JR東日本 篠ノ井線 姨捨 - 稲荷山1
篠ノ井を出た上り松本方面行きの列車は、桑ノ原信号所、姨捨駅と二つのスイッチバックを通ってサミットの冠着トンネルを目指します。 姨捨の付近は眼下に善光寺平を望む絶景で日本三大車窓の一つといわれています。
少し霞んでいますが、背景は姨捨の東北、篠ノ井から長野方向になります。
姨捨の駅から姨捨変電所のある方角に300mも歩くと写真の場所に出ます。せいぜい3両ぐらいしか画面に入らないのが難点ですが、美しい風景の中、峠を目指すパワフルな貨物列車の姿を撮影することが出来ました。
2013.8.8
JR東日本 篠ノ井線 姨捨 - 稲荷山2
姨捨-稲荷山1の場所からもう少し北に向かい、長野自動車道の方に向かう急坂を登って、高速道の横の細道からの撮影です。車がビュンビュン走る騒音で電車の接近が音で判らないのがやや難点です。ここから見えているのは姨捨からは東方向、屋代から戸倉といった善光寺平南側になります。
篠ノ井線の各駅停車も一部の113系を除いてはほぼE127系に置き換わりました。 この「しなの」の383系もそうですが、最近のパワフルな車輌はこの程度の上り坂はものともせず、軽やかに走り抜けていきます。 かつての難所のイメージも遠い昔の話になりました。
2013.8.8
JR東日本 信越線 米山 - 笠島
北陸本線の魚津付近で立山を背景に「はくたか」や「北越」を撮影した翌日、米山の展望広場に向かいました。この程度の景観が日常的なのか、運がいいのかは分りませんが、妙高や立山連峰が遠望できる穏やかな快晴で、もうひとつおまけに富山に配属された、ブルーのEF510が牽引する貨物列車を撮影することができました。
2014.4.24
JR東日本 信越線 青海川 - 鯨波
上の米山-笠島の写真もそうですが柏崎~直江津間の信越線は海に近い場所を通っており、日本海の車窓が楽しめる「絶景区間」となっています。
現在の信越線旅客列車は特急のしらゆきをはじめ通常は4両程度の編成長なので、日本海の景観と長編成がきれいに収まるアウトカーブに一番映えるのは貨物列車・・・という訳で、少し早起きして光線状態の良い時間に撮影したものです。
2024.5.25
JR東日本 上越線 湯檜曽1
上越線の国境越えの湯檜曽~越後中里間は上下線が離れて敷設されている箇所が多く、このうち湯檜曽~土樽間は下り線は1967年に竣工した谷川岳下を一気に貫通する延長13.5kmの新清水トンネル経由、上り線は1931年に竣工した延長9.7kmの清水トンネルと湯檜曽駅手前の第一湯檜曽トンネル(ループトンネル)という構成になっていて、このループトンネルで約50m程ある標高差を克服しています。
この写真は実は合成写真で、駅名標の上あたりに覗いている列車と上り線ホームに滑り込んできている列車は同じ列車、ループトンネル手前から約3分半程でホームに滑り込んできました。
2024.5.24
JR東日本 上越線 湯檜曽2
湯檜曽1のキャプションに書いたように湯檜曽~土樽間は上下線別ルートになっており、下り線の湯檜曽駅、土合駅のホームはいずれも新清水トンネルの中にあります。このうち湯檜曽駅の下り線ホームは新清水トンネルの南側入り口直ぐの場所にあり、列車がトンネルに進入する瞬間を撮影することが出来ます。
尚、湯檜曽駅下りホームから湯檜曽1の写真の上り線ホームや改札までは地下道で50m程ですが、お隣の土合駅はトンネル中の下り線ホームから上り線ホームに近い改札まで486段もの階段があり、「日本一のもぐら駅」として知られています。
2024.5.24
JR東日本 中央線 御茶ノ水 - 神田
交通博物館跡のエキュート万世橋の上、旧万世橋駅の横を通過する中央線快速列車です。右端に1/3程見えている鉄橋は総武線の鉄橋です。尚、この写真はを昼食をとった「肉の万世」の窓越しに撮影したものです。
