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みえ森づくりサポートセンターは、「県民全体で森林を支える社会づくり」を実現するため、森林環境教育や木育、森づくり活動を県内全域で拡大することとしています。

TEL. 059-261-1223

〒515-2602 三重県津市白山町二本木3769-1

出前授業

令和3年2月24日(水)三重大学教育学部附属小学校で製材や端材利用の話を行いました

 三重大学教育学部附属小学校で5年生95名を対象に森のせんせいから製材や端材利用の話を聞きました。
 山で伐った木がどのように製材加工されるか、製材加工の今昔、木取りについて、そこから出る端材の利活用と商品開発について学びました。
 木造と鉄筋コンクリート、一戸建てと集合住宅などの問いかけから、建物にはいろんな構造があること、三重県の製材所数は全国で1~2位であること、木造建築の様子や建て前について、学校の机や本棚、床などを見ながら本物の木とプリントの木について、スギの赤身や白太、黒芯材、杉皮の利用について、木取りの話から端材が出てくることの話などを聞きました。商品開発についての話では、森のせんせいの体験談を交えて、「三重のもの・ひと・こと」発信からの三重県の素晴らしさについての話もありました。
 最後に、山で70~80年かけて育てられて木材となった木なので、もったいないことをしたくないという発想から、端材について何を考えて何をしたいか、という問題提起と共に端材の端材の端材であるスギ板が配られました。子どもたちは嬉しそうにスギ板をさわりながら商品開発について思いを巡らしていました。

森のせんせいの問いかけに答える  木取りについて          柱材についての話

端材利用についての話       質疑応答での人工乾燥と天然乾燥の話 スギ板端材の配布

内容 【座学】製材と端材利用について
時間 100分(2限分)
場所 三重大学教育学部附属小学校5年生教室
対象 5年生 95名
講師 森のせんせい みえもん

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令和3年2月19日(金)三重大学教育学部附属小学校で森や林業の話とマイ箸作りなどを行いました

 三重大学教育学部附属小学校で5年生95名を対象に森のはたらきや林業の話を聞き、マイ箸作りと丸太切り体験&コースター作りをしました。
 初めに森のせんせいから、森の働きや林業のサイクル、間伐の意義、木材価格の推移、高性能林業機械の紹介、原木市場、木を使ったものの紹介があり、国産材を使って元気な森を取り戻そうという話を聞きました。
 次に、体験としてスギ材で箸作り、ヒノキ材で丸太切りとコースター作りを班別行動で行いました。箸はサンドペーパーで磨いて仕上げにアマニ油を塗って完成です。丸太切りはノコギリを使うのが楽しそうでした。
 林業について学び、スギ・ヒノキ材にもふれて、感触や香りを確かめたり、ノコギリも使うことができ、児童たちは楽しく学べた様子でした。質問も多く出て、時間が足りないほどでした。

林業の緑の循環で苗木を植える話  質疑応答タイム。質問が次から次へ。ノコギリの使い方の説明を聞く

丸太切体験の様子  箸作りの様子           箸作りの仕上げの様子

内容 【座学】森のはたらきと林業の話
【体験】マイ箸作りと
     丸太切り&コースター作り
時間 100分(2限分)
場所 三重大学教育学部附属小学校体育館
対象 5年生 95名
講師 森のせんせい 中勢森林組合

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令和3年2月4日(木)鈴鹿市立庄内小学校で森の話とマイ箸作りを行いました

 鈴鹿市立庄内小学校で5年生18名を対象に森林や林業の話を聞き、マイ箸作りをしました。
 最初に「森林の働きと林業、木を使うことの意義」として森のせんせいのふだんの活動内容や林業の話をクイズも交えながら聞きました。森林と私たちのくらしの話では、日本の森林面積、天然林と人工林の違い、人工林の手入れ、間伐の意味、人工林の増えた理由や林業従事者の推移、森林の役割、今後の私たちが森林と林業についてどうしていくのが良いかなどの話を聞いて学びました。
 話の後、地元の木を使ってマイ箸作りをしようと、スギの間伐材から作った箸の材料の説明を聞いてから、削り易い柾目の木を選び、カンナと治具を使って箸先を整え、サンドペーパーで磨いて作りました。最後にアマニ油等の乾性油を塗って仕上げました。

林業の話、間伐について      クイズ形式で森林の働きについて学ぶ 箸の作り方の実演

カンナと治具で箸の形を整える   サンドペーパーで磨き滑らかにする 箸作りの治具

内容 【座学】森の話
【体験】マイ箸作り
時間 135分(2限分)
場所 鈴鹿市立庄内小学校5年生教室
対象 5年生 18名
講師 森のせんせい 出口省吾氏

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令和3年1月19日(火)桑名市立修徳小学校で森林や林業の話とペーパースタンド作りを行いました

 桑名市立修徳小学校で5年生50名を対象に森林や林業の話を聞き、ペーパースタンドを作成しました。
 5年生2クラス、2限ずつの実施で、森林のはたらきや林業の話を1限実施後、2限目に卵型の木の底面をサンドペーパーで磨いてペーパースタンドを制作しました。
 授業を始める児童たちの机の上にはスギ板や立方体の木、木の折り紙などが置いてあり、何が始まるのだろうかとワクワクしていました。森のせんせいからは、最初に林業を始めるきっかけになった話やチェーンソー大会に出場しての失敗話と世界のレベルの高さ、失敗することの大切さの話がありました。
 その後、森の木になる体験や机の上に置いてあったものを使って森林率や木の体積などについ学びました。その他にも木の二酸化炭素の吸収量や間伐、枝打ちなどについても学びました。
 休憩時間にも1限目に聞いた話について質問したり、木に興味のある児童が森のせんせいに質問をしていました。
 2限目は卵型の木の底面をサンドペーパーで削って磨き、ペーパースタンドを制作しました。サンドペーパーで綺麗に底面が出て驚きながらも熱心に磨いていました。細かく揃った木目や小さな枝の後が顔に見えると言って眺めたり、削って出た木の粉を集めて持って帰るという子もいました。出来上がったペーパースタンドにはメモや目標を書いて使います。掌に入る卵型のペーパースタンドの丸い形が心地良いのかずっと手にしていました。

