雑感
32.ガーデニング − 秋の植え付け −
◆秋も深まり、春のガーデンを彩る花苗を植え付けた。
 来年のオープンガーデンは、今のところ開催未定。でも、準備だけはしておきたいと今まで菜園にしていたところまで「デルフィニウム」、「ニゲラ」、「紫花菜」などを植え付けた。

◆自分のガーデニング歴は、年齢と同じくらいあり、色んな植物を育ててきたが、「デルフィニウム」の植え付けは、初めて。
 思うように育ってくれれば、壮麗な草姿のデルフィニウムによるブルーガーデンとなるが、栽培が難しい。植え付け場所の条件は、日当たりが良く、土壌は、有機質に富み、排水が良いところとなっており、病害虫管理も大変そうである。
 また、開花期も5月のGWに間に合わないかも。

◆植え付けはしたものの、冬場は、家屋や植木などの陰で日当たりが悪く上手く育ちそうになく、苗(約100本)の半分は、鉢植え(鉢替え)して、軒下で春先まで管理することとした。
 因みに「鉢替え」とは、植物が成長してくると根が鉢の中でぎっしりと詰まるので、一回り大きな鉢に植え替えること。今回は、4号鉢に植え替えた。1号の大きさは、直径3cm。4号鉢なら12cm。

◆本ホームページに右のような画像が掲載できるかは、これから苗の生育次第。
                                            (2010,11,6)
画像は、「みずの森」での「デルフィニウム」
2009年と2010年の「オープンガーデン」にリンク
33.飼料米 − お米を食べている鶏のたまご −
◆先日、生協で「さくらこめたまご」を買った。
 この「たまご」は、鶏のエサに10%の京都府内産の飼料米を配合して育てられたもの。京都生協が「食料自給率向上」「地産地消推進」の取組支援をしており、価格は1個あたり 1円高く、応援金として飼料米づくりや飼料保管費などに活用されているようである。

◆政府は、食料自給力の向上を図るため、水田を有効に活用して自給率の低い麦、大豆、飼料作物、米粉の生産拡大とともに、飼料米の取り組みを支援している。
 飼料米は、食用米と異なり、多収品種で、農家にとっても既存の機械が使え、大豆などの作付けが不向きな湿田でも栽培できるが、課題は、価格と売り先の確保。そのためには、稲作農家と畜産農家の連携。そして、消費者の理解も必要。

◆たまごの黄身は、「オレンジ色ほど栄養価が高くて、薄い黄色は栄養価が低い」と思っている人が多いが、エサの色をしているだけ。
 黄身が黄色をしているのはトウモロコシの色。米を与えることで白っぽくなり、オレンジ色のたまごは、パプリカなどの赤い色素が配合されている。 (2010,11,17)
「さくらこめたまご」にリンク
34.ガーデニング2 − 皇帝ダリア開花 −
◆「皇帝ダリア」の草丈がグングン伸び、4mを超え、花が咲きはじめた。
 「皇帝ダリア」は、キク科 ダリア属 耐寒性多年草。短日性が強いので開花は、冬の間際となる。耐寒性があるとはいえ、霜にあえば枯れてしまい、寒冷地での栽培は適さない。でも、最近の「地球温暖化」の影響で栽培地が北上しているようである。

◆園芸用語で「耐寒性」とは、低い気温でも耐えて生育する性質をいう。
 「多年草」とは、長年にわたって生育するもので、地下部の根、地下茎などで越冬して、再び芽を出す「宿根草」も含まれる。
 また、「短日(性)植物」とは、一定時間以上の暗期をもつ光周期がないと開花しない植物で、日照時間が短くならないと花芽が形成されない。
 因みに、「電照ギク」の栽培は、その性質を利用し、「秋ギク」の花芽が形成される前に人工的に光をあて、花芽の形成と開花時期を遅らせ、冬に咲かせる。
 「皇帝ダリア」は、特に短日性が強いので、11月になってようやく蕾が着くが、外灯近くに植え付けると咲かないこともあるみたい。

◆「皇帝ダリア」は、ダリアというより、幹が太く、下葉が落ちて高くなるので、竹のようである。来年は、多くの株が立ち上がり、より大きくなって「竹林」のようになるかも。
                                          (2010,11,20)
「皇帝ダリア」にリンク
35.紅葉 − 今年の紅葉は鮮やか −
◆11月下旬、紅葉シーズン本番を迎えた。今年の紅葉は、綺麗といわれている。
 滋賀の紅葉スポット(永源寺や湖東三山など)は、人、人、人となっているようである。
 今日は、朝から強風と重い雲に覆われたが、近場で紅葉狩りを楽しんだ。

◆普通、葉が緑に見えているのは、葉に大量の「クロロフィル」という緑色素があるからで、その葉が、秋になって紅葉するのは、赤色色素のアントシアンが蓄積されることによる。