2013.11.8
JR東日本 中央・総武線 市ヶ谷 - 飯田橋
中央線は市ヶ谷から飯田橋にかけて外堀の脇を走行していますが、この両岸には春には美しい桜並木が見られます。 別の用事で東京に行った際、ひょっとしたらと期待して行ってみたのですが、ご覧のようにまだチラホラ咲きといったところで、ちょうど電車の真後ろあたりの一本だけが、三分程咲いてくれていました。 あと一週間程後であれば写真左手の外堀通りに面した側も、中央線右手の土手の上にも満開の桜が見られたことでしょう。
2019.3.26
JR東日本 鶴見線 扇町
鶴見臨海鉄道として開業した鶴見線には、大川、海芝浦、そしてこの扇町という、都会の中なのにローカル線の風情を持ったいずれも行き止まりの終着駅が3つあります。 この扇町駅にはいつの頃からか猫が住み着くようになったようで、我が物顔でホームに寝そべる姿が見られます。
偶々乗車した列車を降りたら、引継ぎ中の2人の乗務員と寝そべる猫の姿を捉えることが出来ました。
2018.11.11
JR東日本 水郡線 下小川 - 西金
「奥久慈清流ライン」の愛称のある水郡線ですが、2019年10月の台風19号で第六久慈川橋梁横桁流出など大きな被害があり、2021年3月にようやく全線の運転が再開されました。 写真は水戸を出た列車が最初に久慈川を渡る第一久慈川橋梁で、ここは大きな被害は無かったようですが、ガーター上に作業通路のようなものが設置されています。
水戸線は全て写真のキハE130系での運行で、腰部水色が片運転台のキハE131+E132、朱色が両運転台のキハE130です。
2021.11.16
JR東日本 烏山線 滝 - 烏山
烏山線は東北本線の宝積寺から烏山までの20.4㎞のローカル線ですが、この沿線に龍門の滝という名所があり、その名も「滝」という最寄り駅があります。
この龍門の滝は滝の上側に道路と鉄道が走っており、従って滝と列車を組み合わせて写真撮影が可能になっています。残念ながら線路横の低木や雑草が生い茂って足回りは全く見えませんが、鉄道車両と判別できる程度の写真は撮影できました。
2024.5.21
JR東日本 石巻線 石巻 - 曽波神
仙石線に乗車した際に、石巻の一つ手前の陸前山下で下車して徒歩5分程、北上運河を渡る石巻線の貨物列車を撮影したものです。 手許の貨物時刻表によると石巻線には1日6往復程の貨物列車が運行されていて、日本製紙石巻工場で作られた紙などが、石巻港(仙石線)石巻(石巻線)小牛田というルートで運ばれているようです。
当初は蛇田新橋という道路橋から望遠でサイドを狙うつもりだったのですが、運河を渡る太い電線があって断念、また機関車後ろに見えている家屋はコンテナで隠れる筈だったのに機関車直後の貨車が数両空車という、ちょっとついていない一枚になりました。 ただ、本来はDD200の運用の筈がDE10になったのは不幸中の幸いというべきでしょうか。
2021.11.17
JR東日本 左沢線 左沢 - 柴橋1
左沢線の終点左沢から約1.5km、80m程登った場所にある楯山公園展望台からの撮影で、左に流れるのは最上川で美しいアーチ状の旧最上橋も見えています。 最上川は画面の左側でほぼU字状に流れを変えており、左沢は古くから最上川水運の拠点として栄えました。
左沢線は山形とここ左沢を結ぶ路線で、山形~寒河江と寒河江~左沢で輸送量に段差があり、前者は通勤・通学時には最大6連の列車もありますが、後者はキハ101系2両の運行となっています。
2021.11.18
JR東日本 左沢線 左沢 - 柴橋2
左沢 - 柴橋1と全く同じ場所からカメラを少し右に振っての撮影で、すでに冠雪した朝日連峰が見えています。 左沢までの車窓からはこれも真っ白になった月山を遠望することも出来、この地の冬はもうすぐそこまで来ていることを感じさせてくれました。
画面中央付近が終点の左沢駅です。
