伊勢湾台風の被害状況
昭和 34年 9月 26日伊勢湾台風が襲来した。伊勢湾台風により琵琶湖水位が平均水位より約 1m上昇した時に、近隣を流れる 1級河川日野川が、9月 27日の未明に近江八幡市小田町地先で決壊した。その水流が水茎干拓方向に流れて干拓堤防も決壊した。
その結果は、干拓地の水位は、干拓堤防に囲まれて洪水の流入水位が高いので、周囲の氾濫水位より上昇し、被害も増大した。
復旧は、まず日野川堤防を仮復旧し、その後、干拓堤防の復旧がされた。排水ポンプの運転再開とあわせて仮設排水ポンプの設置及び運転がされたが、全てがポンプ排水のため、排水が完了するまでに約 40日の日数を要し、その後地区内の本格的な復旧作業が行われた。
伊勢湾台風被害状況の写真
屋根まで水に浸かった民家
水没した民家
破壊された民家
破壊された民家
２階から家財道具の搬出
屋根に穴をあけて家財道具の搬出