◆紅葉のメカニズムは、寒くなり日照時間が短くなると葉のクロロフィルが分解される一方、冬の休眠期を迎え、葉を落す前に葉の付け根に離層が形成される。離層が形成されれば、葉と枝の養分の移行がなくなり、アミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から光合成を利用して新たな色素が作られ、紅葉する。なお、アントシアンの生成が少なければ褐葉になる。
 だから、朝夕冷えが込み、日中との温度差が大きいほど、緑色色素の分解と赤色色素の蓄積が促進され、綺麗に紅葉する。

◆紅葉が終われば、寒い冬がやってくる。街ではもう、イルミネーションの点灯が始まっている。 (2010,11,23)
画像の「市神神社」にリンク
「教林坊ホームページ」にリンク
36.消防訓練 − リスク軽減と火災発生時の初期対応 −
◆今日は、町内の自治会、婦人会活動として、消火器による消火訓練が行われた。

◆東近江行政組合消防本部の資料によると、出火原因は、管内では、「放火・放火の疑い」が1位、続いて、「たばこ」、「たき火」となっている。
 3つの習慣として、「寝たばこをやめる」「ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用」「ガスコンロなどから離れる時は、必ず火を消す」
 4つの対策として、「住宅用火災報知器を設置」「カーテンなどは、防炎品を使用」「家庭消火器等を設置」「隣近所の協力体制をつくる」と呼びかけている。

◆2010年消防白書によると、住宅用の火災警報器は、6月現在で全国の過半数(58%)の世帯で設置されており、住宅の被害は半減し、火災による死者も減少しているようである。

◆住宅用火災報知器の義務まであと半年余りとなったが、我が家には未設置場所が残っている。「地デジ」対策より優先だ。
 冬になると空気が乾燥し、また、ストーブなどの暖房を使用するので、火災のリスクが高まる。リスクをゼロに限りなく近づけるため、日々の防火の注意とチャックに心掛けたい。(2010,11,28)
37.大豆 − 六次産業化法案が成立 −
◆11月末、朝夕めっきり冷え込んできた。農村地帯では、大豆の収穫が始まっている。

◆食料需給表をみると、大豆の国内需要量は約400万トン、うち、豆腐、味噌、醤油、煮豆、納豆などの食用が100万トン。国内生産量は、約22万トンで自給率はたったの6%程度。国産大豆は、品質や加工適正が優れていると評価されるものの、供給の不安定、ロット規模が小さいことから、食用の6割を占める豆腐でも4分の1しか国産大豆が使用されていない。

◆このため、特に麦・大豆などの自給率向上に寄与する土地利用型作物は、農地の有効活用、団地化による経営規模の拡大と省力化でコスト低減を図るとともに、食品事業者のニーズに応じた品質向上による量的拡大が必要となっている。

◆このような中、先日、「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進法(いわゆる、六次産業化法)」の法案が成立した。
 農林水産業(1次産業)が加工業(2次産業)や流通業(3次産業)と掛け合わさり(連携して)、新しい事業や取り組みのチャレンジで6次産業化していくことを願う。(2010,11,28)
大豆コンバインによる収穫風景
38.お酒と緑提灯 − お酒はほろ酔い程度がいい −
◆2010年もあと20日。年末年始は、お酒を飲む機会が増えるが、最近は、自分の職場の仲間とも昔と違ってほとんど飲まなくなった。自分には、その飲まない習慣と年齢からくる肝臓のアルコール分解機能の低下で、飲めば二日酔いになってしまう。
 本来お酒は、美味しいだけなく、「百薬の長」と言われ、体や心に元気を与え、会話を弾ませ、縁を深めるもの。「薬も量を誤れば体に毒!」と同じように、お酒も飲み過ぎは二日酔いのもと。

◆でも世のおじさんは、仕事の疲れを癒し、明日への活力と「赤提灯」を愛する。それならと、国内農林水産物を愛し、飲んで地域や農業の活性化に繋がる「緑提灯」の店があることをご存じ?
 この運動は、カロリーベースで国内産食材の使用量が50%を超えるお店で緑提灯を飾り、60%ならば★★、という風に★を1個ずつ増やし、90%以上ならば★★★★★が付く。

◆「緑提灯」の店は、全国で3,000店を超えたようであるが、いずれにしても、お酒を飲んでも「ほろ酔い程度」で抑えたいものだ。
(2010,12,10)
「緑提灯」のHPにリンク
日本の酒情報館『SAKE PLAZA』
39.年賀状 − 贈る気持ち −
◆年末となり、年賀状を贈る整理に追われる。

◆平成23年用の年賀はがきの発行枚数は、36億5,500万枚+αだそうだが、平成16年度用の44億6千万枚をピークに年々減少しているようである。
 特に若年層では、メールの普及や年賀状に対する価値観の減少。更には、個人情報保護による学校や会社の住所録が無いのもその原因ではないか。

◆自分は、昔人間。確かに何年も会っていない友人などへ年に一度のご挨拶。お互いの近況を確認する。
 子供もだんだん大きくなり、今まで続けてきた「家族写真」や「昨年の我が家の○大ニュース」も今回から載せられず、ただいま思案中。

◆パソコンとプリンターの普及で賀状作成から宛名書きまで簡単に出来るようになったが、「気持ち」がこもった「贈られてうれしい賀状」を贈りたい。(2010,12,23)
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