おもちゃドクター入門講座 中級編
第5章  初心者のための、自作工具・診断機器

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5−1 テスト用電源

色々な電圧が取り出せる簡易電源である。実験用電源として活用できる。
用意する材料:電池ボックス・ビニール線・すずメッキ線・わに口クリップ

 写真左は、単1電池2個用の電池BOXを3個つなげたもので、すずメッキ線で端子間の渡りと各端子の引き出し線を半田付けしている。リード線は、ビニール線の両端にわに口クリップを半田付けしている
写真右は、単3電池を単2電池として使用するためのサイズ変換ケース(中央)、単2電池を単1電池として使用するためのサイズ変換ケース「単3→単1変換ケースを改造」(左)で、組み合わせることにより、単3・単2・単1乾電池および可変電圧簡易電源として使用できる。
* 単3電池6個用電池ボックスを利用すれば携帯に便利な小型の簡易電源を簡単に製作できる。
簡易電源と電池サイズ変換ケース

5−2 スピーカーチェッカー
スピーカーに信号を送り良否を判定する。高出力低周波発信機である。
 時計の目覚まし部品や、壊れたおもちゃを活用して製作することもできる。出力の切替えや回路を工夫することにより、回路テスターに発展させることも可能である。
 用意する材料:テストスイッチ付きの防犯ブザー・ビニール線・検知棒(一ミリ程度の単銅線)・LED
スピーカーチェッカー外観
スピーカーの配線を切断する。
引抜接点の金具を外す。
コイルの2・3端子に検知棒を接続する。
(写真は、2・3間のLED(発光ダイオード)は、動作確認用)
回路図

5−3 電波検知器
ラジコンの送信機出力等を無同調で検知する。
 用意する材料:ショートキーダイオード2個・コンデンサ0.01μFと100pF・イヤホンジャック・検知棒・ケース・イヤホン
C1=100pF
C2=0.01μF
D1.D2=ショートキーダイオード
ジャックはイヤホン用
10mm径程度のケースに組み込む
 
電波検知器の配線図

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編集 津おもちゃ診療所