ホタルは、卵から成虫になるまでに約1年かかります。
生涯の大部分は水中で生活し、成虫になってからの寿命は約2週間です。
広川町立津木中学校 ホタルの一生 ![]() |
オスが先に羽化し、メスは1週間ほど遅れて羽化します。
成虫になってからの寿命は約2週間です。
日没後、1時間程度経ってから光り始め、午後7時半程度~早朝午前4時頃まで、綺麗な光を見せてくれます。ピークは午後8時過ぎ・午前0時前後・午前3時頃になります。
最も活発なのは1回目で、活動する時間も長くなっています。
飛んでいるのは雄のホタル達です。草の上で待つ雌ボタルと光の交信をしながら5m程の高さを秒速0.5mくらいでゆっくり飛翔します。
ホタルの天敵はクモです。
ホタルのメスは、成虫になってからすぐに卵を産めます。
1匹から約500~1,000個の卵を水辺の湿ったコケなどに産み付けます。
「ホタル」の発光は、1分間に70~80回程度光ります。
まず雄が舞い上り、雌は雄の眼につきやすい葉の上で、光り始めます。それを見つけると、雄は旋回をしながら雌の元へ行きます。しかし、選ぶのは雌の方です。
雄が子孫を残せるのは全体の1割程度のようです。
生みつけられた卵は、1ヶ月程度で黄色から黒色に変化します。
孵化する時、卵の中の幼虫は、体をひねり頭部で卵殻をつき破って出てきます。
孵化した幼虫は、うすい灰色をしており、体長は1~1.5mmくらいです。
水中に入った幼虫は、光を嫌いすぐ石の下などに隠れます。
活動はもっぱら夜で、餌を求めて右往左往します。
幼虫は、約9ヶ月間水の中でカワニナを食べて成長します。
1匹の幼虫に対して20~30匹のカワニナが必要とされています。
雨上がりの湿った土に上がり、土の中にもぐり繭を作ります。
土の中では、幼虫の体から成虫になる体づくりをします。
サナギに脱皮できるようになると口から液えきを出しながら土を固かため約20mmの繭をつくります。