●タニコメ旅日記●
ミルフォードトラック完走を目指して 2月10日(4日目)

―― 明子さんの夢が現実になった日  ――
 Te.Anauの朝は快晴で迎えた。ここのホテルは、よくオーナーが代わるようだ。昨年来た時は“Hollyday INN Te.anau”だったが、本などで見ると、その一寸前は別の名前だったと思う、そして又現在は“Te.Anau Hotel & Villas”に代わっている。
 今日からいよいよ、本命のミルフォードトラックのトランピングが始まるのだ。昨夜寝るのが遅かったとは言うものの、何故かこの島に来てから朝眼がさめない、7:00モーニングコールに起こされてやっと起床。
 8:00から「KOROMIKO」社の人による説明会。今回私達が参加するのは。“Milford Track Guided Walk No 102 チーム、総勢 52名“。ガイドは ベン,クリスチーヌ、エミリーの3名。ここからは 私達の呼び名は KOICHI,MEIKOのようにファーストネームで呼ぶようになり、そのように書いた名札をもらった。
 10:00荷物の発送、今から山の中に入るが、その間或いはその後、どこでどんな物が必要かに分けて三種類の荷物を作った、この次スーツケースと出会うのはクイーンズタウンのホテルだ。(1)スーツケース、クイーンズタウン送り(2)パーテイやクルーズ時の衣類、マイターピークロッジ送り(3)リュックトランピングに必要な最小限度。昼食時まで少し時間があるのでテアナウの街を散歩、暑さと寒さが同居しているような気象で、対応が難しい。テアナウ湖畔で写真をとったり街中を歩いたりして、たまたま去年と同じ所でこれ又同じ“大アザミ”の花をバックに写真をとろうとしていると、やはり同じように、通りがかりの女性がシャッターをおしてくれた。
 12:00過ぎ、ようやくクイーンズタウンからのバスで外国人メインの主力組が賑やかにやって来た、私達テアナウで待機組14名とが一体となって昼食のサンドウイッチを戴いて、いよいよスタートだ。
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グレードハウス前の吊り橋にて

    “Milford Track Guided Walk”
    Group No 102
    総勢 52名
    ガイド 3名“
 ホテル前に集まって集合写真を撮り、結団式が行われた。直ちにバスでテアナウ ダウンズへ、14:00時出航でトラックの出発点、ミルフォード ワーフに到着。
 出発点の標識をはさんで皆夫々の思いを胸に記念写真に収まった、私達も同じようにカメラに収まった、が ある出来事のため その写真は今はもう無い。
 そして遂に、MEIKO の夢が現実になる第一歩が踏み出された。
 2004,2,10(火) 15:00であった、この時MEIKO 61歳、KOICHI 65歳 。
 今日の行程はグレイド ハウス(Glade House 202m)までのわずか 1マイル(1Mile=1.6km)だ。それでも皆サッサと歩いて、20分程で着いてしまった、一面の苔を見てしゃがみ込み、鬱蒼としたブナの古木を見ながらキョロキョロというような風情はなかった。ロッジに着いて間もなく、ガイドによる、裏山一周のネイチュアーウオークに連れて行ってくれた。
 Ben(ベン)は英語圏の人達を連れて左廻りに、Christine(クリス)は私達日本語組を連れて右回りに案内、色々な植物や、この島の成り立ち、保護のため道から外れて歩かないゾーン( )など先ずはこの森を歩くためのお勉強。“クリス”は日本語ペラペラの可愛いお嬢さん、大阪に留学したこともあるとも云っていた。
 17:10頃グレードハウスに帰り着いた、因みに“グレード”とは、森の中の開けた場所、という意味らしい。シャワーの後、今夜はデイナーに続いて、スライドを使って明日の概要を説明してくれる会があり、更に続いて全員の顔合わせミーテイングがあった。デイナーのメインデイッシュは、白身の魚と仔牛肉という風な二種類から前日にセレクトしておくシステムになっており、今日は仔牛肉ステーキを戴いたが、柔らかくて美味しかった。タップリの温野菜やポテトサラダの付け合せやライスもあった、スープ、メインと来た後デザートはアップルパイのようなものとアイスクリーム、コーヒーでフルコースだ。明日は“チキン”をリコメンドしておいた。
 国別の自己紹介。U、S,A/カナダ/スエーデン/オーストラリア/イングランド/NZ/JAPAN。
 7カ国からの参加者があったが、私達14名組とクイーンズランド経由の6名を加えて20名のJapaneseが最も多かった。自己紹介時には何故か、各国グループごとに自国の歌を歌わされた、私達は“上を向いて歩こう”を歌ったが、USAチームは野球放送でよく聞く“Take me out to the ball game“?を唄い、オーストラリア チームはご存知 “ワルチング マチルダ”を歌った。他は判らなかったが、9時過ぎにお開きになった。
 MEIKOは今日もシャワーの後、グレイドハウス前からMtセンチネルなどをスケッチした。今夜は、私はスパイツ2缶、MEIKOはビールとワインを戴いてゴキゲン!。只今9:25PM,ようやく日も暮れて薄暗くなってきたが、日没直後からホントに眠れるのかいな!?。私達は、特別料金55000円(二人分)を払ってプライベートルームを予約していたので、他の人達に気兼ねをせずに二人でゆったり出来る、日本パーテイ−では私達を含めて二組のみ。 シャワー、洗面、トイレの部屋とシングル二台のベッドルームだからゆっくり眠れそうだが....。10:00PMには自家発電が止まり、自動的に消灯時間になる。

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