21、近江八幡を舞台にした本を読みました
伝道師(ヴォーリズ)の形見 近江八幡殺人事件 / 秋月達郎/著 を読みました。
武佐にある「八幡屋」という宿屋さんは、どこだろう・・?と想像してみました。もちろん「中村屋」ではありません。「中村屋」は別の宿屋として紹介されているからです。その登場する女将さんはフィクションだと思います。
また、近江八幡商工会議所に勤める「堤 英彦」氏も、もちろんフィクション(架空)なのでしょうが、モデルは誰だろうかと想像してしまいました。犯人当てでは、ないですが・・・・秋月氏に応対した人がいるはずです。市役所の市民課に勤める娘も、誰をモデルにしているのか、推理しましたが、私では該当者がいません。・・誰か(この本を読んで)推理してみておしえてください。(Iさんかな?)
余計なことですが、市では、いま映画の誘致(FC・・フイルムコミッション、LO・・ロケーションオフィス)にも力を入れているとききますが、こういった「本」も近江八幡の宣伝になって、いいものだと思います。・・コミックでは「まぶちの右近」もありますが・・・
いまロケーションで一番の旬なのは「功名が辻」だと思いますが、山内一豊の妻「千代」(2006年のNHK大河ドラマでは仲間由紀恵が演じる主役)は近江町の出身です。千代の母(法秀院=佐久間良子さんがこの役)の墓も近江町にあります。その家来で関が原の役の時、千代の手紙(密書)を持って、山内一豊のところに走り、(有名な場面)東軍に決意させた「田中孫作」も近江町の人です・・(=NHK大河ドラマでは千代を守る甲賀者:六平太(ろくへいた…俳優は香川照之)役のモデル?であろうか。しかし田中孫作は実在の人。)
また、田中吉政(虎姫町出身;福岡柳川城主)や山内一豊は豊臣秀次が八幡城主であったころの家臣でもある。(これはTVドラマに出てくるかな?)その主君の秀次(=成宮寛貴)や同僚だった前野将右衛門(=石倉三郎が演じる。蜂須賀小六の弟分)の無念を晴らすため関が原では東軍についたという説もある。(余計なことかもしれないが、司馬遼太郎の原作に従えばドラマでも秀次は暴虐非道の者として描かれる可能性が高い。
私は、秀次事件は豊臣株式会社の会長・専務派と社長派の社内権力闘争だと認識しているが、もう少し、秀次を良君に修正することは可能であろう。NHKにFCなどから直訴してみてはどうだろうか?)
・・・それはともかくとして、豊臣秀次の縁で八幡城や八幡堀もTVドラマに登場することを願うところです。・・・
たぶん、歴史ドラマ?では登場する?しないかも?の「孝蔵主」という女性も注目されるところである。彼女は「蒲生家臣川副勝重の女」とある。
いわゆる「近江の女」である。高台院とともに関が原や大阪の陣では重要な役割を果たしている。
なお織田信長を含む尾張の織田一族の始祖のご先祖様が、この近江八幡から出ているということは、前にもどこか(市労連OB会機関紙だった)で言ったこともあるが、信長の母の「土田御前」も、近江八幡の「土田」町と関連があったことまで知る人は少ないだろう。(・・このことは八幡和郎氏も著書のなかで述べておられる。)
信長に関連する近江の女性は「お鍋」(織田信高;七男・信吉:八男の母)様だけではないのである。・(お鍋は今回のNHKドラマでは未登場?本能寺の変では蒲生氏郷に保護される)・・・・
・・こんなことは、どうでもいいことだが、近江八幡を舞台にした「戦国の近江の女性」という物語もできるのかなと思った次第である。
なにも女性の物語は「大奥」(ライバル視?)だけではないぞ。という思いからの発言でした・・蛇足だが視聴率がよいそうです。くやしい!テレビの「大奥」では安子(史実では「安」という)が目立っているが、実際は「お伝の方」=小池栄子の方が権勢を誇っていたようである。私は小池ファンだ!
こんなことを書いていたら、この06年1月にテレビ6チャンネルで「近江八幡〜京都〜佐渡、殺人旅行」という番組が2時間ドラマであった。主人公は近江八幡市の円山町に住む「近江八幡高等学校」(=映っていたのは八幡商業高校だったが)の教師という設定であった。これもFC・LOの努力の結果であろうか。感謝、感謝!
最近は「近江八幡」のことがよく、新聞でも載るようになったが、なんにせよ、悪いこと=事件で無いかぎり、近江八幡市民にとっては喜ばしいことである。これも「THE ファースト」を標榜する川端市長のおかげであるかも・・・?