第1章 寿命と修理について

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1-1 寿命と修理

物は修理、修繕、保全、保守、改善などにより、寿命を延ばすことができる。

  おもちゃには物としての価値のほかに、思い出の品としての価値や、希少価値、骨董価値などもある。
  おもちゃ診療所の役割は、壊れたおもちゃを直すことにより、おもちゃの寿命を延ばし、思い出の品としての価値を高めることにある。

  愛着のあるおもちゃは、他のおもちゃでは代用できない。不用意に大事なおもちゃをさらに壊してはいけない。

1-2 修理について

修理とは、壊れたところを元にもどすこと。?
・おもちゃでは、補修部品が、ほとんどありません。⇒元どおりには直せません。
・代替部品や、汎用材料を工夫して修理します。
 内部の故障では、機能を同じようにする。外観の破損では、見た目を同じにする。
・ 一部分のみの修理や、修理できない場合もありますが、おもちゃとしての価値はあります。

元どおりに、しない場合もあります。
・ 普通に遊んでいても壊れるような場合は、補強などして壊れ難くする。
メーカーに破損内容を報告する。⇒製品改良

1-3 生涯学習

 おもちゃは、日々進化しており新しい技術が取り入れられています。反面、修理では過去の技術で作られたおもちゃもあつかいます。過去の技術から最新の技術まで幅広く習得する必要があります。
 勉強に終りはありません生涯学習として色々な情報を習得しましょう。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」人に教えを請うのも一方法です。

1-4 治 療

修理における解は、一つではありません。色々な解の中から最良と考えられる解を選びましょう。

 診察・治療の基本は、現状以上に壊さないように細心の注意をはらうことです。経験の無い治療をする場合、経験のある人の意見を良く開いでください。治療の結果はおもちゃ診療所の評判となります。無理.をせず他の人の注意を聞く広い心が大切です。また、責任を持って治療をしている人がいる時は、治療中のおもちゃに手を出すことは控えましょう。治療技術は経験を積めば向上していきますが、得意分野の人に任せるのもよい方法です。

1-5 員数確認

作業の、前後で数合わせを行い、数が合わなければ、作業は完了できない。
数合わせの方法は、色々と工夫されている。

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編集 津おもちゃ診療所