雑感
18.寄せ植え − ハンギングバスケットを作ってみませんか −
◆「草津市立水生植物公園みずの森」で開催された「第27回ハンギングバスケット&コンテナ展」に出品した。

◆「ハンギングバスケット」は、寄せ植えの花を地面に置くのではなく、壁などの構造物(人の目線の高さ)へ掛けたり、吊るすもの。
 イギリスで始まった装飾園芸であるが、今では日本の四季折々の花を使ったハンギングバスケットで都市空間や家庭の門扉、フェンスを彩り、「日本らしい」ものとなっている。
 ハンギングバスケットは、空中花壇のようなものであるので、日本の高温多湿の時でも蒸れにくく、春に寄せ植えしたベゴニアが晩秋までいきいき花を咲かせ、晩秋に植えたパンジーが春まで咲き続ける。
 このようなハンギングバスケットを作ってみませんか。

◆どんな花をどれだけ使って、どうデザインするかは、自由。
 ただし、長期間、容器の中で育ち、花を次々と咲かすためには、装飾場所にあった植物を選定する。共存できる組み合わせにする。
 例えば、陽当たりと乾燥条件で育つ「多肉植物」と直射日光と乾燥を嫌う「観葉植物」を組み合わせないこと。知らない花は、花の咲く期間、草丈、管理方法などをラベルなどで確認を。また、深植えしたり、密植にならないよう留意。

◆因みに、自分のこだわりは、数種の花を入れても、色調を統一する。原色の花色をいろいろ混ぜるのは極めて難しく、寄せ鍋に例えるなら「カニや豚肉、魚」、そして「シシ肉」などを1つの鍋に入れるようなもの。カニ鍋には、カニを引き立たす野菜などの具材があり、その方が自分にとっては、無難。

◆「みずの森」でのハンギングバスケット展示は、10月17日まで。興味のある方、お近くの方は、是非、ご覧になって下さい。
                                    (2010,9,30)
「草津市立水生植物公園みずの森」HPにリンク
「日本ハンギングバスケット協会」HPにリンク
このようなバスケット容器のスリット部分にポットの花を植え込む
19.寄せ植え 2 − 花のある街づくりを目指して  −
◆「草津市立水生植物公園みずの森」の「第27回ハンギングバスケット&コンテナ展ポスター」に昨年出品した作品が掲載された。

◆自分と「ハンギングバスケット」の出会いは、10数年前、このコンテストに「コンテナ」を出品した時。その会場に展示されていた「ハンギングバスケット」に魅了され、その後、ハンギングバスケットを始めた。

◆10年前は、「ハンギングバスケット」と言っても球技や蔓かご作りでもしていると思われていたが、今は、街でハンギングバスケットをよく見かけ、認知度が高まってきている。

◆でも、ガーデニングブームは、いつの間にか菜園ブームに変わっている。花のある街づくりを目指して、ハンギングバスケットの普及活動を進めていきたい。(2010,10,03)
20.果実 − 毎日くだもの200g −
◆我が家の食卓には、いつも「旬の果物」が並ぶ。ブドウや梨などは、近くに産地があり、早生の品種から晩生まで味わっている。

◆妻は、フルーツ好き。でも、おじさん年齢の自分には、フルーツは、高くて贅沢品?。物価の優等生バナナでもそんな思いが残っており、昨日もスーパーで梨の他に、「これはお買い得!」とばかりバナナを沢山買ってしまった。
 タバコが10月1日から値上がりし、マイルドセブンが1箱300円から410円になったが、410円分もバナナを買ったら、相当あるだろう。梨だって、ブドウだって今年は猛暑で価格が高いといえども、タバコ代で十分食べられる。
 果物の消費が増えないのは、果物の皮を剥くことが面倒ということもあるみたい。今の時代、料理は、レンジとハサミがあればでき、台所にまな板と包丁の無い家庭は、少なくない。

◆食品には、「美味しさ」、「栄養」、そして「生体調節機能」があり、果物には病気の予防に働くビタミン、ミネラル、食物繊維などが多く含まれている。「サプリメント」もいいけど、日頃の食生活で食品をバランスよく食べたい。(2010,10,4)
「果物普及啓発協議会」
HPにリンク
21.食品ロス − 食べられるものを廃棄していていいのか −
◆先日、飲み会があった。中締め後、食べ物が沢山残っていたので「食品廃棄は、良くない!」と数名で再度、飲み直しをする。ちょっと「ケチくさい」が、帰りには、すっきり。
 今、日本では、年間に約1,900万トンもの食品廃棄物が排出され、この内、本来食べられる、いわゆる「食品ロス」が約500〜900万トン含まれると推計される。
 食品ロスには、食品メーカーや小売店で期限切れなどで販売できなくなった商品やレストラン、家庭における食べ残し、冷蔵庫等に入れたまま期限切れとなった食品などがある。

◆食品の期限表示については、おいしく食べることができる期限として「賞味期限」、期限を過ぎたら食べない方が良い「消費期限」がある。
 この「賞味期限」は、客観的な指標でメーカーが必要以上に短く設定しており、チョコレートの場合、18ヶ月間程度は、美味しく食べられるが、安全係数を0.7程度を乗じて、賞味期限を 12ヶ月程度と設定している。メーカーの納入期限は、その1/3の期間としている場合が多く、 4ヶ月程度となる。
 
◆一般のスーパーでは、消費者が食品を購入するとき、余りにも期限表示を気にするため、品質的に何ら問題がなくても在庫品は、仕入れず、激安店が破格値で仕入れる。
 食品ロスを出さないためにも、「賞味期限」が間近な食品でも、食品衛生上に問題がなければ、小売店での販売やフードバンクへの寄贈が有効である。
 でも、日持ちしない「消費期限」間近の食品を、「半額!、100円引き!」だからといって大量に買ってくれば、結果的に食べきれず廃棄しなければならない(高くつく)失敗もある?

