〔 2003.1.7〜12.27まで分 〕
〔 2002.1.6〜12.30まで分 〕
〔 2001.1.7〜12.21まで分 〕
〔 2000.1.8〜12.31まで分 〕
〔 1999.1.7〜12.28まで分 〕
〔 1998.8.3〜12.31まで分 〕
12月5日 | ウォーキング |
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歩くことが健康維持に良いことは、ほとんどの人が知っていることだと思います。でもなかなか続けて実行している人は少ないのではないでしょうか。私も運動不足で、以前から解っていながら実行が伴わないで、からだの機能や体力構造の弱体化を案じていました。でもやっと意を決して去る9月20日の敬老の日からウォーキングを始めました。先ず最初は40分を1週間、50分を1週間、1時間を1週間と徐々に距離を伸ばしましたが、1時間で7,400〜7,500歩位でした。3週間ほどで足腰に自信がついてきましたので、1万歩に挑戦することにしました。雨降りの日の為にレインシューズと合羽を調達し、風のきつい日も雨の日も、決断したからには何とか続けようと頑張って今日で2ヶ月半を経過しました。 日頃全く通ったことのない田んぼの真ん中の農免道路や琵琶湖岸に面した遊歩道、市内の東西南北を日によって方向を変えて歩いて来ました。すっかりおもむきを変えてしまっている町並みや景色、新しい発見や珍しい出逢いに感動し、自分が如何に「井の中の蛙 大海を知らず」であったかを実感しました。心のリフレッシュに留まらず、基礎体力の形成にも少しは効果があったのではないかと思います。
運動不足は、先ず心肺機能の低下。血液の循環が悪くなると、心臓への血流機能の低下で心臓の負担が重くなります。そして酸素不足による脳細胞の老化、胃腸の消化吸収力の低下、抗重力筋の衰えなど筋肉、骨、内臓、脳、そして気持ちに至るまで心身ともにいろいろ影響を及ぼすことにつながります。人の身体の道具は全て使うためにあります。使わなければその機能を忘れてしまい退化してしまいます。歩くことは、手足や内臓に留まらず五感をとぎすますにも大きな効果があると思います。私は、2ヶ月半のウォーキングに自信を深め、これからも続けて行きたいと思っております。 |
11月8日 | イラク復興支援って? |
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大量破壊兵器疑惑から始まったイラク戦争も、その大義が失われ、あの戦争は何だったのかという疑問の残る結果ではありますが、今度はその壊滅状態になったイラクを復興するために、世界中で多くのお金が必要になってきています。日本もイラク復興支援という名目で、ODA(政府開発援助)で無償資金協力15億ドル、有償資金協力35億ドル、計50億ドル(約5,500億円)を昨年のマドリード会議で約束しています。プラス自衛隊派遣費用が昨年242億円、今年135億円、計377億円が予選計上されています。勿論これ全て国民の税金です。その上自衛隊の派遣予定期間の12月14日を延長すると小泉純一郎首相は言っています。それもいつまでという期間設定なしで延長され、派遣経費はまだまだ増額されます。 小泉首相は、「我が国は自国の安全と繁栄を確保するためにも、国際社会の平和と安定のために積極的に貢献することが必要だ。自衛隊活動は、日本国民の善意を実行する部隊として高い評価と感謝の言葉が寄せられている」と力説されていますが、実態はどうなのでしょう? 昨日(11/7)イラク暫定政府がイラク全土(クルド自治区除く)に60日間の非常事態を宣言するほど混乱しています。イラクのファルージャを中心に反米武装勢力のテロ活動が激化していることに対しての処置とはいえ、大金を投じて人命のリスクを負いながら武力闘争をして平和が訪れるのでしょうか? どう考えても無理なように思います。
イラク戦争には、いろいろな考え方や意見があり、世界中の論争の的になっていますが、その根源は宗教戦争のように思います。イスラム教に対してのキリスト教も、お互いがその本来の教えに反して攻撃にたいしての報復を繰り返して、「神」の名の下に自我を強調しあっているように見えます。お互いが意地を張り合って報復合戦を繰り広げていても、決して平和的解決にはなりません。いわゆる底なしのドロ沼へのめり込むだけだと思います。その為に何千億円いや何兆円という税金を投じて、イラクの復興は達成されるのでしょうか? |
10月10日 | 地球温暖化 |
