エピソード(歯並び)                         


歯ならびとかみあわせ。

 小児歯科と矯正歯科のはざ間で!
  かっては幼・年少者の歯並び咬み合せ等の不正は、子供さんたちの成長に重大な影響が
  有るか否かを基準に治療時期を考える、やや消極的な立場でした。
  とは申せ最近のスポーツシーンを視聴するにつけ、彼や彼女たちの口元が気になり
  ます。これには小さい頃から競技(勉強)にうちこみ、上手になれば益々治療の機会を
  無くしているからだと思います。
  人種的な違いもありますが、欧米人の歯並びには感嘆・感心させられます。
  日本いや世界にも飛び立つ可能性のある若者に、もっと手軽で無理なく出来る方法が無い
  か考えました。
  それは積 極的に、不正をなるべく早期に改善する事です。 勉学や運動が忙しく歯並びを
  どうしていいかわからない場合はご相談ください。
   少し長くなりますが2つの話しを!

   ある20才になるお嬢さん、小さい頃から来院されていたので見かねて矯正治療を勧めま
  した。このケースはワイヤーを用いる矯正方法を使用せざるを得なかったのですが無事
  終了しました。
  何故このように矯正治療の必要性をお勧めしたか説明します。
  ご本人は高校時代には友人の矯正治療の様子を見聞きしていた様ですが、彼女の言葉を 
  借りると、「めんどくさそう」等とあまり関心がなかったみたいです。
  しかし、若い女性です。やがて彼ができ、婚約も整い結婚準備が進むと「お母さん私、前歯直したい」
  そんな問答が想像できます。歯科の技術が進んでも、同時に顎の骨まで短期間に改善
  は 望めません。即ち審美的にはいささか疑問が残ります。上顎が出て前歯がかみ合って
  いない女芸人の、 は○かさんをご想像ください。前歯は白く綺麗にされましたが上顎前突
  は残っています。全体的には改善が認められません。残念に思います。
   そこで、指しゃぶりで変形した咬み合せでも早期ならほぼ改善される事も有ります。
  それは、低年齢から睡眠時に装着するだけで歯並びはもちろん顎の形も整えられ、頑張っ
  ていれば前述のお嬢さんの様にあの邪魔な ワイヤー 矯正装置さえも要らなくなるかも
  しれません。
  は○かさんの顔貌はトレードマークですが、審美的には残念です。
  歯科医としましては、は○かさんの轍は踏ませたく無いと思います。