福岡市東区にある貝塚と新宮町の西鉄新宮を結ぶ西鉄貝塚線は他の西鉄路線とは接続していない独立路線で、線路幅も1067mmと他の西鉄路線の1435mmとは異なっています。写真の600形は主に1960年代に大牟田線に導入された車両ですが、軌間が異なるため1990年代以降に台車を履き替えたうえて貝塚線に投入されました。
短いアーチが連続するこの美しい橋梁は1932年に建設された名島川橋梁(川の名前は多々良川)で、土木学会の土木遺産に登録されています。
2025.3.26
筑豊電気鉄道 筑豊直方 - 感田
筑豊電気鉄道は鹿児島本線の黒崎最寄りの黒崎駅前と、JR直方駅とは800m程離れた筑豊直方を結ぶ私鉄です。黒崎駅前~熊西が以前は西鉄北九州市内線で、筑豊電鉄は同線と相互乗り入れしていた経緯から、現在も全て路面電車タイプの車両で運行されています。
ここは筑豊直方駅に近い遠賀川に掛かる橋梁で遠賀川左岸から東を向いて撮影しており、鉄橋を渡りきると直ぐに筑豊直方の駅があります。車両は2015年から導入が進む低床車5000形です。
2025.3.25
筑豊電気鉄道 筑豊香月 - 楠橋
筑豊電気鉄道の沿線は殆どが住宅地ですが、車両基地のある楠橋から筑豊香月にかけては周囲に農地が広がっています。左隅のお城状の建物は「楠橋城」と呼ばれており、ネットで調べると多少いわくつきの建築物のようですが、折角なので遠景に取り入れてみました。
現在主力である写真の2000形は近代的な外観ですが、釣り掛け駆動なので昔懐かしい「釣り掛けサウンド」が楽しめるほか、3台車の連接車であることから3回、等間隔で響くジョイント通過音も楽しめます。
2025.3.26
熊本電鉄 藤崎宮前 - 黒髪町
熊本電鉄は市中心部の藤崎宮前やJR接続駅である上熊本と御代志(みよし)を結ぶ私鉄で、かつては御代志より先の菊池温泉まで線路が伸びていたのですが1987年に廃止されました。路線としては上熊本~御代志が菊池線、藤崎宮前~上熊本が藤崎線となっています。
藤崎宮前と黒髪町のちょうど中間あたりにある写真の区間は併用軌道で、元地下鉄車両などが路面を走るということで割と有名な撮影スポットになっています。熊本電鉄の主力車両は元東京メトロ銀座線の01系、日比谷線の03系、静岡鉄道から導入された写真の1000系で、01系、03系にはご当地キャラ「くまモン」のラッピング編成があり、外国人客などにも人気のようです。
2025.3.28
熊本市電 通町筋 - 熊本城・市役所前
熊本市電は鹿児島本線の上熊本、熊本、豊肥本線の新水前寺でJRと接続し、それらと市内中心部を結ぶ熊本市の基幹交通機関です。熊本城や水前寺成趣園の観光の足でもあり、通町筋の電停からは写真の本丸御殿(修復中)を見ることが出来ます。
2025年の3月25日、この鉄道旅行の直前に熊本城・市役所前電停付近(通町筋の隣の電停)で起きた追突事故で26日まで不通や部分運休があり心配したのですが、27日からは復旧してこの撮影も可能になりました。
市電の車両は1950年代に製造された1000番台のものから低床車までバラエティに富みますが、写真の2400形が2024年から導入された最新型です。
2025.3.28
熊本市電 花畑町
手前の電停は花畑町、奥に見えている丸いビルは「さくらまち くまもと」という最新の商業施設で、広々とした前庭と共に新しい熊本の観光スポットとなっています。
花畑町の交差点には歩道橋がありこのような俯瞰撮影が可能で、写真は辛島町電停方向ですが、反対側の熊本城・市役所前電停方向には熊本城の天守閣も遠望することが出来ます。(但し市電との撮影は困難)停車中の車両は左側(熊本駅前方面)が米国の友好都市に因んだ8800型サンアントニオ号(8802)、右が0800型低床車です。
2025.3.28
高松琴平電鉄 高松築港 - 片原町
小豆島、高松の観光旅行中に、ちょうどこの撮影場所近くの香川県立ミュージアムで鉄道展が実施されていることを知り、少し時間をとってこの展示を見に行った際に撮影したものです。
車両はご存知の元京急の1000系で、背景は玉藻城の旧東之丸良櫓です。
2011.11.10
ゆいレール 那覇空港 - 赤嶺
モノレールは高いところを走る上に、駅もホームドアなどがあって撮影する場所も限られますが、この那覇空港駅は赤嶺駅方向がガラスの壁もなくオープンになっていて、モノレールのポイントを渡る車両を安心して撮影することができます。
ちなみにこの駅は東経127度39分8秒、日本最西端の駅です。(ちなみに隣の赤嶺駅が北緯26度11分36秒、日本最南端の駅ということになっています。)
2007.10.24