仏前結婚式について
金照寺仏壮 西川 秀夫
私が結婚式を、金照寺の本堂で行なったのは昭和五十三年十一月十一日のことであり、もう二十七年も前のことである。当時は神前結婚式が当たり前で、教会(チャペル)での式はちょっとハイカラな人やウェディングドレスが着たいからという人が行なっていた程度であった。それもほとんどが、ホテルに付属した施設や○○殿といったブライダル施設であった。(海外での挙式組もあったかな。)私としては、人生の四大儀礼(冠婚葬祭)の一つで私の大事な「結婚式」を、そんなポリシーのないつまらない商業ペースの時世に流されたくなかったし、第一、結婚式は「普段の信心の依りどころとなる宗教」で行なうべきものと考えていたから、当然のことながら、私は誰に結婚の誓約をするのかという二人の自問自答の結果として仏前結婚式という法式を選択した。今の妻と二人で、有縁の金照寺の阿弥陀様の前で結婚式を挙げさせてほしい旨を住職(西川龍乗氏)に相談に行ったら大変喜んでいただいた。司婚者は当然、住職にお願いした。妻側の家族・親族は当初、まだまだ一般的でなかったせいか、お寺で挙式すると言ったらびっくりしていた。お寺というのは葬式や法事など死者の供養のためにしかなく「暗い」「抹香くさい」と言ったイメージで受け止めていたらしい。しかし、式を終えた後の披露宴で、妻の父親や親族から「お寺での結婚式は初めてやから興味津々やったが、仏前結婚式も荘厳で、明るくあたたかい雰囲気で良いものやったな」と言って喜んでもらえた時には、私の我儘であったが仏前結婚式にして、本当によかったなと思った。今でもそのことは鮮明に印象に残っている。(だから、今もこれを書けるのである)「縁談」という言葉は仏教用語の「因縁」から来ているというが、人と人の出会い(=ご縁)を大事にする結婚式だからこそ、私としては仏教にご縁のある方には仏前結婚式(結婚式の本来の姿は自分の宗教や宗旨で挙式する)をお勧めしたい。
浄土真宗関係リンク・・・私が見て参考になるなぁと思ったHPです。
http://www.hongwanji.or.jp ・・(浄土真宗本願寺派)西本願寺公式サイト
http://blog.kyomusyo.main.jp ・・浄土真宗本願寺派 滋賀教区教務所
http://www2.big.or.jp/~yba/index.html ・・浄土真宗やっとかめ通信(東海教区仏教青年連盟)
http://www.shinrankai.or.jp/index.htm ・・浄土真宗 親鸞会
http://www7.ocn.ne.jp/~kokubo/index.html・・浄土真宗本願寺派 河久保同行の部屋
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sinsyuji/index.htm・・浄土真宗本願寺派 真宗寺
http://hongakuji.moo.jp/ ・・真宗(大谷派)小松 本覚寺・・仏教讃歌が聞けます。