結婚しても、女性だけが「姓」を変える必要ないよ!

 女性のみなさん、結婚すれば、夫の氏(うじ)に改姓しなければならないと思っていませんか?それは男女共同参画の現代では常識ではありませんね。法は男女平等です。婚姻届(こんいんとどけ)を出すとき、どちらの氏を使うか選択できます。妻の氏結婚でもいいのです。世間ではまだ妻の氏婚(つまのうじこん)は、夫が妻の実家に養子に入ったように思われがちですが、養子縁組をしないかぎり、養子ではありませんね。同じように妻も夫の氏を名乗るだけでは、夫の家に入ったということにはなりません。つまり夫の両親の世話をしても財産は妻には相続されないのです。損ですよね。


どうせ、夫の氏を名乗るなら、夫の親とも養子縁組しましょう!

 夫の氏を使うように選択したなら、この際、夫の親とも養子縁組をしておきましょう。夫の親と同居するようになって、もし親の介護をすることになっても、親が亡くなったとき妻には財産分与は行われません。民法では、嫁には与たらず、よそに嫁いでいる実子の娘等に権利があります。献身的に世話をしても、その苦労は報われないのです。ですから、転ばぬ前の杖として、養子縁組をしておく必要があるのです。

一度結婚したら、20歳になっていなくても、成人とみなされます!