林業を始めるきっかけについての話 木になってみる         世界と日本の森林率や体積を学ぶ

仕事場の話から間伐について学ぶ  ペーパースタンド作り      ていねいに磨いて仕上げる

内容 【座学】森林のはたらきや林業の話
【体験】ペーパースタンド作り
時間 130分(2限分)
場所 桑名市立修徳小学校多目的室
対象 5年生 50名
講師 森のせんせい 谷上浩一氏

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令和2年12月14日(月)四日市市立橋北中学校で校庭の木の観察と樹名板作りを行いました

 四日市市立橋北中学校で1年生30名を対象に校庭の樹木を観察し、調べた木の樹名板を作成しました。
 30名を5班に分けて、校庭内の樹木のうちから選んだ10種類について与えられた課題を各班2種類ずつの樹木の写真や枝葉をラミネートカードにしたものをヒントにして樹木名やその特徴も調べました。
 調べた樹種名が合っているか、森のせんせいに判定してもらい、正解後に樹名板を作成し、調べた特徴をまとめました。
 調べた樹木について、実際に校庭に出て確認し、幹、樹皮、樹形、枝葉の形、根の様子などを観察し、確認しました。森のせんせいからもいろんな特徴を教えてもらったりアドバイスをしてもらい、森の作業として必要な測樹について、輪尺やワイゼ式測高器を用いた測り方について学びました。
 各班で2種類の樹木について、特徴の他にも樹高、胸高直径、生育場所などの調査項目の報告、感想を各班の代表が資料を提示するなどして発表しました。
  森のせんせいからは各班の発表に対してのコメントがあり、調べた樹木は新入生にも伝えられるようにといった宿題も出されました。

各班で森のせんせいに自己紹介。    樹木調べに取り組む様子。  図鑑やタブレットも駆使。

校庭で調べた樹木を観察。      樹高や胸高直径も計測。     各班の代表者が発表しました。

内容 【座学】校庭の樹木調べ
【体験】樹木の観察と樹名板作り
時間 110分(2限分)
場所 四日市市立橋北中学校体育館と校庭
対象 1年生 30名
講師 森のせんせい 認定NPO法人 森林の風

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令和2年11月12日(木)多気町立外城田小学校で森のお話と木工作を行いました

 多気町立外城田小学校で4年生9名を対象に自分たちが使用している水道水源林について学び、森林のはたらきについて理解を深めました。そして、身近な木材を使ってキーホルダーを作りました。
 林業家の森のせんせいから、林業とは木を育てて、伐って市場に売って生活すること、山の仕事の話や林業は再生可能な資源であること、木が材として使えるようになる
には60~80年かかり、次の世代に託すという話がありました。
 そして、私たちの暮らしに必要な水が森から来ていること、森が雨水を濾過してきれいな水にしているお話もあり、児童たちは森のせんせいの話をしっかり聞いてノートに書き留めていました。
 次に、図工室に移動してキーホルダー作りをしました。工作の前に、スギやヒノキなど実際の木の枝葉や円盤を観察しました。木の種類は、多気町特産のカキやミカン、香りのするクスノキ、校庭にあるサクラ、ケヤキなどの材を観察し重さの違いなども体験しました。
 その後に、それぞれの好みの枝を選んでノコギリで切り、サンドペーパーで磨いて仕上げました。児童たちは選んだ材の年輪や色合いの違いなどを見比べていまた。森のせんせいからは、切ったばかりの木なので、乾くと縮んで割れが入っていくこと、日陰の涼しいところでゆっくりと乾かすと割れにくいこと、記念に大切に使ってくださいというお話もありました。

林業についてのお話を聞く。  森のはたらきや緑の循環のお話を聞く。ノートをしっかりとる児童たち。

ミカンの木の材。      いろんな材を観察後、キーホルダーにする木を選んで輪切りし、磨いて金具
              を付けて仕上げました。

内容 【座学】水道水源林としての森林のはたらき
    について
【体験】身近な木材を使ったキーホルダー作り
時間 135分(3限分)
場所 多気町立外城田小学校教室と図工室
対象 4年生 9名
講師 森のせんせい 細渕芳弘氏

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令和2年11月10日(火)伊勢市立佐八小学校で校庭の樹木観察と木工作を行いました

 伊勢市立佐八小学校で1~2年生17名を対象校庭や学校周辺の樹木をかんさつし、集めた葉っぱを使って工作を行いました。
 はじめに森のせんせいが児童達に木のブロックを配り、木の香りを体験しました。紙やすりで木をこするとヒノキやクスノキが家の匂いやスーッとした匂いがするといった感想が出て、木にもいろんな香りがある事を体験しました。
  その後、校庭に出て10種類ほどの樹木観察をルーペを持って実施しました。じっくり観察することで、ツバキのつぼみに毛が生えているのを見つけたり、ヒイラギの葉のトゲの様子や、サクラの樹皮を観察したりしながら、子どもたちは発見したことを森のせんせいに伝えていました。
 教室に戻る前に子どもたちは思い思いの葉や枝を集めて戻りました。
 集めてきた葉は画用紙に貼って自由に作品を制作し、森のせんせいにラミネートしてもらい、作品が完成しました。すてきな作品が出来ました。

木の匂いをかぐ様子。      校庭の樹木を観察。ルーペも使ってじっくり観察。

気になっていたキノコを観察中。  持ち帰った葉や枝で工作。    みんなの作品ができました。

内容 【体験】校庭や学校周辺の樹木観察
    自然の素材を活かした造形活動
時間 90分(2限分)
場所 伊勢市立佐八小学校ワークスペースと校庭
対象 1~2年生 17名
講師 森のせんせい 藤川和彦氏

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令和2年11月9日(月)玉城町立外城田小学校で林業、森や木のお話とクッブ体験を行いました

 玉城町立外城田小学校で5年生46名を対象に、林業、森や木のお話とクッブ体験を行いました。
 はじめに森のせんせいから、森のはたらきや、世界の森林と日本の森林の現状、日本の森林利用の歴史やよく手入れされた人工林の特徴や緑の循環について、伐採した木が材になるまでと木が私たちの暮らしの中でどのように使われているかなどのお話を聞きました。そして、木はCO₂を固定するので、CO₂を排出する石油などは使う量を減らして、木を使うことが地球環境の保全に良いこと、使うにしても節度を守ること、木を伐ったら植えて育てること、身の回りの木や紙はどのような森から来たのか考えてみることが大事であること、森林はなぜ大切なのかみんなで考えてほしいといったお話がありました。
 その後、これから校庭で体験する「クッブ」についてその歴史や由来、材についてのお話がありました。
 お話を聞いた後は校庭に出て、8チームが4コートに分かれてクッブ体験をしました。それぞれのコートに森のせんせいが付いて、ルールの説明から練習試合をして、だいたい分かったところで試合開始です。
 県産材のヒノキとヒノキが当たって木のいい音が校庭に響き、ヒノキの匂いも感じられました。ねらい通りに当たってチームでエアハイタッチをし合って喜んだりと、どのコートも盛り上がっていました。
 試合終了後、クッブ体験が楽しかったという感想が多く聞けました。

