男たちの大和めざして(3)
   
最後の日のスタート、ホテル鴨風亭前で

実物大は大迫力46センチ主砲がそそり立つ

映画ではここで熾烈な若者の戦死シーンが

岸和田SAでGLとRTが勢揃い

 いよいよ最終日だ。尾道市は向島の日立造船に映画「男たちの大和」撮影のため作られた原寸大の 大和を見に行く。今日も9時に出発だ。ちょっと小雨模様だがTシャツで通す。
 R2を西に戻り、尾道大橋を渡って向島へ。日立造船向島西工場に入ると構内を無料バスが運行していて 「大和」まで連れて行ってくれる。廃屋のような建物やドックの間を5分ほど走ると「大和」はあった。 もっと聳え立っている姿を想像していたが、船首の菊のご紋のすぐ下までで、甲板上での戦闘シーンの 撮影が主であったので高さはない。が、全長263メートル全幅38.9メートルのうち3分の2に あたる190メートルが再現されていて、大和坂といわれた甲板に立つとその大きさを実感した。
 大和は昭和16年10月に4年がかりで誕生し、舷側には厚さ41センチの甲鉄が貼られており 不沈戦艦と言われたが、昭和20年4月7日、沖縄に向けて最後の特攻出撃で米軍の爆撃を受けて沈没、 乗員3,333名のうち3,000余名が戦死を遂げた。その壮絶なドラマが12月17日に封切られる。
 大和に別れを告げて山陽道を東へ進む。滝野西SAで昼食と給油。その後、中国道、近畿道とひたすら 故郷に戻る。最後にはいつものように紀ノ川SAでお互いの無事と幹事さんへの謝意を表し、再会を 誓って解散した。16名の男たちの、それぞれの大和は見つかったのだろうか。
<4日間の全走行距離957キロ>   


 
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