2021.11.18
JR東日本 釜石線 宮守 - 柏木平
5連の優美なアーチで有名な釜石線の宮守川橋梁、通称めがね橋で、通過しているのは釜石行きの快速はまゆり号です。下を流れるのは宮守川で最終的には北上川に流れ込んでいます。
手前の黒っぽい石造の橋脚は岩手軽便鉄道時代から1943年に現橋に改修されるまで使われていた旧橋のもので、中央はほぼそのまま、両側には下部のみを残して現存します。
2023.5.30
JR東日本 男鹿線 天王 - 船越
男鹿線は男鹿半島八郎潟の南を走りますが、天王駅と船越駅の間で八郎潟の残存湖と日本海を結ぶ船越水道と呼ばれる水路を渡ります。 この橋梁は大半はコンクリート製の上路ガーターですが、写真右手の赤と青に塗装された部分は鉄桁になっていて、かつては舟を通すために上下させることが出来たそうです。
列車左側に遠望されるのは寒風山で、山頂には展望台があり八郎潟から秋田平野、日本海が一望出来ます。
男鹿線は2021年3月から蓄電池車ACCUMによる運行となり、終点男鹿駅にはその為の充電設備があります。 また、このACCUMは香椎線で撮影したJR九州のDENCHAと基本的には同じ車両で、電化区間に隣接した比較的距離の短い非電化区間で気動車の置換用として採用されました。
2023.4.24
JR東日本 男鹿線 脇本 - 羽立
天王-船越の写真で遠望される寒風山は標高355mで山頂まで車で登ることができます。 写真は山頂近くの駐車場からの撮影で、寒風山という程ですからこの日も風が強く、手を離すと三脚ごとカメラが吹き飛ばされる様な状況でしたが、なんとか持ちこたえて?列車を撮影することができました。
この写真は季節的にもイマイチですが、5~6月頃になれば緑も美しく、水田も水鏡になって美しい景色の中を走る列車が見られそうです。
2023.4.24
JR北海道 富良野線 西中 - ラベンダー畑(臨)
旭川と富良野を結ぶJR富良野線の西中と中富良野の間にラベンダーの花が咲く季節にだけ開業するラベンダー畑駅があり、シーズンには観光スポットであるファーム富田を訪問する観光客で賑わいます。 この写真はこのファーム富田の香水の舎の展望台から撮影しました。 6月はラベンダーには少し早く、また生憎の曇天でしたが、春の彩の畑を前景に、多少雲に隠れてしまったものの富良野岳を背景に撮影することができました。
尚、ファーム富田の花人の舎にはちょっと感動的な富良野のラベンダーの歴史についての展示がありますので、ご訪問の際はぜひご覧ください。
写真のノロッコ号はこの駅に停車する観光列車で、右端のオクハテ510客車の先頭に運転台があり、富良野行の場合は左端のDE15が後ろから押す、ちょっと珍しい運転形態になります。
2014.6.17
JR北海道 石勝線 トマム - 新得
札幌・千歳と道東の帯広・釧路をショートカットする石勝線の特急スーパーおおぞらです。 トマム-新得とありますが実際にはトマム駅構内で、遠方に見えるトンネル状のものは構内のポイント部分を覆う雪庇です。 石勝線は単線でかつ駅間も長いので、各駅のポイント部分には同様な雪庇があり、冬季の安定運行確保に備えているようです。
この線の新得〜新夕張は特急列車しか走らない特別な区間で、この区間内の乗車に限っては普通乗車券のみで特急自由席が利用できる特例が定められています。
2014.6.19
JR北海道 留萌本線 増毛
深川からの留萌本線は留萌を出ると日本海沿いの漁村を辿るように走り増毛に到着します。 留萌〜増毛間はJR北海道から平成28年度中の廃止が通告されており、この終着駅に列車が通うのもそう長い期間ではなくなりました。
私にとっての終着駅のイメージである、古びた駅舎と気動車の組み合わせそのものということで、このHPにはめずらしく駅に停車中の列車の写真となりました。
2015.10.1