森のはたらきや森林・林業の話を聞く。緑の循環や木材市場の話もありました。クッブの話を聞く様子。

各コートで森のせんせいからルール説明を聞いて練習試合開始。

カストピンナを投げてクッブに当てます。当たったら、エアハイタッチ!試合後にクッブを積んで遊ぶ様子

内容 【座学】林業、森や木の大切さについてのお話
【体験】クッブ体験
時間 90分(2限分)
場所 玉城町立外城田小学校多目的ホールと校庭
対象 5年生 46名
講師 森のせんせい 三重県クッブ協会

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令和2年10月15日(木) 伊勢市立上野小学校で林業、森や木のお話と作品づくりを行いました

 伊勢市立上野小学校で1年生9名を対象に、林業、森や木のお話と森の素材を使ってオブジェづくりを行いました。
 はじめに森のせんせいから林業という山での仕事のお話とその道具や装備の紹介があり、実際にチェンソーを使ってヒノキの丸太を切るのを見てもらいました。切る前に丸太の重さや質感を手に取って感じてもらい、切った円盤からは匂いやその断面の観察、さらにスギとヒノキの枝葉や実、スギ材の丸太も観察してもらいました。チェンソーがなかった昔は大きなノコギリを使っていたお話とノコギリも見せてもらいました。
 教室に移動し、児童が事前に集めた木の枝と森のせんせいが山から集めた木の実や枝葉などを使ってオブジェづくりをしました。ドングリやマツボックリは人気でみんな使っていましたが、ほかにもいろんな森の素材を使ってオリジナル作品が次々と出来上がってきました。児童からは、今日の感想としてどんなところが楽しかったか、初めてさわったり見てみた事の発表後、みんなの作品を鑑賞し合いました。
 最後に森のせんせいからまとめのお話で、昔は木と人が仲良しだったこと、これからも近くの自然や木といっぱい遊んでほしい事のお話がありました。子どもたちから山のお仕事の質問があったので、森のせんせいからもう少し詳しく山のお仕事の話をし、「今日は来てくれてありがとう!」と子どもたちから感謝の言葉をもらって授業を終了しました。

まずは丸太の重さなどを体験    チェーンソー作業の見学           スギの枝葉観察

森の材料選びの様子        虫が木を食べた跡の観察      作品の一つ

林業のお話をしている様子   お話が終わったあとも子どもから質問が続きました

内容 【座学】林業、森や木の大切さについてのお話
【体験】森の素材を使っての作品作り
時間 100分(2限分)
場所 伊勢市立上野小学校校庭と教室
対象 1年生 9名
講師 森のせんせい 福山成宣氏

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令和2年9月7日(月) 津市橋北中学校で森や木のお話と木工品づくりを行いました

 津市立橋北中学校で1年生227名を対象に、森林や林業、県産材や建築のお話と木工品づくりを行いました。
 はじめに森のせんせいから大工のこと、建築している家などの素材や建築方法について、美杉の林業について、森と海のつながりとそのはたらき、県産材を使う意義などのお話を聞きました。
 生徒たちは木工作品を仕上げていくために、この出前授業の実施までに木工品の設計図をもとに、等角図や構想図の作成、けがきやのこぎり引きを2時間程度行ってこの日を迎えました。
 次に森のせんせいは道具の使い方について、先ずは道具のお話をしました。大鋸(おが)を持参し、昔の製材に使われていたこと、ノコギリにもいろんな種類と用途があることのお話がありました。そして、6~7人の生徒が大鋸引き体験をしました。どのクラスも驚き、楽しそうでした。
 鋸とやすりの使い方の実演と説明を聞いた後は、生徒たちが木工品づくりの続きを始め、森のせんせい達がそれを見て回り、アドバイスしました。
 プロの大工に道具の使い方を教わった生徒たちは、とてもよく理解できたようで木工品づくりの仕上げに向けてていねいに作っていきたいという声や県産材を使っていきたい、木の家を建てたいなどと様々な思いや気付きがありました。

森のせんせいが建てた家についてのお話。間伐などの森林についてのお話。さしがねの使い方について説明。

大鋸(おが)体験。        森のせんせい達がノコギリの使い方を指導している様子。

やすりの使い方を指導している様子。 やすり掛けをしている様子。

内容 【座学】県内の森林や林業の現状、森のはたら    きと大切さ、県産材を使う意義と建築
    について学ぶ
【体験】美杉産の杉の間伐材を使って木工品を    つくる
時間 50分(1限分)×6クラス
場所 津市立橋北中学校木工室
対象 中学1年生 227名
講師 森のせんせい 高橋一浩氏
 木神楽:坂下治生氏、枡屋孝太氏

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令和2年8月26日(水) 津市立村主小学校で箸作りを行いました

 津市立村主小学校で4年生23名を対象に、森のはたらきや林業についてのお話と箸作りを行いました。
 はじめに教室で森のせんせいから日本の木や森、林業のこと、木工の仕事についてのお話を聞きました。日本の木については、スギ、ヤマザクラ、センダン、ウメ、キリなどの木を実際に見たり触ったりしながらその質感や匂いの違い、音なども感じました。外国の木は種類が少ないけれど日本の木の種類は1000種類もあって、全て活用できること、センダンの木で作った椅子も披露してくださり、センダンはどこにでも生えている木だが、加工すると素晴らしいことなどのお話もあり、お話の後はみんなで椅子に座り合い、その座り心地の良さを体感していました。
 そして、図工室に移動して、大工さんの建材の端材を材料にしたヤマザクラの木で箸作りをしました。最初に「逆目」と削る方向をしっかり学んでから始めました。小刀を使うのは皆初めてで、最初はたいへんそうでしたが、コツをつかんでくるとどんどん次の工程へと進んでいきました。最後の磨きでは、サンドペーパーの後にトクサで磨き、ムクノキの葉で仕上げ、ミツロウを塗って仕上げました。植物で磨けることに皆驚いていました。
 最後にふりかえりでみんなが感想を述べました。木にはいろいろな種類があっていろんなところに使われていること、箸作りはむずかしかったけれど楽しかったこと、初めて小刀を使うことを経験出来て楽しかったことなど次々に感想が述べられました。
 ふりかえりの後、班ごとになって森のせんせいが持ってきたいろんな樹木の板や端材から出来た作品を観たり触れたりしてから教室に戻りました。

