神戸電鉄 田尾寺 - 二郎
神戸電鉄は新開地から六甲を越えて東は有馬温泉/三田、西は粟生を結んでおり、線形はアップダウンやカーブの多い山岳線ですが、一方で家が建てられそうな場所にはことごとく住宅やマンションが建設されており、開発出来ない山の中の風景と、開発された都市近郊の風景が交互に現れる不思議な路線です。
この二郎(にろう)のあたりは神戸側からの宅地開発と三田側からの宅地開発の狭間の、同沿線では恐らく最もローカルな景色が残っている場所で、二郎も鄙びた無人駅です。 今回は田植えには少し早すぎたのですが、田には既に水が張られていましたので、5月の中旬には水鏡の綺麗な景色が見られそうです。
2012.4.28
神戸電鉄 鈴蘭台 - 鵯越1
鵯越(ひよどりごえ)という地名は源平合戦一の谷の戦いで有名ですが、ここにある石井ダムから神戸電鉄が俯瞰できるという情報をネットで見つけたので、鈴蘭台駅から2.5km、40分程歩いて行ってみました。 この日は空気が澄んでいたこともあって、ご覧の様に手前に神戸電鉄、遠景に神戸市街さらには関空を望む、期待通りの景観が楽しめました。
因みに駅から石井ダムへの道は舗装されていますが関係者以外の車の乗り入れは出来ないので、安心して歩けますし、六甲全山縦走路に近接しているとのことで、ウォーキングを楽しんでいる方も散見されました。
2017.6.3
神戸電鉄 鈴蘭台 - 鵯越2
鈴蘭台 - 鵯越1の地点に行く途中に、道路脇に案内看板と休憩所?のある場所があり、菊水山のトンネルの入り口近くの列車が頃合いのカーブを走行する写真が撮影できます。 ダムからの写真に予想以上に時間を掛けてしまったので正面に光が当たらなくなってしまいましたが、正午少し前あたりが一番光線の具合が良いかもしれません。
2017.6.3
北大阪急行 桃山台 - 千里中央
地下鉄御堂筋線は淀川以北はずっと地上を走りますので、アングルは多少限られるものの、新御堂筋両側のビルを背景にした都会的な写真や、意外にも桃山台駅などからは望遠で北摂の山を背景にした写真が撮影出来たりします。
写真の場所は千里中央と桃山台の中間の歩道橋の上。 地下の千里中央駅に進入する列車を撮影できます。
尚、向こう側に見えている歩道橋からは大阪モノレールの撮影も楽しめます。
2008.5.12
大阪メトロ 弁天町 - 九条
一般的には写真の撮り難い地下鉄ですが、大阪メトロの中央線は阿波座~コスモスクエア間で地上に顔を出してくれます。写真を撮影しているのは弁天町駅の本町方面行きホームの東端で、もちろん柵の中から安全に、信号柱などにも煩わされずに撮影ができます。
写真は2025年4月13日から開催される大阪万博輸送用に宇宙船をイメージして作成された400系。ロングシートの背もたれが高いせいで側窓が小振りですが、なかなか未来的な顔つきではありますね。
2025.4.6
嵐電 車折神社 - 有栖川
昨今はひょっとすると半分以上外国人観光客?といった感もある嵐電ですが、車折(くるまざき)神社駅と有栖川駅のちょうど真ん中あたりで渡るのがこの有栖川です。駅間の中央といっても両駅は500m程の距離しかありませんので、どちらの駅からも10分足らずです。JR嵯峨野線もこの場所の上流300m程の場所で渡河しており、この場所から通過するJR車両も見ることができます。
写真の車両は1994年の京都遷都1200年を記念して導入されたレトロ調のモボ21形です。
2024.10.10
叡山電鉄 市原 - 二ノ瀬
下の写真の撮影日付は2007年6月なので、叡電の撮影は実に18年振り・・・ということになります。叡電さんご無沙汰してごめんなさい。(鞍馬寺や貴船神社の訪問には乗車していますが・・・)
この場所は二ノ瀬駅から市原駅方向に徒歩5分くらいの場所で、市原側からだといわゆる「モミジのトンネル」の出口付近になります。この日も青モミジということで電車は徐行運転してくれていました。
ところで手前のプレートガーター橋梁をよく見ると、補鋼材の上下が曲げ加工されていて、この記事で紹介した武豊線の橋梁と同じような形態になっていました。歴史のある橋梁なのかも知れませんね。
2025.4.30
叡山電鉄 二ノ瀬 - 貴船口
叡電も市原あたりまでは途切れなく家並みが続きますが、市原を過ぎると「紅葉のトンネル」始め山間に分け入った感が強まります。 叡山電鉄は最急勾配66.7パーミルのある山岳鉄道なのです。
無人の二ノ瀬駅から、北の夜泣峠の方向に5分程、富士神社の手前に踏切があり、そこから貴船口の方角を望遠で写したのがこの一枚です。
2007.6.23
叡山電鉄 貴船口 - 鞍馬1
貴船口の駅は、ホームの鞍馬よりが半分渓谷にはみ出たようになっていますが、このホームの先から鞍馬の方角を見ると、鉄橋越しになかなか好ましいSカーブがあって、下り坂を降りて鉄橋を渡って駅に進入する電車を撮影できます。