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日本の各地で暑い真夏日が続く記録更新が相次ぎました。このような異常気象も、地球の温暖化が進んでいる影響ではないかと思われます。地球や人類にとっても、必要以上には有害な紫外線を防いでくれるオゾン層を破壊するフロンや臭化メチルや二酸化炭素などの排出量を削減しようとする地球環境の保護への動きは、1987年のモントリオール議定書から採択されてきました。それでもなかなかうまくいかず、1997年12月世界の各国が集まり、京都議定書を採択しました。京都議定書は、地球温暖化防止の為の温室効果ガス排出の国別削減率や基準年や柔軟条項などを規定する国際的な約束です。にも拘わらず、世界の約4割もの使用量を持っているアメリカは、京都議定書から離脱し、その上モントリオール議定書で決められた「2003年以降は1991年の30%以下にする」という各国共通の削減約束も守らず、まだその上に2004年は35%止まりにも拘わらず2005年は2004年度の30%増やして欲しいという勝手気ままなことまで主張するありさまです。 しかしアメリカは相変わらず離脱したままですが、今年に入って9月30日にロシアが京都議定書を批准する動きになってきました。地球環境の急速な悪化を考えると、各国とも発効を推進し、より一層の温室効果ガス削減の努力をしなければなりません。日本も2008年〜2012年に1990年と比べて6%削減する約束をしています。最近は省エネ商品の開発や、太陽光パネルの設置など再生可能なエネルギーの開発の研究や、ハイブリッドカーへの買い換えなどCO2排出削減意識も向上し、いろいろな試みが為されています。非常に結構なことだと思います。でもまだまだ目標にはほど遠い効果しか上がっていません。もっと国家的指導力を発揮していただいて、全国民がこのことに目覚めて努力しなければならないことだと思います。政治的には、郵政民営化問題、道路公団問題、年金問題、教育問題、福祉問題、地方行政三位一体改革問題、行政改革、拉致被害者問題など枚挙にいとま有りませんが、地球温暖化防止対策も決しておろそかにしてはいけない大きな問題だと思います。 |
9月10日 | スポーツの秋 |
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金メダル16個、銀9個、銅12個、計37個のメダルを獲得して、大いに湧いたアテネオリンピックも終わり、次の楽しみはセ・パ両リーグの優勝争いと日本シリーズへと興味を向けようと思っている矢先に、近鉄とオリックスとの合併問題から、1リーグ制やいや2リーグ制でないと・・・などフアン、選手、球団オーナーを巻き込んだプロ野球界の混乱に突入してしまいました。近鉄・オリックスの合併問題を1年凍結し先送りしなければ、ストを決行するというプロ野球史上始めての強行手段も取り沙汰されています。一体どうなることやら? アメリカのメジャーリーグでは、マリナーズのイチローが4年連続200安打達成やシスラーの持つ年間最多安打記録257本を更新するかどうかに興味が向けられていますが、日本国内ではまだまだ話題が少ないように思います。野球に限らずスポーツに熱狂するのは、一般人には真似の出来ない高度な技術、その選手の個性的で得意な型、試合の戦術や戦略の妙など興味を持たせる魅力がなけれならない。どうも最近のスポーツ界には、強烈な個性を持った選手が少ないように感じられます。 プロレスの力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木。相撲の大鵬、千代の富士。プロ野球では川上哲治、王貞治、長嶋茂雄などスーパースターと呼ばれる看板選手が欲しいですね。相撲、サッカー、ゴルフ、バレー、ラグビー界などどのスポーツ界であっても同じこと、超人的なスーパースターの出現によって人気は沸騰すると思います。何となくちょっと物足りない最近ですが、スポーツの秋を迎えるに当たって、びっくりするようなスーパースターの出現を期待したいですね。 |
8月4日 | うそ?ほんと? |
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世の中には、うそかほんとうなのか識別出来ないことは無数にあります。その為に犯罪やもめ事に対して司法制度があって、法律によって公正に判断が下されるシステムになっています。でもそれでも絶対に間違いなく正しく判定されるとは限りません。でも私達は正しいものは正しい!間違っているものは間違いだ! と真実が実証されることを願っています。 毎日のようにマスメディヤを賑わしている事件や犯罪のみならず、日常生活の中で真実を偽って、騙されていることは数え切れません。その為何とか科学の力で高度な研究の力で、その「うそ」を暴く方法はないものかと追求されています。その一つに、うそを言った時の心理的動揺によって起こる心拍数や、その時の発汗量によって計測される「うそ発見器」も開発されました。最近では、魚類の「養殖もの」と「天然もの」とを識別出来る技術が、農林水産消費技術センターで開発されたようです。