木について質問に答える様子。   木のお話を聞く様子。      いろんな木材を観察。

箸材の話や削る方向について学んでから小刀で削ります。トクサやムクノキの葉で磨いてなめらかにします。

ミツロウで仕上げてできあがりです。 最後にさまざまな木の板や作品を観ました。

内容 【座学】森のはたらき、林業や緑の循環につい    て、間伐材の利用についてのお話
【体験】ヤマザクラの木で箸作り
時間 80分(2限分)
場所 津市立村主小学校教室と図工室
対象 小学4年生 23名
講師 森のせんせい 柳田国男氏

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令和2年7月3日(金) 津市立西郊中学校でマイ箸作りを行いました

 津市立西郊中学校で1年生114名を対象に、技術科の時間を利用してマイ箸作りを行いました。
 はじめに森のせんせいから林業についての紹介や、間伐の必要性、森林の循環についてなど25分ほどじっくり質問を交えてお話を聞きました。私たちの身の回りにはいろんなところに木が使われており、私たちの出来ることは、木の魅力を知り、国産木材を使うことが元気な森を取り戻すことにあるという事を知り、本日のマイ箸作りにつなげました。箸作りでは、スギの間伐材を利用した角材をナイフで削り出して作りました。初めてナイフを扱う生徒が多かったのですが、森のせんせいから丁寧に扱い方を教わりながら、皆真剣に取り組んでいました。短時間でもあり、慣れるまで削るのに苦労していましたが、少しコツを覚え、楽しくなってきたところでの終了となって、生徒たちは残念がっていました。

森林や林業のお話を森のせんせいから聞いている様子。 マイ箸作りをしている様子。

内容 【座学】森林の働きと木材の利用
【体験】県産材でマイ箸作り
時間 50分(1限分)×3クラス
場所 津市立西郊中学校技術室(金工室)
対象 中学1年生 114名
講師 森のせんせい 中勢森林組合

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令和2年6月25日(木) 四日市市立中央小学校で校庭の樹木観察を行いました

 四日市市立中央小学校で4年生15名を対象に、校庭の樹木観察を行いました。
 はじめに森のせんせいから観察することについてアイスブレイクをしながら、いろんなことに目をやること、観察することの大事さと五感で感じることの大切さを学びました。
 そして、校庭の樹木を20種類観察しました。子どもたちは葉を触ってみたり、匂いを確かめたりしながら、森のせんせいのお話に耳を傾けて一生懸命メモを取っていました。クスノキが四日市市の木であることや、虫よけのショウノウに使われ、匂いは人の健康にも良いことなどの話を興味深そうに聞いていました。その他の樹種についても同様に人の暮らしと結びついたお話があり、他にも水や光合成の話、根っこについてのお話など興味深いお話が続き、あっという間の2時間でした。
 最後にふりかえりでみんなが感想を述べました。木にはいろいろな種類があること、葉や枝もそれぞれ特徴があること、色や形、匂いも異なること、木を観るのが楽しくなったことなどの感想が述べられました。
 この後の授業で児童達は樹名板を作成し、観察した木々に掲げます。

アイスブレイク中。校庭を観察。 針葉樹と広葉樹のお話を聞きました。 シラカシの観察。

クロマツの葉のかたさを確かめました。 クスノキの枝と根のお話。 ふりかえりの様子。

内容 【体験】校庭の樹木のお話と観察
時間 95分(2限分)
場所 四日市市立中央小学校校庭
対象 小学1年生 15名
講師 森のせんせい 山野内宗広氏

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令和2年6月17日(水) 四日市市立内部東小学校で森のお話を聞いて学習の森の観察を行いました

四日市市立内部東小学校で6年生91名を対象に、森のお話を聞いて学校にある「学習の森」を観察しました。
 まず、森のせんせいから全員で「学習の森」についての森のお話を聞いたあと、クラスごとに森の観察に行きました。
 森のお話では、森にある危険な動植物について知っておき、その対処法も学びました。危険な植物は悪者ではなく、人の暮らしに活かされていることも学びました。そして、「学習の森」が森の生長の途中段階にあること、陽樹の森と陰樹の森についても学びました。
 森の観察では、班別に森を散策して、気になるもの、お話で出てきた樹木などについて観察や発見をしました。児童達はこの森の整備も今後する予定なので、森の入口付近では丸太切り体験も実施しました。
 皆熱心に取り組んで、楽しそうで、なかなか森から離れませんでした。

「学習の森」についてのお話を聞く様子。 「学習の森」での観察し、森のせんせいにお話を聞く様子。

「学習の森」をじっくり観察。   丸太切り体験の様子。輪切りにしたヒノキの年輪を講師と観察。

内容 【座学】「学習の森」についてのお話
【体験】「学習の森」の観察、丸太切り体験
時間 90分(2限分)×3クラス(1限目は合同)
場所 四日市市立内部東小学校 体育館、学習の森
対象 小学6年生 91名
講師 森のせんせい 出口省吾氏、
四日市自然保護推進委員会 川崎久子氏、桐生敏彦氏

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令和2年1月31日(金) 伊賀市立成和西小学校で森のお話とシイタケの菌打ち体験を行いました