◆日本は、経済力で世界中から大量の食料を輸入し、そして食べ残して廃棄しているが、世界には、飢えに苦しむ子ども達が大勢いることを知っておきたい。
 そして、日々の暮らしの中で、「食に対する意識、食への感謝の念や理解」が薄れていることも・・・(2010,10,10)
22.インドアガーデン − 室内にも緑を −
◆我が家の洗面所やキッチンなどには、1鉢のグリーンを置いている。
 左のグリーンは、3年前に観葉のミニポットを3〜4つ寄せ植えしたもので、長持ちしている。

◆室内に緑を飾る「インドアガーデン(グリーン)」の効果は、植物からマイナスイオンが発生し、湿度をコントロール、空気を快適に保つとされるが、何よりも視覚からくる癒しの効果。グリーンが心を和ませ、気持ちいい空間となる。

◆インドアガーデンの植物としては、「シクラメン」や「ラン」のように窓辺のカーテン越に飾るものと、「アイビー」や「オリヅルラン」など観葉植物のように、蛍光灯の光でいいものがある。植物がいきいきと育つためには、その植物の特徴を知った上で置き場所や水管理することがポイントである。

◆また、摘んだハーブなどの草花をコップで飾るだけでもその場の雰囲気はよくなる。
 昔は、子供とよく道端で花摘みをし、その摘んだ草花をコップに飾ったりしていたが、大きくなった子供たちは、覚えているだろうか・・・ (2010,10,16)
23.景観形成 − 農村地域に広がるコスモス畑 −
◆農村地帯を車で走っていると前方に「コスモス畑」を発見。前を走る車に誘導されるように、自然とハンドルがコスモス畑に向き、しばらく間、コスモス畑で秋を満喫した。
 この時期、田畑では、ほとんど稲の収穫が終わり、今は、「大豆」や「そば」、そして「秋冬野菜」といった作物の他、「コスモス」などの景観形成作物が綺麗に咲いている。

◆景観形成作物としては、春の「レンゲや菜の花」、夏の「ヒマワリ」、秋の「コスモス」などが代表的であるが、農村地帯における景観作物の作付け目的は、様々で「遊休農地の解消」「農村地域の活性化」「米の生産調整」「土づくり」「地域の農地・水・環境保全」等々。地域ぐるみで取り組んでおり、開花期間中には、いろいろなイベントも行われている。

◆コスモス畑で子供が走り回る姿を見ていると、自分の子でもないのになぜか嬉しい。
 「花育」や「食育」は、やはり、家庭(家族)からが一番!
 コスモスを食べた15年前の娘を思い出した。    (2010,10,17)
24.町の不思議 − 「いけず石」と「ど根性ヒマワリ」 −
◆京都のまちは、道路が碁盤の目のように走っている。
 「まるたけえびすにおしおいけ・・・」と唄う京都に残るわらべ唄。これは、東西に走る道路を京都御所の南側「丸太町通り」から「竹屋町通り」、「夷川通り」・・・を順に唄ったもので、自分も道筋を確認するときに、自然と口ずさんでいる。

◆この京の道、路地の四つ角、家の隅(角)には、今でも「いけず石」と呼ばれる石が置かれている風景をよく見かける。「いけず」とは、京言葉で「いじわる」という意味。
 家の敷地の角に石を置いて、「あんまり端に車が寄ったら傷つきますよって、気をつけておくれやす。」といったところ。家の壁などを壊されないよう守るための、京都らしい「いけず」である。

◆右の画像は、「いけず石」があってもおかしくない位置に1本のヒマワリが咲いていた。
 そこは、コンクリート舗装されており、どのようにして、生え、育ったのか不思議である。
 コンクリート舗装には、僅かな隙間や亀裂があったのだろうが、それ以上にヒマワリが太くなっているみたい。この「ど根性」さをあやかりたいほどである。

◆昼の休憩時間にウォーキングして、町並み風景や文化に触れ、再発見するのもいいものだ。
                                               (2010,10,21)
【 丸竹夷(まるたけえびす)・・・東西に走る道を北から南へ 】

丸竹夷二押御池 姉三六角蛸錦 四綾仏高松万五条 雪駄(せきだ)ちゃらちゃら魚の棚
六条三哲とおりすぎ 七条(ひっちょう)越えれば八九条 十条東寺でとどめさす

【 寺御幸(てらごこう)・・・南北に走る道を東から西へ 】

寺御幸麩屋富柳堺 高間(たかあい)東車屋町 烏両替室(むろ)衣 新町釜座(かまんざ)西小川
油醒ヶ井で堀川の水 葭屋(よしや)猪熊黒(いのくろ)大宮へ 松日暮(ひぐらし)に智恵光院 浄福千本、はては西陣
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