魚の「えさ」の違いで脂肪の成分が異なり、魚の脂肪酸の含有量によって見分けるシステムだそうです。 もっと驚くべき最新技術がICタグの開発です。0.4o角の小さなIC(集積回路)チップにさまざまな情報が記憶されていて、そこに電波を当てることによって瞬時に内臓アンテナから電波が発信され、入力されている情報を読みとる事の出来るシステムです。このICタグ(電子荷札)を農産物に埋め込ませて置けば、生産者・使用農薬・出荷日・流通経路など一瞬にして判るから、うその表示がしづらくなるという。商品の安全性の観点から画期的なシステム開発ではないでしょうか。 食品表示の「うそ・ほんと」に限らず、世の中の出来事の「うそ・ほんと」、人の誠実さの「うそ・ほんと」となると何がうそで何がほんとなのか判断出来ないことが多すぎます。もっと単純に判別できるシステムってものはないものでしょうか? この世の中真実が判りづらいことが多すぎますね。 |
7月9日 | 熱中症 |
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先日ゴルフをしていて、16番ホールまで来てアプローチをしようと思った時に、メンバーの友人が突然倒れて起き上がれなくなってしまいました。一瞬何が起こったのか判らず、慌てて駆け寄りましたが、足がつって「こぶらがえり」になった状態で身動き一つ出来ない状態になってしまっていました。炎天下の中で汗をびっしょりかき、足をけいれんさせ「痛い!!あっ痛いっ〜!あぁぁ〜〜!」とわめき叫ぶばかりで、メンバー皆やキャディさんもどうして良いのか、うろたえるばかりでした。
勾配の下になっている頭を全員で回転させ、坂の上に頭の位置が来るようにして、傘をさして日陰を作り、持っている飲料を飲ませ、足首をつり上げるように押し上げ、懸命に応急処置を施しながら、フロントに連絡をとりカートで迎えに来ていただき、クラブハウスまで移動させました。冷房の効いた部屋で衣服をゆるめて寝かし、塩分の含んだ飲料水を飲ませ、足を高くしてのマッサージやストレッチを繰り返している内に、徐々に回復に向かい1時間余りでようやくちょっと元気を取り戻されました。取り敢えず一安心しましたが、ゴルフどころではありませんでした。
気温や湿度が上がり、体温調節に障害が生じるのが熱中症で、筋肉の痛みを伴うけいれん、めまい、頭痛、吐き気、重い症状の熱射病では、意識障害が起こり死亡に至る場合もあるという。汗の原料は血液で、汗腺で赤血球などを取り除き、水分と塩分が分泌される。しかし失われた水分を補給しないと、血液を大量に必要とする脳など中枢神経系に影響が出るということです。
しかし、水分を補給するだけでは十分ではなく、のどの乾きを感じるのは、体内での塩分濃度が高まったときであり、その為水分だけを補給すると、今度は塩分濃度が低下し、からだは充分水分を取ったと判断し、必要な量を飲めないまま脱水状態になったり、筋肉のけいれんを起こしたりする場合もあるという。その為には、塩分濃度0.1〜0.2%の食塩水か、塩化ナトリウム入りのスポーツドリンクを補給する必要があるということです。スポーツドリンクには、ナトリウム、カリウム、アルギニンや糖類、クエン酸なども含まれていてバランス良く摂取出来るように調合されているので効果的ではないでしょうか。 |
6月3日 | 肥満の弊害 |
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最近以前よりどうもお腹が出てきたようだ。体調が良いのでつい食べる量が増えているにも拘わらず、運動量は増えていないようだ。このようにすぐたまりやすいのが中年男性に多い内蔵肥満で、腸管や内臓の周囲に脂肪がたまって、お腹が出張って来る肥り方です。このような内蔵脂肪は、燃焼しやすいけれども燃焼すると代謝物質が肝臓に運ばれ、中性脂肪やコレステロールを作ってしまうと言われています。その為インシュリンの活動に影響を及ぼし、糖尿病の原因になったり、血流に作用すると高血圧になり、動脈硬化につながる場合もあるということです。
肥っていてもお相撲さんやプロレスラーのように運動量の多い人は、皮下脂肪が多く内蔵脂肪が少ない肥りかたなので、弊害の少ない肥満のようです。皮下脂肪は、たまりにくく燃焼しにくいので、エネルギー源としては長期保存に適しています。だから皮下脂肪をためやすい女性は、男性に比べて持久力があると言われています。 |
5月9日 | 母の日 |