 伊賀市立成和西小学校で1年生を対象に森のお話と学校林を活用した原木シイタケの菌打ち体験の出前授業を実施しました。
 最初に教室で森のせんせいから木や森、森のはたらきと林業についてのお話を聞きました。子どもたちから、森は空気や水をつくってくれていたり、気持ちの良い環境であるという意見が出て、森のせんせいはそのほかにも森のはたらきとして、土砂の流出や落石を防ぐこと、二酸化炭素を吸収したり、多様な生物がいること、今日体験するシイタケの菌打ちのように、キノコや箸、鉛筆、家などの林産物を生み出すことなどをわかり易い図で説明しながらお話がありました。
 林業については、伊賀の森のお話から始まって、人工林と天然林の違いなども理解しました。そして、林業といってもいろいろの仕事があること、間伐をすることで森林を明るく元気にしていること、間伐材を山から出して使えるようにしていることなどのお話がありました。
 次にシイタケの菌打ち体験をするために運動場に移動しました。原木のクヌギの木や菌コマを観察した後、シイタケについてのお話や菌打ちの方法の説明がありました。お話を聞いた後、みんな上手に原木に菌コマを木づちで打ち込み、名札を付けてもらってから学校林に運びました。昨年度実施した原木から早くもシイタケが上がっていて、森のせんせいもとても驚かれ、よほど管理が良かったのでしょうと喜ばれていました。
 学校林の中で森のせんせいからシイタケが出来る森の環境のお話や腐葉土になるコナラやクヌギの落葉樹を観察しました。三重県で生産されているキノコ全般のお話も聞きました。
 原木を井桁に組んで仮伏せ状態にし、この後どのようにしてシイタケが出てくるか、どのような環境が良いのか、管理方法などのお話も聞き、これから担任の先生や地域のボランティアの方とも一緒にシイタケを育てて収穫まで目指すことにしました。

森のお話を聞いている様子     シイタケの菌打ちについてのお話の様子 菌打ち体験の様子

原木を学校林に移動してお話を聞きます 昨年度の原木からシイタケが沢山!  原木を井桁に組んで仮伏せします

内容 【座学】森のお話
【体験】シイタケの菌打ち体験
時間 1年生 150分(1~3限)
場所 伊賀市立成和西小学校 教室、校庭、学校林
対象 1年生 13名
講師 森のせんせい 伊賀森林組合、青木茂氏

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令和2年1月20日(月) 津市立高茶屋小学校で森のお話と樹木観察を行いました

 津市立高茶屋小学校で5年生を対象に出前授業を実施しました。
 社会科で森林の資源やはたらきと林業についてもうすぐ学ぶので、その前に自分たちの生活と木がどのようにかかわっているかを知り、そこから森林のはたらきや大切さを学ぶことにしました。
 学校のグラウンドの周囲には樹齢100年を超える大樹の林間があります。その森林を観察することから始めました。
 6班になって各班に森のせんせいが1人ずつ付きました。森のせんせいからグラウンドと林間を往来して「森」を五感で感じながら、両者の違いについて考え、気づいたことや感想をメモしながら述べ合いました。森の中では、地面の様子から木の幹、枝葉迄観察したり、聞こえてくる音や空気や風も感じ取りました。各班さまざまな発見や驚きがありました。
 いろんなことを感じた後は、森のせんせいからそれぞれの樹木についてその特徴や名前の由来、人の生活とどのよう結びついているかなどのお話を聞きました。子どもたちは今まで知らなかった木についての興味深いお話を夢中で聞いたり観察したりしていました。
 観察後は室内で各班ごとに感じたこと、気づいたことの発表をしました。みんなの発表した内容を図示してまとめて皆にわかり易く提示している児童もいて、森のせんせいも驚いていました。発表されたことについて森のせんせいは解説をしたり、森林の公益的機能や林業の必要性、森の楽しみなど、森林や林業、木に関するお話がありました。どの班ももっとお話を聞きたい、もっと知りたいというように時間の経過を忘れて森のせんせいと親密になっていました。
 今日各班で話し合ったことは、明日以降の授業で皆でふりかえって共有し、今後の授業に活かしていくことになりました。

班ごとになって観察開始        グラウンドから林間に移動して観察 観察後室内で発表

発表をまとめて図示  森のせんせいのお話を聞く様子        観察時も発表時もしっかりメモを取りました

全体の発表の様子                   森のはたらきについてお話を聞いている様子

内容 【体験】樹木観察
【座学】森のお話
時間 5年生 105分(3~4限)
場所 津市立高茶屋小学校 運動場、林間、2Fホール、図書室
対象 5年生 95名
講師 森のせんせい 三重森林インストラクター会

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令和2年1月17日(金) 玉城町立下外城田小学校で森のお話と木のキーホルダー作りを行いました

 玉城町立下外城田小学校で3~4年生を対象に出前授業を実施しました。
 最初に森のせんせいから森林や木についてのお話を聞き、森林のはたらきと木の生長の仕組みについて学びました。森林は二酸化炭素を吸収して空気をきれいにしていることや、木は吸収した炭素で大きくなること、年輪が夏と冬の生長の違いで出来ること、年輪を数えると樹齢がわかる事なども学びました。
 次に木の葉や円盤、板材に触って木の特徴を知りました。クイズや観察を通して、材の匂いや色、特質について学びました。
 最後に、地域のスギ・ヒノキの枝をノコギリを使って輪切りにし、サンドペーパーで磨いて木のキーホルダー作りをしました。人気があったのはスギの枝材でした。ノコギリの使い方も学びながらじっくりと取り組み、すてきなキーホルダーが出来ました。

森のお話を聞いている様子               年輪を数えてみたり、材の観察をしている様子

ノコギリで枝材を輪切りにする様子      材を磨いている様子              完成

内容 【座学】森のお話
【体験】木のキーホルダー作り
時間 3年生 100分(1~2限)
4年生 100分(3~4限)
場所 玉城町立下外城田小学校 教室および図工室
対象 3年生 27名、4年生 26名
講師 森のせんせい いせしま森林組合

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令和2年1月14日(火) 玉城町立有田小学校でウッドピア松阪の施設の見学と木材のお話を行いました

 玉城町立有田小学校で5年生を対象に出前授業を実施しました。
 社会科の時間に林業を学ぶので、木材コンビナート「ウッドピア松阪」の施設を訪れ、私たちが使っている木材になるまでの木の流れを学びました。
 先進的な木材総合流通加工基地を目指して、松阪木材コンビナート「ウッドピア松阪」が2001年から順次稼働したこと、2014年には木質バイオマス利用協同組合第2工場(発電用チップ製造)を開設したことなど、設置された背景や施設全般について学びました。木質バイオマスを利用することで化石燃料の消費を減らせることも学びました。
 次に同敷地内にある原木市場の見学をしました。スギやヒノキの原木が並べられており、明日は市が開かれてセリが行われることも聞きました。ここではスギの大きな丸太の年輪を数えて、木の年齢を調べたり、スギとヒノキを見比べて、樹皮や材の色の違いを調べました。
 製品市場では、柱や梁、垂木、板などの製品を見て、何に使われるかを学びました。
 製材工場では、樹皮を剥かれた丸太が自動で送り込まれ、オビノコで挽かれた材が出てくる様子を見学しました。その後も、プレカット工場、内装工場と見学しました。時間的な制約から、集成材工場やチップ製造工場は外部から眺めることしかできませんでしたが、原木から身近に使われる木材へ加工されて美しくなっていく様子を学べ、木材が自分たちの生活にとって身近で大事なものだと感じられる見学になりました。

