●タニコメ旅日記● |
―― カトマンズへ ―― ※ ※ 今日も移動日 定刻10:35のタイ航空TG316は少し遅れて11:05スワンナプーム空港を離陸し、目的地ネパールのトリブバン空港(カトマンズ国際空港)に向かった。 ほぼ満席だが、欧米人らしい顔の人が多い。 昼飯前にまずビール。 何時も“まずビ―ル”なんてアホみたいなモンだけれど、まっ!とにかく戴いたら間もなく12:00 このチキンの昼食は美味かった。 長粒米のチキンカレー、これはなかなかウマイ!。 “ナン”も、これにカレーを付けて・・ウン!なかなかイケル!。 ワインのアテになる。 ホワイトワインを何杯もお代わりしながらの昼食。 フルーツはリンゴ、これは余り美味くない。 デザートのケーキも全部平らげて満足。 只今12:50、バンコク国際空港を離陸してから間もなく2時間になるが、暫くしたら機の右側にヒマラヤが見えてくるのだろうが、私は寝るぐらいしかする事がない。 13:30′(タイ時間)ということは日本は今3時半ごろかぁー 、“こゆき”はヒルネしてるかなぁ?。 ネパール時間12:00に調整(日本との時差は3:15分)。 12:50順調なフライトでカトマンズ空港に着陸。 ※ もう失敗しない 2007.11の時の入国査証(ビザ)代は30US$であったが、今回値 段が下がって25US$ということだ。 前回は此処で査証のシールが貼り付けられていないのを確認していなくて(密入国みたいなもの)帰りに大騒ぎを起したから、今度は覗き込んでしっかり見ていた。 ※ 印象が違う 14:10ようやく荷物も出て出迎えのバスの人となった。 暑い!。 空港ビルを出て最初に「オヤッ」と思ったのは、駐車場の車の型が今日風になっていたことだった。 一年半ばかり前の印象では、どう見ても昭和40年代前半迄の年代物ばかりのように見えて、よくも今ごろまで動くもんだと感心したのを記憶しているが、今目の前に屯している沢山の車は今日の日本で見てもさして違和感が無いのではないか「?」と思ったものだ。 この時は「この国もかなりのスピードで変化しているんだ!」と思ったんだけれど・・・。 もう一つ、バスで暫く走った頃気がついたのは、幹線沿いの街の様子だ。 あの頃道端にやたらと積み上がっていた“ゴミの山”が無くなっている。 決して綺麗になったと言う程では無いけれど、一年半前には「この国の人達に衛生観念というものはないのか」と思ったほどに大量に積み上がったゴミはなくなっていた。 ※ 又もや日本語ペラペラのMr.クリシュナ― ここで、今日からこの国を離れるまで、勿論トレッキング中もガイドしてくれる 現地ガイドの紹介を受けて又びっくり。 Mr.クリシュナ―。 日本語もペラペラ。 実は2007年に来た時もMr.クリシュナ―だったのだ。 「私共の会社にはクリシュナ―は二人居る」との話だったが、よく考えてみれば同姓なんて何処の国にでもよくある事かも知れない 。 若い頃、スキーや登山で唐松や五竜への基地にしていた八方尾根の下の細野部落は、どの家も皆“丸山さん”だったものな!。 ※ 暫しクリシュナ―の説明に耳を傾けよう ホテルまでのバスから見るカトマンズの街は相変わらず凄いホコリに空気が霞んでいる。 今はプレモンスーンの季節、雨も無いから道端の樹木もホコリを被って灰色だ。 暫しクリシュナ―の初ガイドに耳を傾けよう。 ネパール:東西800km、南北250km。 昨年王制から共和制になって、毛派(昔の毛沢東思想の流れを汲む)が選挙に勝って政治をリードしている。 典型的な多民族国家、言語は60以上あると云われているが公用語はネパール語として教育されている。 宗教は80%がヒンズー教、仏教は10%の人口比。 只今の為替レートは大略1000円=800Rs(ネパールルピー)、1US$=80Rs。 今日は土曜日で比較的車は少なく渋滞も少ないが、ウイークデーは渋滞が酷い。 それでもクラクションはギャ―ギャ―!喧しいことこの上ない。 ※ ※ ソルティ―クラウンプラザホテル(SOALTEE KROWN PLAZA Hotels & Resorts) 14:30頃ホテルに着いた、ここには今夜と山を降りてきてからも宿泊する。 大層な老舗ホテルらしい。 セキュリティーチェックも厳しく、敷地入り口では二人の門衛が運転手と同時に大きな鏡で車の裏などもチェックしていた。 嘗てはジミ―カーターや橋本竜太郎氏も滞在したことがある、とのクリシュナ―の話であったが、確かに橋本氏は嘗て何処かのエベレスト遠征隊の名誉隊長としてベースキャンプまで行ったという新聞記事を見たことがあるような気がする。 私達の部屋があるのはヒマラヤウイング。 夕方時間があるので30分ほど近くの青果物卸売り市場を見せてもらった。 種類は実に豊富、量も多いが殆どは私達が日頃目にしたり食べたりするものと同じだ。 但し大抵は子ぶり、じゃがいも、玉ねぎ、みかんやリンゴなども実に小さい、肥料も少なく土も痩せている上に技術レベルも低いのだろう。 日本の農産物のレベルの高さとは大分開きがあるようだ。 ※ 大仕事 今夜は荷物の仕分けという大仕事がある。 酔っ払ってしまわない内にやってしまおう。 ? 持ってきたスーツケースに入れてこのホテルに預けておくもの。 ? ポーターかゾッキョに担がせて運ぶ、主としてロッジで使う物をゴツゴツしないドラムやボストンに。 ? 行動中プライベートポーターに担がせる水筒やキャンデー、雨具、外衣などはリュックに、尚私は40L,明子は30Lのを持ってきた。 ? カメラやノートなど、どうしても身につけておきたい物はナップザックにして自分で担ぐのも良い。 現場の寒さ暑さなどもよく解らないまま、あれこれ迷いながらどうにか仕分け。 明日はナップザックで出かけよう。 因みに、山中ではルピーしか通じない。 毎日ミネラルウオーターを買う必要があるのでホテルでルピー交換、1万円出したら7960Rsくれた、1.25Rs=円。 ※ 風呂入り納め、酒呑み納め 夕食はホテルのレストランでステーキの洋食。 本来ネパールでは牛は食わないが水牛はOKだと聞いていたが、最近は外国人用には輸入牛肉がOKになっているのだそうだ。 確かにそれに違いないのだが・・・かなり硬いのと量が多いのにテコずってほぼ全員残してしまった。 酒は今夜が呑み納め。 次に飲めるのは多分ルクラまで降りて来た日だろうから、予定どうり行けば3月21日だろう。 私は例によって先ずビール、やはり此処にも“ゴルカ”があった、このビール結構美味い。 その後は「最後の晩餐」なんて悪い冗談を言いながらコニヤック(レミーマータン)を戴いた。 明子サンは赤ワインをグラスで。 代金は〆て1870Rs 。 風呂も今夜が入り納め。 出てしまえば最早風呂もシャワーも無い生活になる、次に風呂に入れるのは再びこのホテルに帰った時だ。 タップリお湯を張って寛いだ。 明日は5:30出発だ、いよいよエベレスト街道のトレッキングが始まる。 頑張って行きましょう。 |
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