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第1章 自作工具・診断機器の製作方法
104,105は、おもちゃドクター養成講座で、半田ごてやニッパー等の工具の使用実習を兼ねると共に、治療にも活用できる初心者用のグッズの製作である。
| 1−04 | 豆球を使った電池チェッカーの製作 |
ビニール線の切断、被服剥き、リード線接続(より合わせ接続・半田による接続)、半田付け、熱収縮チューブの使用法を体験実習する。
完成品で電池の良否判断を行う。明るさの違いを目でみて確認できる。
電池ボックス、ワニ口付きリード線を利用して導通チェッカーとして利用する。

使用材料:
豆球 電池1個用、豆球用ソケット、
ビニール線 赤黒10cm 0.18x12芯 各1
熱収縮チューブ1.5φ 5cm 2つに分けて使用
(プラ板「商品個装用やボトルに使用のPET板で可」)
工具:
ラジオペンチ・ニッパー・(カッター)・半田ごて
製作方法:
・豆球用ソケットのリード線の中央をニッパーで切る。
・切断した1方の端を10mm程度剥く。
・ビニール線の1端を10mm程度剥いて、両者を直線状によじり合わせる。
・よじり合わせた部分を半田付けする。
・豆球用ソケットのリード線の他方の端は5mm程度剥き半田メッキをする。
・他のビニール線の1端を5mm程度剥いて半田メッキをする。
・両者を直線状に重ねあわせて半田付けする。
・熱収縮チューブを2分する。
・接続部分に熱収縮チューブを被せ半田コテで加熱収縮させる。
・ビニール線の他端を10mm程度剥いて半田メッキをする。
・豆球をソケットに取り付ける。
*リード線の色はソケット中央側を赤、ネジ側を黒とする。
*プラ板を加工して、リード線のホルダーを作ると片手で電池チェックが容易にできる。
| 1−05 | ワニ口付きリード線の製作 |
ビニール線の被服剥き、大物部品半田付けを体験実習する。
完成品は、電池ボックスを利用して簡易電源等に利用する。
使用材料:
ワニ口クリップ 赤・黒、大・小 各1個
ビニール線 赤黒 各1本 (太さは、10芯、12芯、1.5sqなど。長さは用途による、10〜50cm程度)
工具:
ラジオペンチ・ニッパー・(カッター)・半田ごて
製作方法:
・ ビニール線の両端を5mm程度剥き、軽くよじっておく。
・ ワニ口クリップのカバーを外して、ビニール線を通しておく。向きに注意
・ 写真のように、ワニ口クリップの穴にビニール線の先端を通して
・ 半田付けをする。ハンダの乗りが悪い場合は、個々にハンダを付けておく。
・ ビニール線の被服部分をワニ口クリップのツメで押さえて、
・ カバーをする。

左の二本は、仮電源用に最適なの細長コード(10芯コード使用)
中の二本は、太短コード(1.5sqコード使用)
右の二本は、中間抵抗(10Ω)入り、電池チェックなどで使用
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津おもちゃ診療所 2011/01/22