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第1章 自作工具・診断機器の製作方法
| 1−07 | △ドライバービットの製作 |
使用材料:細長軸ドライバービット

工具:グラインダー、ドリル 保護具:メガネ、マスク
製作法:ドリルでビットを回転させながら、グラインダーで先端1cmを3φにする。
ビットの6角部分を活用して、先端の3面を削り、三角形を得る。
| 1−08 | 改造工具(プラスドライバー) |
普通軸径のドライバーをおもちゃの分解で使いやすい細軸径のドライバーに改造する。
穴の底にネジがある場合、穴径が6mm弱の場合で#2ビスが使用されているなど、普通軸径の適合ドライバーが使用できない場合がある。細軸のドライバーも市販されているが、手持ちのドライバーを加工すると握り部分が太くて使いやすいドライバーにできる。
ドライバーの先端4cm程度をグラインダーを使って細くする。
切削する部分にマジックインクを塗り、マジックを削るようにすると全周を均一に削ることができる。何度も繰り返すことで、目標の軸径まで細める。
磁石付きのドライバーの場合は、切削は少しずつ行い温度の上昇を抑える。高温になると磁石の性能が落ちるので要注意。
#2ドライバーで軸径5mm、
#1ドライバーで軸径4mm、
#0ドライバーで軸径3mm までドライバーを回しながら削る。

写真は、軸径6mmの#2ドライバー(加工前、写真下)を軸径5mmに加工(写真上)したものである。
グラインダー作業では、防塵用のメガネとマスクを着用し、回転部分に巻き込まれないような服装で行うこと。
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津おもちゃ診療所 2011/01/22