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今日9日は、5月の第2日曜日「母の日」です。母の日には赤いカーネーションをお母さんに贈り、お母さんの居ない人は、白いカーネーションを捧げて亡き母を偲ぶ習慣がもう一世紀も昔から続いている。何故カーネーションなのかは知らないが、このカーネーションは、ヨーロッパ地区のダイアンサスという花と中国の石竹を交配して作られた花と言われている。子供は、お父さんとお母さんとの関係によって生まれてきた訳だから交配種のカーネーションが妥当なのだろうか? 私は勝手にそう思っていますが・・・? 「母の愛は、海よりも深く山よりも高い」と言われるように、生まれてこのかたあらゆる艱難辛苦に立ち向かって、優しく温かく見守って育ててくれた愛情に代償を求めて尽くしてくれた訳ではない。即ち無償の愛であるが故に尊いのである。物の価値尺度に金額を当てはめるほど見苦しいものはない。最近昨年度の所得ランキングなどが公表され、高額所得者が如何にも立派な人間のように思わせる表現に比べたら、母の愛はそんなものと比較にならない。私は、母を亡くしてしまったが、私の母が世界一、究極の母であったと今でも思っている。だから今日「母に日」にささやかながら白いカーネーションを墓前にお供えしてきた。 日本は平和で豊かに暮らしているが、今世界では飢餓に苦しみ、病魔に冒され、罪もない子供たちがたくさん亡くなっている。イラクでも戦火にまみれて毎日のように多くの人達が亡くなっている。その人達も私と同じように、母への思いは同じだろうと思うし、彼等のお母さん達はどんな思いで悲しみを堪えておられるのだろうか? 「母の日」が世界中に広がって、母の愛に感謝の気持ちを捧げようとするこの日ではありますが、気の毒な親子のいる世の中を思うと、複雑な思いと共に罪なき人達が亡くなっていく世の中からの脱却を願ってやまない。 |
4月10日 | 21世紀のシルクロードへの期待 |
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シルクロードには、紀元前139〜126年にかけて張騫(ちょうけん)が通ったと言われるルートや、629〜645年、玄奘(げんじょう)=三蔵法師が通ったと言われるルート、1271〜1275年、マルコポーロが元に行ったルートなど諸説ありますが、長安から敦煌(とんこう)・天山山脈の山麓を通って、パミール高原を越え、アフガニスタン・イラン北部を通り、地中海海岸に至るルートが主要であったと言われています。紀元前2世紀ごろから、中国特産の絹がこの道を通ってローマ帝国まで運ばれたので、「絹の道」即ちシルクロードと呼ばれています。 このように古代から中国と西アジアを結んだシルクロードは、物流や宗教など経済交流・人的交流などさまざまな文化の交流に大きな役割を果たしてきました。このシルクロードを拡張整備し、日本を起点に32カ国が参加し、東アジアとトルコを結ぶ総延長14万キロに及ぶ壮大な道路網を造る「アジアハイウエー」計画が具体化されようとしています。この立案は、1959年に国連で採択され、アジア⇔ヨーロッパの交流促進とアジア一体化を目指そうとしましたが、ベトナム戦争、カンボジア内戦、ソ連のアフガン侵攻やアジア各国の内戦や国境紛争など激動する世相が続く中で、計画は混迷を余儀なくされてきました。
米ソの冷戦終結後、ようやく平和なアジアが甦ってきて、アジアの一体化が話題に上がりかけてきた矢先に、湾岸戦争・米中枢同時テロからアフガン戦争・イラク戦争・北朝鮮問題など、シルクロード計画を混乱に陥れる諸問題が続発しています。そんな中でも参加国は倍増し、今月末に上海での国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)総会で関係32カ国が政府間協定に署名する動きになってきました。 |
3月5日 | 食べ物を見直そう |
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アメリカのBSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼や焼き肉が食べられないと大騒ぎになっている最中に、今度は国内で高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が出て鶏肉や卵の市場が大混乱に陥っています。過去にはチクロ、ズルチン、サッカリン、赤色2号、防腐剤、漂白剤など食品添加物で大騒ぎになったこともありました。なるほど食品の安全と安心を求めることに誰しも異論はないと思います。でも一昔前まではこのような社会問題になるような食品問題はなかったのではないだろうか。どうしてだろう? その一つには、日本が豊かになりグルメ志向が高くなりすぎてしまった。テレビの料理番組の多さ、新聞や雑誌のグルメ広告の賑やかさ、外食産業の熾烈な客引き合戦など食べる話題と情報の嵐です。何とか安くて美味しいものを血眼になって探して食べまくり、挙げ句の果ては食べ過ぎて肥満に悩み、そしてダイエットに悩むとは・・・これはどう理解したらいいのでしょう? もう一つには、貿易の自由化によって、全世界から多くの食品が輸入され、食材がバラエティに富んできたことです。