浄土真宗は
親鸞聖人によって明らかにされた仏教です。
しかし一般的には、宗教に対する認識が定かでないようです。
例えば自分の都合で願い事を祈る呪文のようなものが念仏で、
そのご利益にあずかるためにあるのが
信心とか信仰心というものだと考えられているようです。
しかし、そのようなものは自己を見失うだけで
宗教の持つ本来の姿からかけ離れています。
21世紀になった今日、
さまざまな問題をかかえている現代社会に
あなたは生きています。
そしてあなたの存在というのは、
人と社会と、
そして自然と、
あらゆるものとの関係の中に生きているものなのです。
浄土真宗は
真実(如来)の道理(本願)からの呼びかけ(念仏)に
目覚め(信心)、
いのちを共有する世界を求めて
歩む生活を生きる宗教です。
自己中心的(自我)な自分に対して
「これでいいのか?」
という問いを常に持ち
自分が
かかわりの中に生かされている存在だということを
確認(聞法)して下さい。
それが、浄土真宗です。