ウッドピアについてのお話を聞いている様子       原木市場でのスギ材とヒノキ材の観察

製品市場見学の様子                  プレカット工場見学の様子

内容 【体験】ウッドピア松阪施設見学
【座学】木材と製品流通のお話
時間 120分
場所 木材コンビナート「ウッドピア松阪」の各施設
対象 5年生 32名
講師 ウッドピア松阪協同組合の職員

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令和元年12月12日(木) 名張市立薦原小学校で学校林の観察と間伐見学、森のお話を行いました

 名張市立薦原小学校で5年生を対象に出前授業を実施しました。
 最初に森のせんせいと学校林に行き、五感を使って森を観察し、地面の様子や樹木の様子、生きもののことなどについてさまざまなことを感じ取りました。その後、森のお話を聞き、森のはたらきなどについて学びました。
 次に、地域の方のヒノキとスギの間伐を見学しました。予定していた方向に木を倒せたときには、拍手が起こりました。伐倒木は輪切りにしてもらい、あとでヒノキとスギの材質の違いや匂いの違い、年輪などを観察しました。
 地域の方の案内で学校林の頂上まで皆であがり、地域の人びとが毎月お参りに来る頂上の祠の権現さんについてのお話や学校からも見えるコナラの大木のお話なども聞きました。
 もう一度学校林の入口付近に戻り、山頂と麓の土壌の様子の違いから土の栄養について川から海までのつながりのお話や漁師が森に木を植えに来るお話なども森のせんせいから聞くと、「森っておもしろい!勉強すると楽しくなってきた!森ってすごいなぁ!」と感動している子もいました。
 最後に「もし、森が無くなったらどうなる?」という問いかけに子どもたちは「空気が無くなる」「息ができなくなる」「生きもののすみかがなくなる」「生きものがいなくなって肉が食べられない」といったと次々に思ったことを述べ出して、これはたいへんだという表情になっていました。子どもたちにはいろいろと森や木材、日本の森などについて考える良い機会になったようでした。
 今回は保護者の参観もあり、子どもたちの生き生きとした様子に「毎日学校林に行けたら子どもたちに良い影響がありそう」という感想もいただきました。

森のお話を聞いている様子     間伐見学の様子          ヒノキとスギ材の観察

内容 【体験】森の観察、間伐見学と材の観察
【座学】森のお話
時間 120分(2~4限)
場所 名張市立薦原小学校 学校林
対象 5年生 21名とその保護者4名
講師 薦原市民センターの方(間伐実施)
みえ森づくりサポートセンター職員

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令和元年11月15日(金) 玉城町立外城田小学校でクッブ体験を行いました

 玉城町立外城田小学校で小学5年生を対象にクッブ体験と森林や林業のお話を行いました。出前授業の日に備えて、事前に副読本で森のはたらきなどについて担任の先生から学び、しっかりと勉強もしていました。
 初めに、森のせんせいからクッブの生い立ちと2021年に三重県で開催する「とこわか国体」のデモンストレーション競技として採用されていることのお話を聞いてから、クッブのルール説明を実演も交えて見聞きして理解しました。
 さっそく8チームになって4コートで15分間競技をし、ローテーションで3回実施しました。最初はルールに戸惑いながらも、森のせんせいのアドバイスを受けながら次第にそのおもしろさに各チームで歓声が上がったり、仲間同士でハイタッチする姿が見られたり、どうしたらうまくカストピンナがクッブに当たるか投げる練習をする姿も見られました。ヒノキ材の質感も感じながら、クッブにカストピンナが小気味よく当たる音もグラウンドに響き渡り、どのコートも盛り上がりました。
 ゲームを楽しんだ後は、室内で森と木のお話を聞きました。クイズ形式で森林の多い国や県の状況や、天然林と人工林のお話、間伐については、今日使ったクッブやカストピンナを木に見立てて体験しながら理解したり、持続可能な森林経営から産出されるFSC認証材を使ってクッブが作られていることなどを学びました。学んだことについての意見発表などはこれからの授業で行うことになりました。

クッブの生い立ちについてお話を聞く。ルール説明を聞いて理解します。  ゲーム開始!

協力しての作業もありました。    練習する姿も見られました。    得点してみんなでハイタッチ!

座学。世界や日本、県内の森林率や人工林、天然林のお話、間伐についてはクッブを人工林に見立てて学びました。

内容 【体験】クッブ体験
   ~木にさわってゲームを楽しもう!~
【座学】森や木、林業についてのお話
時間 1時間40分(5~6限)
場所 玉城町立外城田小学校 運動場、多目的室
対象 小学5年生 41名
講師 森のせんせい 向田恵子氏、久保田勝典氏
みえ森づくりサポートセンター職員

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令和元年9月11日(水) 志摩市立東海小学校でカホン作りを行いました

 志摩市立東海小学校で小学4年生を対象にカホン作りを行いました。出前授業の日に備えて、事前に副読本で森や林業について担任の先生から学び、しっかりと勉強もしていました。
 初めに、森のせんせいから大工の話や左官の土壁の話、立神地域の薬師堂のお話などを自己紹介も兼ねてしていただきました。その後、カホンの材料について、三重県のスギを使用しているというお話がありました。カホン制作では、工程ごとに説明を聞きながら木表・木裏、木端・木口など板の特徴についても学び、カホン作りを進めました。
 釘打ちは皆上手で、材料の端や角を几帳面に合わせて、ていねいに組み立てていました。四角く枠ができたところで、もう嬉しくて板の面を叩いて音を楽しんでいました。
 カンナは皆初めて使いましたが、よく手入れされていて使いやすく、森のせんせいの説明を聞きながら使い方は上手で丁寧に削っていました。削ったものが鰹節の削り節のように出てくるのをおもしろがったり、匂いや手触りを楽しんでいました。面が綺麗になるので、皆念入りにカンナ掛けをして、紙やすりで仕上げをしていました。
 響き線も上手に張ることが出来、時間内に皆仕上げることが出来ました。
 制作していた場所を綺麗にしてから、今度はカホン演奏の練習です。森のせんせいに楽譜をもらって4曲練習しました。皆リズム良く演奏でき、最後に森のせんせい達と一緒に即興で合奏しました。。
 保護者の方も何人か見学に来られ、一緒に制作を楽しんだり演奏に聞き入ったり演奏体験もされていました。
 質問タイムでは、皆カホンに興味津々で、どこの国の楽器なのか、形はいろんなものがあるのか、響き方の違いなどいろんな質問が次から次へと出てきました。
 制作したカホンは秋の学校祭などで演奏して発表する予定です。

