雑感
25.野菜価格 − 鍋シーズンに入り価格低下 −
◆今夏の猛暑の影響で野菜が高値となっていたが、10月中旬には、天候も回復して、野菜の生育が順調となったことで、野菜価格が値下がりした。

◆日本の野菜は、北の北海道から南は、九州・沖縄まで、また、高冷地の気象条件を活かして生産され、1年を通じて産地からリレー式で市場に出荷されている。
 でも、野菜の作柄は、気象条件に大きく影響し、保存性も乏しいため、例えば、「キャベツの市場入荷量が1割多くなれば、価格は、50%低下し、逆に入荷が1割少なければ、価格は、50%上がる」ようである。

◆農水省も今月8日、野菜の高騰状況を踏まえ「野菜出荷安定対策本部」を設置して、出荷の前倒しや正規の流通ルートに乗らない規格外野菜の出荷を生産者団体などに要請していた。産地リレーの狭間は、以外と早く埋まり、価格が落ち着きつつあるようだ。これからの鍋シーズンを迎え、ありがたいことだ。

◆しかし、野菜の産地では、猛暑で秋・冬野菜の種まきや苗作りを遅らせたり、播き直ししたことで今後の天候次第では、冬場、逆に反動で採れすぎて?、農家には、寒い冬が来るかもしれない?
 鍋シーズン、野菜が高くても、安くても工夫してたっぷり食べたい。鍋にどんな野菜を入れるかは、鍋奉行の腕の見せ所、さあ出番です。(2010,10,24)
近江八幡市大中町の野菜ほ場
26.豊かな里山 − 鳥獣被害対策に和牛放牧 −
◆鳥獣による農業被害が増大する中、春先からの異常気象でクマやイノシシが餌を求めて里山を超え、人を襲っているニュースが毎日のように入ってくる。

◆近年、自分の住む近江八幡市の「奥島山」でも、イノシシによる農業被害が相次いでおり、その白王町の集落近くを通りがかったので、「白王里山再生プロジェクト」現地に足を運んでみた。
 そこは、荒廃した休耕田や荒れた藪や林の草や木を数10メートル幅で伐採してあり、イノシシが田畑に進入しないように「緩衝地帯」を設けていた。更に、除草管理に畜産農家から牛を借りて放牧していた。里山の風景も綺麗である。

◆緩衝地帯で草を食べている牛に近づきカメラを向けると牛が寄ってきた。自分は、飼い主でもイノシシでもないのに・・・。こんな時、臆病な「イノシシ」だったら、隠れ場所の里山から緩衝地帯を横切って、こちらの田畑に来るのが怖いのだろう。
 いずれにしても、鳥獣被害と耕作放棄地の解消には、このような地域ぐるみの行動と知恵による対策が必要なんでしょうね  (2010,10,24)
近江八幡市白王町の里山再生と鳥獣被害対策地
27.お弁当模様 3 − フードマイレージ −
◆いつも食べている弁当の「国内食料自給率」は、いったい何%くらいになるだろうか。
 弁当1食7〜800キロカロリーとして、ご飯(ほぼ100%自給)の分が400キロ カロリー程あることから、これで国内自給率の40%を超える。でも、家庭菜園の野菜が入ってもカロリーベース換算なので数値が上がらないし、毎日の玉子焼きも飼料自給率が低い。当然ながら利便性から輸入原料の多い加工食品が入るので、全体では、70%程度か?

◆一方、「フードマイレージ」は、どうだろう。
 「フードマイレージ」と は、食料(food)の 輸送距離 (mileage) 」のことで、輸入相手国別の食料輸入量×当該国から我が国までの輸送距離で計算される。
 2001年では人口1人当たりのフード・マイレージは、日本が7,093tkm/人で、アメリカの約7倍、フランスやドイツの約4倍で、世界で群を抜いて高くなっており、食料の輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出量が世界一多く、環境への大きな負荷を与えている。

◆「食料自給率」や「フードマイレージ」が先進国並となるには、やっぱり主食の「ご飯」か?
 国産や地元産のものを食べることは、食料自給率を高めるだけでなく、環境にもやさしくなる。(2010,10,30)
28.景観形成2 − 緑肥ヒマワリで土づくり −
◆稲の刈り取りが終わった水田地帯に季節外れの「ひまわり」が見事に咲いていた。通り行く車が何台も止まり、写真を撮ったりして、スケールの大きいお花畑を満喫している。