駅の周辺もうろついてみたのですが、どうしても線路を仰ぎ見るようなアングルが多く、安直ですがこの写真に落ち着きました。
2007.6.23
叡山電鉄 貴船口 - 鞍馬2
「山笑う」この季節、新緑と電車の組み合わせを狙って、貴船口駅の鞍馬駅よりにある鞍馬川の鉄橋を渡る「きらら」を撮影しています。
撮影場所は県道38号線の殆ど路側帯も無いような場所ですが、38号線はこの辺りまでは2車線ありますし、車の通行量もそれ程多くないので、三脚の使用はともかく撮影していて危険・・・という程ではありませんでした。
2025.4.30
叡山電鉄 貴船口 - 鞍馬3
上の写真の場所より少し南側に路線バスの駐車場があり、その脇にあった満開の山藤を取り入れてみました。
叡電の撮影というとどうしてもインパクトのある900系(デオ900形)「きらら」に目が行ってしまいますが、今回は鞍馬線の主力である800系(デオ800形)に登場してもらいました。
2025.4.30
近江鉄道 近江八幡 - 武佐
遠望して樹木の種類が分かるような植物の知識は全くありませんが、近江八幡から武佐に向かって、沿線に桜並木らしきものがあり、桜の季節に一度訪問したいと思っていました。 安土で桜を撮影した帰路、武佐まで運転席後ろのかぶりつきで確認した結果は予想通り、駅間で沢山の桜並木が確認できました。 写真は武佐から徒歩15分程の場所で、遠景左手にうっすら霞んでいるのはびわ湖対岸の比良山系、正面は八幡山でロープウエイの山上駅が見えています。 手前は麦畑、このあたりは二毛作が行われているようですね。
2019.4.8
近江鉄道 市辺 - 太郎坊宮前
近江鉄道は1898年(明治31年)創業の本線と、1913年(大正2年)に八日市口と新八幡(現近江八幡)を結んだ湖南鉄道を出自とする八日市線から成っています。 撮影線区の八日市線は現在はJR琵琶湖線のフィーダー的存在となり、日中でも1時間に2本(本線は1本)の運行がある同社の稼ぎ頭となっています。
背景中央のごつごつした岩山には太郎坊宮があり、今回は黄金色の稲穂と太郎坊宮の取り合わせを狙ったのですが、残念ながら線路際に茂った雑草で足回りはすっかり隠れてしまいました。
2017.8.20
八日市 - 河辺の森
湖東平野の穀倉地帯である近江鉄道本線沿線には水田が広がり、水鏡から黄金色の季節まで日本の原風景の中を走るローカル私鉄を楽しめますが、市辺 - 太郎坊宮前にも記載したように、犬走りに繁茂した雑草が足回りをすっかり覆ってしまうような場所が多く、写真撮影には難点となります。
写真は八日市駅から約1km、旧御代参街道から少し線路寄りの場所での撮影で、この日の撮影時間帯は800形のラッピング車中心の運用で車両面では今一つだったものの、除草直後だったのか、足回りについては綺麗に見える写真が撮影出来ました。
2018.7.13
近江鉄道 五箇荘 - 愛知川1
近江鉄道は旧彦根藩士や近江商人が中心になって1898年(明治31年)に彦根〜八日市を開業した由緒ある私鉄で、鉄道歴史的にも見るべきものが多くあります。 登録有形文化財になっているこの愛知川橋梁もその一つで、創業時から今に至るまで現役で使用されています。
写真の車両は元西武101系を彦根の自社工場で改造した近江鉄道としては最新の100形「湖風(うみかぜ)号」です。 近年の同社車両は編成ごとに色々な塗色やラッピングが採用されて基本カラーが良く判らなくなってしまっているような状況ですが、幸いなことに最も桜映えするカラーの車両がやってきてくれました。
2018.4.3
近江鉄道 五箇荘 - 愛知川2
愛知川橋梁を真横から撮影したもので、最右岸側のみがポニーワーレントラス橋桁で、その左に上路プレートガーター橋桁が全部で9基連らなっています。 現在の愛知川の流路は写真の画角よりさらに左手にあるので、何故最右岸のみトラス橋桁なのか疑問に思いますが、昔の航空写真などを見るとちょうどこのトラス橋桁の辺りに愛知川の本流路があり、その後の上流の永源寺ダム建設などによって流路が移動したということのようです。
やってきた車両は近江鉄道の中では最も両数の多い800形で、そのうち鉄道むすめキャラクター「豊郷あかね」ラッピングの衣装をまとった編成でした。
2018.4.3
和歌山電鐵 大池遊園 - 山東
2006年に南海電鉄から貴志川線の経営を引き継いだのが和歌山電鐵で、猫の「たま駅長」に加え、「いちご電車」「たま電車」それに写真の「おもちゃ電車」といったユニークな車両達で今や鉄道ファン以外にも人気のある路線になりました。 これらの車両はいずれも南海電鉄から譲渡された2270系の改造車で、元をたどると高野線の22000系ズームカーです。
沿線は特に和歌山駅近くは住宅が建て込んでいますが、交通公園前あたりから周囲に田圃が目立ち始め、山東〜大池遊園ではちょっとした峠超えもあり、バラエティに富んだ電車と相まって色々な撮影が楽しめそうです。
2014.8.16