、これをサブアーム的な何かにできないだろうかと思いつつ、製作開始。
 そういや、「[う]に濁点」て平仮名変換できないんだな。[ヴ]しか出せないと、初めて知ったわ。
 

 サブアームに持たせるのは、旧キットのνガンダム用ビームライフル。20年以上前からある、半ば死蔵品と化していた物だ。まさか今になって使う事になるとは思わなかった。
 こいつなら主役ガンダムの装備を設定資料の出力・年代に照らし合わせても特におかしくはないんじゃないかと。しかもνガンダム自体は運用から1週間かそこらで喪失してしまったおかげで、、準備されていたけど使用されなかった予備品は一定数保管されてるんじゃないかと思われるし。ここで使わなきゃ多分この先も使う機会はないだろう。
 で、メインのビームライフルはシナンジュ用。だいぶ前に買ってパチ組みしていたシナンジュのビームライフルがちょうどいい感じのサイズだったので、これに昔トイザらスで買った兵隊さん人形用武器セットに入っていたM4ライフルの銃床を移植。前にシナンジュで同じライフルを作っているので、ちょっと違う感じに。
 実は上手く保持できないんで、削ったり強力両面テープ仕込んだりして誤魔化しているぞ。
 

 このキット、肩・脚・背中の四角いスラスターの中には何のディティールもないので、スリット状パーツを貼り込み。ここと、(写ってないけど)リアアーマーの裏側は目に付くかも。リアアーマー裏にはプラ板でそれっぽいフレーム状のディティールを追加しといた。
 それはそうと、頭部の黄色アンテナ。頭部を付けた状態でサブアームの取り付けを検討していたらへし折っちゃって、バンダイに部品注文。これをまた同じ事やって折っちゃって、なんかブチっと来たんでもう一機購入してアンテナ部品取り・・・な所でちょっと冷静になったんで、折れたアンテナに裏から0.5mmプラ板を貼って修復。あんまり仕上げがきれいじゃないんだけど、取りあえず何とかなった。
 サブアームは、当初バンダイの「ボールデンアームズ」から関節部品を連結して構成する予定だったんだけど、基部だけに使ってアーム自体はコトブキヤのジョイントパーツセット?に変更。こっちの方が頑丈なのと、曲げられる角度が大きかったので。
 ちょっと寂しかったバックパックにはHGUCバウのエンジンを追加。
 

 一応、こんな感じのアンテナになってます。
 

 

 ここからはサブアーム展開状態。
 メインアームと同規格の物が多重関節フレームで接続されている設定で。関節が沢山あるのと保持がしっかりしているので、大体好きなポジションでポージングできる。
 逆に、メインアームの右腕は、上腕の回転部が単にプラ同士の挟み込みになっているので、外側に腕を開いて片手でライフルを構えさせると、何かの拍子にグルンと回転してしまって上手く構えられなかった。ちょっとライフルが大き過ぎる+重心が前寄り過ぎるせいか。
 

 宇宙戦用機なのと足裏の接地があまり良くないので当初からアクションベースで浮かせるつもりだったんだが、これ、1/144用のベースだとひっくり返るかも。当初飾っていた1/144用は、ベースの片側が浮き上がり気味になっていたので余っていた1/100用に変更。支柱は1/144用のままだ。
 腰前後の装甲には四角い追加装甲(前)と模様?(後)のディティールがあったんだが、好みの問題で削り落とした。
 それにしてもコトブキヤのジョイントセット。これは色々使えて面白いなあ。
 

 今回、塗装後に水性トップコート(光沢)を吹いてからシールを貼ってみた。ネットで調べた所によると、光沢クリアーを吹いて表面を滑らかにしてから貼ると、デカールもシルバリングしにくいらしい。道理である。今までも何となくそんな気はしていたんだが、面倒でしていなかった事を実行してみた。結構効果がある感じなので次からもこうしようと思う。
 ちなみに本当は、水性トップコートがデカール貼付時に使用するマークセッターで溶ける性質があるとかいうのを試す予定だった。これは次回以降の宿題。
 

 横幅をもうちょっと抑え込めると良かったかも知れない。
 
●架空設定みたいな。
 ARX−014S シルヴァ・バレト・サプレッサー射撃戦装備(ビーム・マグナム非使用時)
 シルヴァ・バレト・サプレッサーの射撃戦装備形態。特殊な戦況でない限り、通常はこの形態で運用される事が多い。
 ラプラス事変後の混乱に乗じ各陣営から兵装を調達し、主兵装には「袖付き」残党から流出したシナンジュ用ビームライフルを、背部サブアームにはアナハイム・エレクトロニクスに保管されていたνガンダム用ビームライフルを装備している。
 原型機の大出力を活かした強大な火力を有し、狙撃から乱戦まで幅広く対応できる柔軟性を備えている。保有機体数が少なく、一対多数の交戦状況となる事が多いミネバ一派の貴重かつ強力な戦力として運用されている。
 背部サブアームはサイコミュにより制御されており、パイロットの力量次第では複数目標への同時攻撃が可能となっている。また、部分的にサイコフレームが導入されているとの情報があるが、詳細は不明である。
●塗装メモ
コクピット→ミディアムブルー(ラッカー・72)
本体白→グランプリホワイト(ラッカー・69)(フラットベース混合)
裏地→RLM66ブラックグレー(ラッカー・116)
関節→ダークシーグレーBS381C/638(ラッカー・331)
カメラ→下塗:シルバー(ラッカー・8)・上塗:クリヤーレッド(エナメル・x−27)、クリヤーグリーン(エナメル・X−25)
本体明灰→RLM75グレーバイオレット(ラッカー・37)
本体暗灰→ジャーマングレー”ドゥンケルグラウ”(ラッカー・513)
脚腰一部→ネイビーブルー(ラッカー・14)
頭部アンテナ→黄橙色(ラッカー・58)
 
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