◆JR亀山駅の前に建っていた鳥居◆

この鳥居は田村町にある日本武尊を主祭神とする能褒野神社の鳥居です。大きさは円柱高さ6.9m笠木の高さ約10mあります。大正15年に亀山駅と能褒野神社の間に二基建てられました。その一基です。昭和30年ごろまでは南崎交差点付近に建てられていましたが、その後道路の改修に伴い現在の場所に移築されました。

 

JR亀山駅の前にあった能褒野神社の鳥居(明神系鳥居)

【参考】鳥居の数え方は一基・二基です。鳥居の形には、大きく分けると八幡・稲荷神社を代表とする明神系と伊勢神宮を代表とする神明系がありこの鳥居は明神系に属します。

          (神明系鳥居)

 

◆亀山市文化会館前の蘇鉄(ソテツ)◆

文化会館の玄関右側に大きな蘇鉄の木が植わっています。「亀山に過ぎたるものが二つある、伊勢屋蘇鉄に京口門」と唄われたほどの銘木で現在三重県指定天然記念物に指定されています。元は東海道亀山宿東町の旅籠「伊勢屋」の庭にありましたが、昭和59年の県道拡幅工事のため撤去を余儀なくされ、それに合わせて亀山市に寄贈され、文化会館の玄関前に移植されました。14本の幹に分かれた総株周り5mほどの姿の良い立派な蘇鉄です。樹齢はゆうに500年を超えると推定されます。

◆JR亀山駅周辺再開発風景◆

今年の夏からJR亀山駅周辺の再開発が着工されました。これから、日々風景が変わっていきます。皆様の心の片隅の思い出の一助となるように景色の変化を時々写真に収めていきます。