●タニコメ旅日記● |
―― クイーンズタウンを経てテアナウへ ―― 快晴の朝をクライストチャーチのグランドチャンセラーホテルで迎えた。昨夜は疲れもあって22:00にベッドに入ったが、そのまま今朝7:00 モーニングコールで起こされる迄ぐっすり眠った。朝食は8時から、ホテルのバイキングはなかなか良かった。朝の散歩。10時出発まで時間があったので、エイボン河「望郷の橋」あたりからカセドラルの辺りを散歩、明子はこの間2枚のスケッチをした。 日陰は結構ヒンヤリするが、日向に出ると早暑い位の中私達は赤いジャケットを着て歩いたが、ヨーロッパ人や現地の人達は短パン/T−シャツ姿で 平気な顔をしている。“こいつ等はニブイんやなあー”。 10時ホテル発、クライストチャーチ空港国内線へ。クイ−ンズタウン行きニュージ−ランド航空NZ5001便、11:25発で1:05分のフライトだ。暑い!、ジャケットを脱いだ。 この空港で明子は、「夕起」に頼まれていた、映画「ロードオブザリングス」の記念切手を求めて、直子さんに探してもらったPost Officeへ行ったが売り切れ、人気があって今追加取り寄せ中だとの事。仕方なく本屋で、この映画の「ロケ集」の本を買った、“ふーちゃん”にノートや貼り絵なんかのお土産も買った。ドメスティックは小型機なので機内持込制限があり、私のリュックはスーツケースと一緒に預けた。持ち込み制限は46cm×36cm×23cm、MAXWeghit 5kgと表示されていた。 機は暫くは南に向かっていたが、やがて西に方向を変えて暫くするとテカポ湖が、直ぐにプカキ湖が夫々に色合いも、色の深さも少しずつ違うミルキーブルーに輝いているのが見えて来た。丁度この辺りで、機の右側に思い出の、白雪に輝くMtクックの雄姿が見えだしたが、16日にはその足元迄行く予定だ。見とれている間に早や機はワカティプ湖のほとりクイーンズタウン空港に着陸した。 機内で、映画「ロードオブザリングス」の主役の顔写真をあしらった、コーヒーとクッキーの詰め合わせになったカップを二個、スーベニア−として特別に貰った、「夕起」に持って帰ってやろう。既に、今日世話になる“クリフ”のバスは待っており、バタバタと乗り込んでクイーンズタウンに向かう。今日はクイーンズタウンへは400mからの展望を楽しみながらランチを戴くためだけの目的でチョイト寄るだけだが、アット!ゆう間にゴンドラ乗り場に着いた。 ランチは 「ボブスヒルズ展望台」で戴いた、400mの山頂から“ワカティプ湖”とクイーンズタウンの街を眼下にして、素晴らしい展望を楽しみながらのバイキングランチは、なかなかの豪華版であった。蒸したムール貝を沢山戴き、多分ラムだろうと思うが骨付き肉のシチュウ風に煮込んだのが一段と美味かった。 私はここでもビールはスパイツ。 14:45、“クリフ”のバスはTe.Anauに向かって出発、暫くワカテイプ湖畔の曲がりくねった道を走りながら、「オレの家はこの丘の上だ!、暇があったら寄ってくれ!」。“ほんま!?、そんなら一ヶ月位ホームステイさせてもらうか、ええか?”「OKだよ!、部屋は沢山ある」。なーんてな事を話しながら、大体90km/h前後、時には100km/hに達するスピードで走っていたが、湖畔を過ぎた辺りで対向車のパッシング、直ぐに80km/h位に落としていた、案の定暫く行くとパトカーが待っていた、やはりNZにもスピード違反取締りがあるらしい事がわかった。 17:00頃Te.Anauに着いた。“前田君や!!”と明子が叫んだ、また今年も出会うことになった。昨年2月、クリントンハット折り返しのミルフォードトラック体験ウォークをした時にガイドしてくれたのが、この前田君と櫛部君なのだ。どういう仕事の仕組みになっているのか判らないが、その前田君に明日からの説明を受けた後、KiwiスタイルをするためのPPのウエアーなんかを見せてもらいに「KOROMIKO」の事務所?ショップ?へ連れて行ってもらったら何と!ここにクシ部君も居るではないか!!。 昨年8月にツエルマットで再会して又ここで、奇遇というか、彼らはここを基地として仕事をしているのだから当然というか、再々会に明子は大ハシャギ、 早速四人で記念写真に納まった。 Te.Anau HOTEL&VILLAS にて。ここのデイナーで、初めて鹿肉(ベニソン)を食った、特に違和感は無いが、私にはラム肉の方がジューシーで美味いと感じた。今夜の部屋は、夫々が別棟のロッジ風で、キッチンやらダイニング、リビング、寝室、と日本人の我々には馴染んだ部屋割で静かな佇まいだ。 今夜は、明日からのスケジュールに備えて持ち物の仕分けに大童だ、荷物の整理に手間取ってシャワーを浴びたのは23:30であった。時間の経つのは早いが、それにしても夜は9:30まで明るいから日暮れ後の時間は短い。明日からは、いよいよ今回の旅のメインイベントである“Milford Track”のトランピングが始まるのに、その前夜にしては夜更かししたものだ、とは云うものの明日は説明会の後の出発だし、初日の距離は僅か1マイル(1,6km)だからマッ! イイカ! |
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