森のせんせいから大工のお話などを聞きました。 板材の特徴についてのお話。 組み立て方、道具の使い方の説明。

協力しての作業もありました。   カンナ体験はみんな初めて。   演奏の練習。最後に上手に合奏出来ました。

内容 【森と木のおはなし】
【体験】木のあたたかみを感じよう
    ~カホン作り~
時間 3時間45分(1~4限)
場所 志摩市立東海小学校体育館
対象 小学4年生 51名
講師 森のせんせい 高橋 一浩氏

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令和元年9月4日(水) 鳥羽市立あおぞら保育所で木育を行いました

 鳥羽市では、9つの公立保育所に県産材を活用した本棚、ロッカー、靴箱といった木製品が導入され、園児や保育士が使っています。その導入に合わせて、2~5歳児84名を対象に森や木のおはなし、森と海のおはなしと木工体験や木のおもちゃで遊ぶ木育を行いました。
 2~3歳児は、木育広場でミエトイを展開し、保育士の方と一緒に遊んでもらいました。
 4~5歳児は、森と海のおはなしを聞いたあとに、4歳児はヒノキの丸太を観察してから、ノコギリとサンドペーパーを使って丸太切り体験をし、木のメダルを作りました。
 5歳児はサンドペーパーとマジックを使ってスギ材でぽっくり作りをしました。最初にスギ材の円柱が半分になったものが2つで1組になったものを観察しました。その後、サンドペーパーを使って材を磨き、紐を通してぼっくりを作り、遊びました。
 夕方になって、園児を迎えに来た保護者の方々にも木育広場をしばらく開放し、おもちゃの遊び方などを伝えました。親子で一緒にもりぼーるに入ったりし、今日の出来事を話している姿も見られました。
 
最初に全員で手遊び歌から始まり、次に森と木のおはなしを絵本や木を用いて実施。

4歳児はヒノキの丸太を匂いや質感を観察してから丸太伐り体験。綺麗に磨いて紐を通してメダルを作りました。

5歳児はスギ材でぽっくり作り。まずは観察から始め、磨いて紐を通して完成。さっそく遊びました。

木育ひろばの様子。3歳児未満は午前中に、4~5歳児は午後に遊びました。夕方には保護者も一緒に遊びました。

内容 木育
時間 4時間40分
場所 鳥羽市立あおぞら保育所 
4歳児教室・5歳児教室、ホール
対象 2~3歳児 49名
4歳児 26名、5歳児 19名
講師 みえ森づくりサポートセンター職員

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令和元年7月30日(火) ひまわり学童クラブで木育を行いました

桑名市立日進小学校で、ひまわり学童クラブの子どもたち26名を対象に木育「木について知ろう」を行いました。
 内容は、「学んで、作って、遊んで」の3つのコーナーで体験を通じて木育を学びました。
 はじめに「学んでコーナー」では、児童全員で、紙芝居形式の森のクイズを実施しました。桑名市の石取祭や伝統工芸品などからケヤキのクイズや員弁川上流の山脈はどれか、ヒノキとスギはどちらか、などを当ててもらいました。他にも、木の生えている山とそうでない山の土砂流出の違いでは、予想外の答えにみんな驚きの声を上げていました。
 その後、「遊んでコーナー」と「作ってコーナー」をそれぞれ体験してもらいました。「遊んでコーナー」では、もりぼーるや木のおもちゃに触れてもらい、木の香りや良さを感じてもらうとともに人気投票を行いました。
 「作ってコーナー」では、森のせんせいからノコギリとキリの使い方を教わりながら、丸太切り体験をしました。昨年度体験した子たちは上手にノコギリを使い、初めての子たちは思いのほか時間がかかる子もいましたがみんなていねいに切っていました。切った円盤は紙やすりで磨き、キリで穴あけをした後に紐を通してメダルやキーホルダーにしたり、ドングリなどの森の素材をくっ付けてデコレーションに凝る子たちもいました。
 最後に森のせんせいがどのコーナーが一番楽しかったか感想を聞くと、丸太切り体験が一番人気でした。今日の感想を聞くと、木の輪切りにドングリを積み上げてくっ付けるのがむずかしかったことや、キリの使い方が火起こしみたいで楽しかったなどの感想が積極的に出ました。
 
「学んで」でクイズに答える様子。    「遊んで」では「三重の木ふるさとかるた」も初登場。
 
「作って」では丸太伐り体験とメダルやキーホルダー、オブジェ作りをしました。みんな上手。 
  

内容 木育
時間 140分
場所 桑名市立日進小学校 体育館
対象 児童26名
講師 森のせんせい 林業女子会@みえ、         館俊樹氏、向田恵子氏
  

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令和元年7月4日(木) 津市立北立誠小学校で木育を行いました