その理由と原因は、日本の食品自給率40%という台所事情があるからでしょう。国際貿易の均衡と友好協調という側面もありますが、自給率40%とは先進国としては、余りにもお粗末な食料事情と言わざるを得ません。 最近になってようやく資源の友好利用、リサイクル、省エネなどと「限りある資源の大切さ」に気付き始め、質素・倹約の精神が根付き始めたように感じられますが、食材にも昔を思い出し、地域に根ざした物、ちょっとぐらい変形の農産物、形の揃わない果物、見失われつつある海産物など身近にある食材の活用法を勉強して、輸入食品の依存率を下げ食品自給率の向上を目指すべきではないでしょうか。牛丼や焼き肉、焼き鳥が食べられなくても、立派に健康を維持できる食事は摂れる筈です。みんなでもっと考えましょう! |
2月7日 | 情報とは? |
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アメリカのブッシュ大統領やイギリスのブレアー首相が、イラク戦争開戦の大義について議会や国民から情報操作があったのではないか?との疑惑で厳しく追及を受けています。この問題に限らず今世界を驚愕させているSARS(重症急性呼吸器症候群)やBSE(牛海綿状脳症)や高病原性鳥インフルエンザにしても、その初期情報の正確性と対処のスピードによって、その後の感染防止に大きく影響を及ぼすことは言うまでもないことです。事件や事故に限らず世の中の情報は、テレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌などのメディアに限らず人から人への口コミでも瞬く間に多くの情報がまき散らされていく。しかしこれ等の情報が誤った情報として与えられる可能性も充分認識しておく必要があります。情報化社会とお題目のように言われることに誤りではありませんが、必ずしも正しい情報ばかりではないことを認識して、自分の責任においてその正誤の判断をしなければなりません。 飛行機や宇宙ロケットを組み立てられているパーツは、充分テストされ精密で安全でめったに壊れるような機材は使われていない筈です。でもその部品が何千何万個と組み合わされ、もしその内の一つでも壊れたりしたら、全体に影響を及ぼし大惨事になる可能性を秘めています。非常に恐ろしいことです。情報化社会というものは、このように小さな情報が社会全体に支障を来す恐ろしい社会なのです。今マスコミを賑わしているニュースは、ほんとうに正しい情報の組み合わせなのでしょうか? 私たちはそのことを十分わきまえて冷静に判断しなければなりません。情報とは・・そのように常に大きな危険に満ちあふれている怪物だと思います。 |
1月17日 | 言葉は難しい |
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日本には言葉にまつわることわざが沢山ある。「立て板に水」のように話す。「口三味線に乗せる」話術。「言うは易く行うは難し」と口先だけの言葉には「舌は禍の根」になったり、「禍は口から」とも言われ、「人の口には戸が立てられない」のが世の中の通例である。そのように「出る杭は打たれる」ことは多いが「人の噂も75日」といずれ忘れ去られる。
特に政治家の表現には、国民やマスコミの反響が高く、新聞やテレビで大きく報道される。以前に森前総理が「子どもを産まぬ女性を将来、税金で面倒をみるのはおかしい」と言って叩かれた。また鴻池防災担当大臣が、長崎の幼児誘拐殺人事件で「12歳の子どもでは法律で罰せられないから、少年の親は市中引き回しの上、打ち首にしろ」と、例え話にしろ暴言をはいてしまった。めったに失言をしないのが取り柄とも言われている小泉総理も、自衛隊のイラク派遣問題で「敵に殺されることもあれば、相手を殺すこともないわけではない」と、あり得る可能性について発言したにしろ、極めて過激な表現と言わざるを得ない。石原東京都知事も、外務省の田中審議官の家に爆弾らしき不審物が見つかったことに関して、「そりゃ当たり前だ」とテロを容認するようにも解釈できる問題発言をしている。 このような失言や暴言とも思われる言葉には、その前後の説明や表現の流れの中で、ちょっと口を滑らした一説だろうとは思いますが、「禍は口から」「舌は禍の根」となることを肝に銘じて「人の口には戸が立てられない」ことを理解していただきたいと思います。言論の自由、表現の自由とは言うものの、人間感情を無視した表現は理性ある人の言う事ではない。特に国民を代表している政治家には心して欲しいものです。 |
〔 2003.1.7〜12.27まで分 〕
〔 2002.1.6〜12.30まで分 〕
〔 2001.1.7〜12.21まで分 〕
〔 2000.1.8〜12.31まで分 〕
〔 1999.1.7〜12.28まで分 〕
〔 1998.8.3〜12.31まで分 〕