◆この「ひまわり」は、水稲の転作作物として、素晴らしい景観を提供する他、土づくりのために緑肥として土壌にすき込まれる。綺麗というだけでない。
 近年の農業は、化学肥料の投入によって生産量が増えたものの、土づくりは、ほ場への堆肥の施用が労力を要することから十分に行われず、土壌改良に有機物などの投入が必要となっている。
 持続性の高い農業生産方式を取り入れた「環境保全型農業」が拡大することを期待する。

◆ひまわり畑に魅せられ、2km先の野田町のコスモス(5.5ヘクタール、約300万本)が気になり出向いたものの、ピークを過ぎていた。残念!  (2010,10,31)
近江八幡市多賀町の「ひまわり畑」
29.果実2 − 実りの秋 −
◆実りの秋。庭の「柿」、「キウイ」が収穫期を迎えた。今年の柿は、隔年結果の裏年に当たり余り成っていないが大粒である。また、観賞用に植えた「ムベ」は、沢山成った。

◆「キウイ」は、収穫期に穫っても成熟していないため直ぐには食べられず、追熟が必要。また、長期間保存も可能。
 家庭で追熟させるには、リンゴから発生するエチレンガスを利用。熟させたい「キウイ」にリンゴ1個をビニール袋に入れ、常温で保管する。密閉する必要はない。1〜2週間で追熟する。

◆「柿」は、タンニン、カリウム、ビタミンCなどが豊富で二日酔いにも効果があり、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」ということわざもある。
 旬の果物を美味しく食べて、「毎日くだもの200グラム!」で健康を維持したい。(2010,10,31)
30.ヒット商品 − 試されるトレンド感 −
◆今年もヒット商品などが発表される時期となった。
 月刊情報誌「日経トレンディ」は、11月2日に「2010年ヒット商品ベスト30」を発表。
 今年の1位は、「食べるラー油」。評価は、同社が「売れ行き」「新規性」「影響力」の3要素からヒットのランク付けをしている。
 2位:「3D映画」、3位:「スマートフォン(高機能携帯電話)」、4位:「プレミアムロールケーキ」、
5位:「iPad」、6位:「ポケット ドルツ(電動歯ブラシ)」、7位:「低価格LED電球」、8位:「チンしてこんがり魚焼きパック」、9位:「ハリナックス(針不要のホチキス)」、10位:「1杯でしじみ70個分のちから」 という順になっている。

◆第1位に選ばれたラー油は、市場規模が7倍以上に拡大。同誌の編集長は、「消費者が普段使う商品のモノで、ちょっといいモノ、ちょっと高いモノを求め始めた」と話している。
 因みに、09年は、ハイブリッド(HV)車「プリウス&インサイト」がトップだった。
 12月号に掲載される「2011年ヒット予測ランキング」の1位は、「得するジオゲーム」だそうだ。

◆ベスト11以降の商品は、自分には「聞いたことも、見たことも、食べたことも、使ったこともない」ものも少なくない。どうりで最近、子供たちと話が合わないはずだ。自分のトレンド感の低さにショック!
                                                   (2010,11,3)
今、食べている「ラー油」
31.ホームページ − ご訪問に感謝 −
◆ホームページ「私のガーデニング」を2002年12月に開設して7年10か月が経過し、86,000余りのアクセスを頂いた。自分のお気に入りには、30万、60万アクセスという、比べものにはならないガーデニングサイトもあるが、この「私のガーデニング」にアクセス(訪問)いただいた方々に感謝・感謝です。

◆Yahoo!のウェブ検索で「私のガーデニング」と入力すれば、約76,700,000件も検索され、このサイトが1ページ目の1番に登場、 Googleでも約 298,000中1番に登場する。でも、ガーデニングサイトであることから、季節性があり、年間を通じて関心が高まるものでもない。

◆最近は、著名人から一般市民まで、多くの人がブロガーとして、ブログやツイッターと呼ばれるミニブログで様々な情報を発信している。ここまでブログが爆発的に広まったのも、パソコン以外に携帯電話などで外出先から手軽に更新できることもある。

◆「私のガーデニング」は、ブログブームには乗れず、古いままのホームページのソフトで8月から、この雑感(身近な暮らしの中で考える)という、ガーデニングコンセプトからちょっと外れたコーナーも増やして、更新に努力中。
 よろしければこれからも時々訪問して下さい。(2010,11,3)
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