 津市立北立誠小学校で2年生84名とその保護者を対象に、PTA学年活動の時間を利用して「木に親しみ、木を楽しもう!」と題して木育を行いました。
 はじめに、森のせんせいから津市内の林業の現状や森林のはたらきについてのお話を聞きました。森には雨水を蓄えたり、土砂災害を防ぐなどさまざまなはたらきがあることを学びました。
 その後、本物のスギとヒノキの葉や年輪を観察し、違いや香りを体験しました。森のせんせいからは、国産の木材を使ってほしいというお話もありました。
 次に、クラスごとの3班になって、3つのコーナーをローテーションで体験しました。「県産のスギ材を使って親子で箸づくり」、「丸太伐り体験とコースター作り」、「積木遊び」の3コーナーです。
 箸づくりでは、森のせんせいから手順を聞き、サンドペーパーで箸の形に磨いて仕上げました。丸い箸にしたり、四角のままサラサラになるまで丁寧に仕上げようとする子など親子が分担して工夫し、一生懸命磨いていました。最後にアマニ油で仕上げ、艶出しをしました。
 ヒノキの丸太伐り体験とコースター作りコーナーでは、先ずノコギリの使い方の説明を聞いてから1人ずつ体験しました。最初は慣れない道具を使うのが難しそうでしたが、コツをつかむとうまく切るようになったり、保護者と協力してする子もいました。切った丸太は、サンドペーパーで磨いてコースターとして使えるように仕上げました。仕上がったコースターの年輪を数えたり、スギ材との違いを匂いや手触りで比較する姿も見られました。
 積木遊びコーナーは一番の人気コーナーになり、タワーのように高く積んだり、横に長くつないだり、ドミノのように並べたりしていろんな遊び方で楽しんでいました。

森のせんせいから森や林業についてのお話を聞く。  スギとヒノキの葉や年輪の違いを手に取って観察。

3つの体験コーナー。左から、箸づくりの様子、丸太切り体験コーナー、積木あそびの様子。

内容 【座学】森のお話
【体験】箸づくり、丸太伐り体験とコースター    作り、積木遊び
時間 95分(2限分)
場所 津市立北立誠小学校体育館
対象 2年生 84名とその保護者
講師 森のせんせい 中勢森林組合

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令和元年7月4日(木) 大台町立三瀬谷小学校で木のスプーン作りを行いました

 大台町立三瀬谷小学校で4年生19名とその保護者を対象に、PTA学年活動の時間を利用して木育を行いました。
 はじめに、三瀬谷小学校は地元の木を使った机とイスを学校で使っているので、「森からうまれた机とイスのおはなし」を聞き、木を使って森を元気にしていくことのたいせつさを学びました。
 次に、地元産のホオノキを使って木のスプーン作りをしました。森のせんせいが用意してくれたスプーン材を小刀を用いて削りながら面をなめらかにし、形を作っていくのですが、皆小刀の使い方を知らないので、先ず自分の鉛筆を小刀で削って使い方を学びました。
 練習の甲斐あって、皆上手に小刀を使ってスプーンの形を整え、サンドペーパーで磨き、時間内に仕上げることができました。サンドペーパーの使い方も多様で、その方法もしっかりと学びました。
 仕上げには、「水ひき」という作業をしてから、地元産のエゴマ油を用いました。
 皆上手にスプーンを作り、嬉しそうに「帰ったらすぐ使いたい、使っても良いか」と何人も質問していました。
 最後のふりかえりの時間で感想を聞く時間がなくなってしまったので、感想を述べることは今日の宿題になり、後日森のせんせいに提出されることになりました。

大台町の森から生まれた学校の机とイスの話を聞く。 小刀の使い方について説明を聞く。

鉛筆を小刀で削って練習。その後はスプーンで本番。スプーンの形を小刀で整えたらサンドペーパーがけ。

「水ひき」作業で毛羽立ちを取り除きます。     最後にエゴマ油を塗り込んで仕上げです。

内容 【座学】森のお話
【体験】木のスプーン作り
時間 105分(2限分)
場所 大台町立三瀬谷小学校図工室
対象 4年生 19名とその保護者
講師 森のせんせい 森の研究所

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令和元年6月14日(金) 津市立修成小学校で木育を行いました

 津市立修成小学校で4年生53名とその保護者を対象に、PTA学年活動の時間を利用して木育を行いました。
 はじめに森のせんせいから林業についての紹介や、間伐の必要性、森林の循環についてお話を聞いた後、スギとヒノキの違いを円盤や枝葉を観察して香りや葉の形、年輪などで体感しました。
 その後、2班になって、間伐材を利用したスギ材のマイ箸作りとヒノキ材の丸太伐り体験を交互にしました。 マイ箸作りでは、箸材をサンドペーパーで磨いて仕上げ、電熱ペンで習いたてのローマ字でイニシャルを入れました。順番待ちなどの待ち時間がある子どもたちは積木コーナーで遊び、高く積んだりしながら、木の良さなどを感じました。
 丸太伐り体験では鋸の使い方を聞いてから皆上手に切って、サンドペーパーで磨いてコースターを作っていました。スギやヒノキの良い匂いを楽しみながら、最後に今日のふりかえりをしました。
 森のせんせいが木は育つまでにとても長い時間が掛かっていること、木を伐ることで森が元気になる事、地域の木材を使うことがたいせつであると話され、皆しっかり学びました。

森林や林業のお話を森のせんせいから聞いている様子。 スギとヒノキの円盤や枝葉を観察。

マイ箸作りをしている様子。箸材をサンドペーパーで磨いたら、電熱ペンでイニシャルを書きました。

ヒノキの材の丸太伐り体験。切ってコースター作り。 時間待ちの「積木コーナー」も最後まで人気でした。

内容 【座学】森林のはたらきと林業のお話
【体験】マイ箸作り、丸太伐り体験と
    コースター作り、積み木遊び
時間 95分(2限分)
場所 津市立修成小学校体育館
対象 4年生 53名とその保護者
講師 森のせんせい 中勢森林組合

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令和元年6月3日(月) 津市立南が丘中学校でマイ箸作りを行いました

 津市立南が丘中学校で1年生127名を対象に、技術科の時間を利用してマイ箸作りを行いました。
 はじめに森のせんせいから林業についての紹介や、間伐の必要性、森林の循環についてなど15分ほどお話を聞いた後、間伐材を利用した角材をナイフで削り出し、箸作りを行いました。初めてナイフを扱う生徒が多かったですが、森のせんせいから丁寧に扱い方を教わりながら、皆真剣に取り組んでいました。短時間でもあり、慣れるまで削るのに苦労していましたが、中には見本と相違ないぐらいうまく削る生徒もいました。

               森林や林業のお話を森のせんせいから聞いている様子。

                    マイ箸作りをしている様子。

内容 【座学】森林の働きと木材の利用
【体験】県産材でマイ箸作り
時間 50分(1限分)×4クラス
場所 津市立南が丘中学校木工室
対象 中学1年生 127名
講師 森のせんせい 中勢森林組合

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みえ森づくりサポートセンター

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